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公開番号
2025027393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023132160
出願日
2023-08-14
発明の名称
シート付けエアバッグ装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60R
21/237 20060101AFI20250219BHJP(車両一般)
要約
【課題】乗員の頭部と車室の天井との間を通って膨張展開することで乗員のシート前方側に配置されるエアバッグ本体を有するエアバッグの展開性能を阻害することなく、そのエアバッグをコンパクトに収納できるシート付けエアバッグ装置を得る。
【解決手段】車両の衝突時にガスを噴出するインフレータと、インフレータから噴出されたガスが供給されることで、車両用シート12に着座した乗員Dの頭部Hと車室の天井との間を通ってシート前方側へ移動して膨張展開し、乗員Dのシート前方側に配置されるエアバッグ本体40を有するエアバッグ32と、を備えたシート付けエアバッグ装置30であって、エアバッグ32は、シート前方側から見た正面視で、車両用シート12のヘッドレスト18の外形に沿うように、シート幅方向両端部がシート下方側へ折り曲げられて、ヘッドレスト18に収納されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用シートに設けられ、車両の衝突時にガスを噴出するインフレータと、
前記インフレータから噴出されたガスが供給されることで、前記車両用シートに着座した乗員の頭部と車室の天井との間を通ってシート前方側へ移動して膨張展開し、前記乗員のシート前方側に配置されるエアバッグ本体を有するエアバッグと、
を備え、
前記エアバッグは、
シート前方側から見た正面視で、前記車両用シートのヘッドレストの外形に沿うように、シート幅方向両端部がシート下方側へ折り曲げられて、前記ヘッドレストに収納されているシート付けエアバッグ装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記エアバッグの前記シート幅方向両端部が、前記インフレータから噴出されたガスが供給されることで、前記乗員の頭部の左右両側を通ってシート前方側へ膨張展開する一対の前後チャンバであり、
前記エアバッグ本体は、
前記一対の前後チャンバの膨張展開に伴って前記乗員の頭部と車室の天井との間を通ってシート前方側へ移動するとともに前記一対の前後チャンバから前記ガスが供給されることで、前記一対の前後チャンバの間でシート後方側へ膨張展開し、前記乗員のシート前方側に配置される請求項1に記載のシート付けエアバッグ装置。
【請求項3】
前記一対の前後チャンバは、前記エアバッグ本体との境界部からシート下方側へ折り曲げられている請求項2に記載のシート付けエアバッグ装置。
【請求項4】
前記ヘッドレストは、前記車両用シートのシートバックと一体に形成されている請求項3に記載のシート付けエアバッグ装置。
【請求項5】
前記一対の前後チャンバの膨張展開時に、前記ヘッドレストが開裂することで形成される左右のエアバッグドアが、前記乗員の頭部に向かって捲れるように構成されている請求項4に記載のシート付けエアバッグ装置。
【請求項6】
前記インフレータは、
前記車両用シートのシートバックの延在方向に沿って単一で配置されており、前記一対の前後チャンバへそれぞれ前記ガスを供給可能な分配管の内部へ前記ガスを噴出するように構成されている請求項4又は請求項5に記載のシート付けエアバッグ装置。
【請求項7】
前記一対の前後チャンバの根元部が接続されている前記分配管の噴出口は、平面視で、シート幅方向外側前方へ所定の長さで延在している請求項6に記載のシート付けエアバッグ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート付けエアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
座席の背面側に展開する後方膨張部と、後方膨張部の左右両側から前方に延びる一対の側方膨張部と、側方膨張部から中央側へ延び、その中央側で相互に連結されて乗員の前方を覆う一対の前方膨張部と、を有するエアバッグを備えたエアバッグ装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、乗員の頭部の後方から乗員の前方に展開する胴体支持部と、乗員の頭部の左右両側に展開するとともに胴体支持部に接続する一対の頭部支持部と、を有する袋体を備えたエアバッグ装置も、従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。この袋体には、展開状態において、一対の頭部支持部の間で上下方向に貫通し、乗員の頭部を避ける逃げ部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-218013号公報
特開2019-018593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなエアバッグ装置では、エアバッグ(袋体)が、シートバックから乗員の頭部と天井との間の隙間を通り抜けつつ膨張展開することで乗員の前方側に配置される。しかしながら、このエアバッグの展開性能が阻害されないように、例えば平らに広げてからロール状に巻いてシートバックに搭載しようとすると、エアバッグのシート幅方向の寸法が、シートバックのシート幅方向の寸法と同等となってしまう。また、このようなエアバッグをヘッドレスト付近に搭載するとなると、その周辺の寸法が大きくなってしまい、乗員の後方視認性が低下する。
【0006】
そこで、本発明は、乗員の頭部と車室の天井との間を通って膨張展開することで乗員のシート前方側に配置されるエアバッグ本体を有するエアバッグの展開性能を阻害することなく、そのエアバッグをコンパクトに収納できるシート付けエアバッグ装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様のシート付けエアバッグ装置は、車両用シートに設けられ、車両の衝突時にガスを噴出するインフレータと、前記インフレータから噴出されたガスが供給されることで、前記車両用シートに着座した乗員の頭部と車室の天井との間を通ってシート前方側へ移動して膨張展開し、前記乗員のシート前方側に配置されるエアバッグ本体を有するエアバッグと、を備え、前記エアバッグは、シート前方側から見た正面視で、前記車両用シートのヘッドレストの外形に沿うように、シート幅方向両端部がシート下方側へ折り曲げられて、前記ヘッドレストに収納されている。
【0008】
第1の態様の発明によれば、車両の衝突時にインフレータから噴出されたガスが供給されることにより、エアバッグ本体が、車両用シートに着座した乗員の頭部と車室の天井との間を通ってシート前方側へ移動して膨張展開し、乗員のシート前方側に配置される。なお、ここで言う「衝突時」には、衝突の不可避を予測(予知)したときも含まれる。
【0009】
ここで、このエアバッグ本体を有するエアバッグは、シート前方側から見た正面視で、車両用シートのヘッドレストの外形に沿うように、シート幅方向両端部がシート下方側へ折り曲げられて、ヘッドレストにコンパクトに収納されている。しかしながら、エアバッグのシート幅方向両端部は、膨張展開時には、シート幅方向外側へ引っ張られつつ展開する。そのため、エアバッグのシート幅方向両端部が、シート下方側へ折り曲げられて収納されていても、膨張展開時には、その折り曲げが解消されつつ展開される。
【0010】
つまり、本発明によれば、乗員の頭部と車室の天井との間を通って膨張展開することで乗員のシート前方側に配置されるエアバッグ本体を有するエアバッグであっても、その展開性能が阻害されることなく、ヘッドレストにコンパクトに収納される。これにより、ヘッドレストの正面視及び側面視での大型化も抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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