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公開番号2025027385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023132143
出願日2023-08-14
発明の名称ビードフィラー、及びタイヤ
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 21/00 20060101AFI20250219BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】タイヤのサステナブル材料の比率を向上させることが可能なビードフィラー、並びに、サステナブル材料の比率を向上させたタイヤを提供する。
【解決手段】ゴム成分(A)と、再生カーボンブラック(B)と、を含むゴム組成物からなることを特徴とするビードフィラー8、並びに、一対のビード部2と、一対のサイドウォール部3と、両サイドウォール部3に連なるトレッド部4と、前記ビード部2に夫々埋設されたビードコア5間にトロイド状に延在させたカーカス6とを具えるタイヤ1において、前記ビードコア5のタイヤ半径方向外側に前記ビードフィラー8を配置したことを特徴とするタイヤ1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ゴム成分（Ａ）と、再生カーボンブラック（Ｂ）と、を含むゴム組成物からなることを特徴とする、ビードフィラー。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記再生カーボンブラック（Ｂ）が、カーボンブラックを含む加硫ゴム製品の熱分解によって得られたものである、請求項１に記載のビードフィラー。
【請求項３】
前記再生カーボンブラック（Ｂ）は、灰分量が２０質量％以下である、請求項１に記載のビードフィラー。
【請求項４】
一対のビード部と、一対のサイドウォール部と、両サイドウォール部に連なるトレッド部と、前記ビード部に夫々埋設されたビードコア間にトロイド状に延在させたカーカスと、前記ビードコアのタイヤ半径方向外側に配置したビードフィラーと、を具える、タイヤにおいて、
前記ビードフィラーが、請求項１に記載のビードフィラーであることを特徴とする、タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ビードフィラー、及びタイヤに関するものである。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
一般に、タイヤのビード部には、ビード部の剛性を向上させるために、ビードコアのタイヤ半径方向外側にビードフィラーが配設されており、該ビードフィラーには、通常、ゴム成分に対して、カーボンブラック、硫黄等を配合したゴム組成物が使用されている。
【０００３】
一方、昨今、社会の持続可能性（サステナビリティ）の観点から、タイヤに使用される各種部材についても、生物資源（バイオマス資源）由来の材料や、再生資源（リサイクル資源）由来の材料といった、所謂、サステナブル材料の比率の向上が求められている。例えば、下記特許文献１は、再生ゴムを含有するゴム組成物をタイヤとして使用することについて言及している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００７－１２６５１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上述のタイヤのビードフィラーについては、これまで、サステナブル材料の使用が検討されてこなかった。
【０００６】
そこで、本発明は、タイヤのサステナブル材料の比率を向上させることが可能なビードフィラーを提供することを課題とする。
また、本発明は、サステナブル材料の比率を向上させたタイヤを提供することを更なる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決する本発明のビードフィラー、及びタイヤの要旨構成は、以下の通りである。
【０００８】
［１］ゴム成分（Ａ）と、再生カーボンブラック（Ｂ）と、を含むゴム組成物からなることを特徴とする、ビードフィラー。
上記［１］に記載の本発明のビードフィラーは、タイヤのサステナブル材料の比率を向上させることが可能である。
【０００９】
［２］前記再生カーボンブラック（Ｂ）が、カーボンブラックを含む加硫ゴム製品の熱分解によって得られたものである、［１］に記載のビードフィラー。
上記［２］に記載のビードフィラーについては、再生カーボンブラック（Ｂ）を入手し易い。
【００１０】
［３］前記再生カーボンブラック（Ｂ）は、灰分量が２０質量％以下である、［１］又は［２］に記載のビードフィラー。
上記［３］に記載のビードフィラーは、諸物性が向上している。
（【００１１】以降は省略されています）

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