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公開番号
2025027414
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023208621
出願日
2023-12-11
発明の名称
車両の航続可能距離情報提供装置および方法
出願人
現代自動車株式会社
,
HYUNDAI MOTOR COMPANY
,
起亞株式会社
,
KIA CORPORATION
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60L
3/00 20190101AFI20250219BHJP(車両一般)
要約
【課題】本発明は電気自動車で航続可能距離情報をクラスターなどの表示装置を介して表示して運転者に提供する装置および方法に関する。
【解決手段】車両の航続可能距離情報提供装置および方法は、車両がキーオンになって1ドライビングサイクルが開始した後、車両が走行した走行距離および累積電気消費電力量から平均燃費を決定する。また、1ドライビングサイクルが開始した後、所定の距離の走行区間ごとの燃費を平均したショート燃費を決定し、設定情報から、1ドライビングサイクル開始後の車両運転情報に相当する平均燃費反映の割合を決定する。決定された平均燃費反映の割合によって平均燃費およびショート燃費が反映された航続可能距離情報であるガイドDTE(Distance To Empty)を決定し、決定されたガイドDTE値を表示するように表示装置の作動を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の航続可能距離情報を表示する表示装置と、
前記表示装置の作動を制御する制御器と、を含み、
前記制御器は、
車両がキーオン(key on)になって1ドライビングサイクル(Driving Cycle)が開始した後、車両が走行した走行距離および累積電気消費電力量から平均燃費を決定し、
前記1ドライビングサイクルが開始した後、所定の距離の走行区間ごとの燃費を平均したショート(short)燃費を決定し、
設定情報から、前記1ドライビングサイクル開始後の車両運転情報に相当する平均燃費反映の割合を決定し、
前記決定された平均燃費反映の割合によって前記平均燃費およびショート燃費が反映されたガイドDTE(Distance To Empty)を決定し、
前記決定されたガイドDTE値を表示するように表示装置の作動を制御する、車両の航続可能距離情報提供装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記車両運転情報は、前記1ドライビングサイクル開始後の走行距離およびバッテリーSOCを含む、請求項1に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
【請求項3】
前記設定情報には、前記走行距離が0kmであるとき、前記バッテリーSOC全領域で前記平均燃費反映の割合が0に設定され、同じバッテリーSOCの条件で前記走行距離が増加するほど平均燃費反映の割合が次第に大きい値に設定される、請求項2に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
【請求項4】
前記設定情報で、平均燃費反映の割合は、同じ走行距離の条件で前記バッテリーSOCが低いほど次第に小さい値に設定される、請求項2に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
【請求項5】
前記設定情報は、前記走行距離が所定の距離以上の場合、前記走行距離の変化による平均燃費反映の割合の変化がないように設定される、請求項2に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
【請求項6】
前記制御器は、前記ガイドDTEを決定する過程で、
前記決定された平均燃費反映の割合から残りのショート燃費反映の割合を決定し、
前記平均燃費に前記平均燃費反映の割合を適用した燃費と、前記ショート燃費に前記ショート燃費反映の割合を適用した燃費とを合算した値にガイド燃費を決定し、
前記決定されたガイド燃費に現在のバッテリー可用エネルギーを掛けた値にガイドDTEを決定する、請求項1に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
【請求項7】
前記平均燃費を決定する過程で、前記制御器は、
前記1ドライビングサイクルが開始した後、バッテリー電圧とバッテリー電流とを掛けた電気消費電力を車両の走行中にのみ積算して前記累積電気消費電力量を決定する、請求項1に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
【請求項8】
前記ショート燃費を決定する過程で、前記制御器は、
前記1ドライビングサイクルが開始した後、車両の走行中に前記走行区間ごとの燃費を複数のバッファーに順次保存およびアップデートし、
前記複数のバッファーに保存された燃費を平均した値にショート燃費を決定する、請求項1に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
【請求項9】
前記制御器は、
現在の車両走行条件によるロー燃費関連情報およびハイ燃費関連情報を決定し、
前記決定されたロー燃費関連情報およびハイ燃費関連情報、および現在のバッテリー可用エネルギーに基づいてローDTE(Distance To Empty)値およびハイDTE値を決定し、
実時間航続可能距離である現在DTE値を決定し、
前記決定されたローDTEおよびハイDTE値、および前記現在DTE値を前記ガイドDTE値と一緒に表示するように表示装置の作動を制御する、請求項1に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
【請求項10】
前記制御器および前記表示装置は、前記ガイドDTE値、前記ローDTE値、前記ハイDTE値、および前記現在DTE値を、数字、グラフィックイメージ上の表示位置、グラフィックイメージの大きさ、およびグラフィックイメージの色相のうち選択された一つまたは二つ以上のものによって互いに比較可能に表示するように構成される、請求項9に記載の車両の航続可能距離情報提供装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電気自動車で航続可能距離情報をクラスターなどの表示装置を介して表示して運転者に提供する装置および方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、車両では、航続可能距離(Distance To Empty、DTE)を予測して運転者に知らせる機能が提供されている。例えば、内燃機関の自動車では、燃料タンク内の燃料残量(fuel level)を基づいて航続可能距離を予測し、クラスターなどを介して運転者に知らせている。
【0003】
同様に、バッテリーの電力でモーターを駆動して走行する電気自動車では、現在のバッテリー残存エネルギー(残存容量)に基づいて航続可能距離を推定してクラスターなどに表示している。
【0004】
電気自動車の場合、内燃機関自動車に比べて、充電スタンドの数が少なく、充電時間も長くかかるので、電気自動車において航続可能距離(DTE)に対する運転者の関心が高いしかない。
【0005】
このように、電気自動車では、運転者が航続可能距離(DTE)にもっと敏感であるので、走行中にバッテリー残存エネルギーに相応する航続可能距離を車両で実時間で正確に算出して知らせることが重要である。
【0006】
車両で航続可能距離についての情報を提供するために、バッテリー残存エネルギーとエネルギー効率(電費)との関係を用いて航続可能距離を推定することが知られている。例えば、米国特許第9,037,7327号公報(特許文献1)には、過去から累積した情報を用いて電費となるエネルギー効率を決定した後、前記決定されたエネルギー効率に現在のバッテリー残存エネルギーを掛けることで航続可能距離を決定する方法が開示されている。
【0007】
また、米国特許第9,574,889号公報(特許文献2)には、過去の航続可能距離および現在与えられた経路上の航続可能距離に加重値(weighted factor)を適用して組み合わせて最終航続可能距離を決定した後、前記決定された航続可能距離をイベント発生によって調整する方法が開示されている。開示の方法は、過去から累積した情報および前方のイベント情報を用いて航続可能距離を決定して調整する方式である。
【0008】
特許文献1では、未来の走行予測情報の不確実性を解消するために、過去のエネルギー効率を活用して航続可能距離を決定しているが、これは過去のエネルギー消耗傾向が未来にも維持されるはずであるという仮定の下に適用可能である。しかし、未来の交通状況が過去の走行時の情報と異なる様相を現すと、過去情報に基づくエネルギー効率に大きな誤差が発生し得る。
【0009】
特許文献2では、エネルギーを消耗させるイベントが発生する都度、航続可能距離をアップデートする。これは、残余走行経路上で当該イベントが及ぼす影響が過剰に代表されるかまたは過小に代表される結果をもたらすことがある。
【0010】
その他に、航続可能距離を推定および予測することができる多様な方法が知られており、車両の製造社ではそれぞれの方法で航続可能距離を予測した後、予測された航続可能距離情報をクラスターを介して表示して運転者に提供している。
(【0011】以降は省略されています)
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