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公開番号2025027366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023132115
出願日2023-08-14
発明の名称コンテンツ提供支援方法、プログラム、システム
出願人株式会社キシブル,株式会社KOO
代理人個人,個人
主分類G06T 19/00 20110101AFI20250219BHJP(計算;計数)
要約【課題】多人数視聴して講習のように活用し、所定の視点から撮影した広範囲画像を利用してコンテンツの提供を支援するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を利用したコンテンツ提供方法及びプログラム並びにシステムを提供する。
【解決手段】方法は、参加者に対応するアバターの配置を決定する配置パターンテーブルを備え、配置パターンテーブルによって複数の参加者のアバターの相対的位置関係を決定し、第1の参加者のHMDの画面構成において、当該参加者のアバターを中心に配置するとともに、アバターどうしの相対的な位置関係を保ったうえで、当該参加者以外の第2の参加者のアバターを配置することと、第2の参加者のHMDの画面構成において、当該参加者のアバターを中心に配置するとともに、アバターどうしの相対的な位置関係を保ったうえで、第2の参加者以外の参加者のアバターをオフセットして配置することと、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドマウントディスプレイ及びハンドコントローラを備え、当該ヘッドマウントディスプレイにおいて、少なくともXYZ3軸の傾きを検出する手段を備え、傾きに応じて画像の表示範囲を変化させる手段を備えるとともに、必要に応じて、ヘッドマウントディスプレイに位置情報を検出する手段を備えたシステムにおいて、所定の視点から撮影した180度ないし360度画像を利用してコンテンツの提供を支援する方法であって、
参加者をどのように配置するかを決定する配置パターンテーブルと、当該配置パターンテーブルに基づいて決定した参加者の配置を管理するため配置管理テーブルを備え、
少なくとも参加者Iと参加者Jを含む、2以上の複数の参加者の配置情報を前記配置管理テーブルから取得する配置情報取得ステップと、
前記の複数の参加者に対応する複数のアバターを生成する、アバター生成ステップと、
前記取得した複数の参加者の配置情報に基づいて、前記複数の参加者に対応する複数のアバターの、前記撮影済みの180度ないし360度画像における相対的位置関係を決定する、アバター相対位置関係決定ステップと、
前記複数の参加者のうち、前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
当該参加者Iのアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記複数の参加者のアバターどうしの相対的な位置関係を保ったうえで、前記参加者Jを含む、参加者I以外の参加者のアバターを配置する、アバター配置決定ステップと、
前記複数の参加者のうち、前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
当該参加者Jのアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記複数の参加者のアバターどうしの相対的な位置関係を保ったうえで、前記参加者Iを含む、参加者J以外の参加者のアバターを、前記参加者Jのアバターの配置に対してオフセットして配置する、アバターオフセット配置決定ステップと、
前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記アバター配置決定ステップによって決定したアバターの配置に基づいて、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像に対して、前記参加者Iのアバターを中心としたうえで、前記参加者I以外の参加者のアバターを重畳表示する、アバター重畳表示ステップと、
前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記アバターオフセット配置決定ステップによって決定したアバターの配置に基づいて、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像に対して、前記参加者Jのアバターを中心としたうえで、前記他の参加者のアバターをオフセットした位置に重畳表示する、アバターオフセット重畳表示ステップと、
を備えたことを特徴とするコンテンツ提供支援方法。
続きを表示(約 7,700 文字)【請求項2】
前記の任意の一の参加者の前記ヘッドマウントディスプレイのXYZ3軸の傾きを検出する手段によって、傾きに対応する当該参加者の顔の向き又は視線の向きの情報、を取得する、視線情報取得ステップと、
当該任意の一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記視線情報取得ステップによって取得した当該任意の一の参加者の顔の向き又は視線の向きの情報に基づいて、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像の表示範囲を変更する、表示範囲変更ステップと、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供支援方法。
【請求項3】
参加者が少なくともIとJの2以上の場合に、
前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記参加者Iのアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記参加者Iのアバターと他の参加者Jのアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者Jのアバターを配置する、アバター配置決定ステップと、
前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記参加者Jのアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記参加者Jのアバターと他の参加者Iのアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者Iのアバターを、前記参加者Jのアバターの配置に対してオフセットして配置する、アバターオフセット配置決定ステップと、
前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記参加者Jのアバターと他の参加者Iのアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者Iのアバターをオフセットした位置に重畳表示する、オフセット重畳表示ステップを備え、
前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記取得した前記参加者Jの視線情報に応じて、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像の表示範囲を変更した際に、前記参加者Jのアバターの視野範囲に、前記他の参加者Iのアバターが存在する場合に、
前記参加者Jのアバターを中心として、前記他の参加者Iのアバターが、所定のオフセットされた位置に表示されていること、
を特徴とする請求項2に記載のコンテンツ提供支援方法。
【請求項4】
参加者が少なくともIとJとKの3以上の場合に、
前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記参加者Iのアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記参加者Iのアバターと他の参加者(J、K、・・・)のアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者(J、K、・・・)のアバターを配置する、アバター配置決定ステップと、
前記参加者Kのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記参加者Kのアバターを、の中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記参加者Kのアバターと他の参加者(I、J、・・・)のアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者(I、J、・・・)のアバターを、前記参加者Kのアバターの配置に対してオフセットして配置する、アバターオフセット配置決定ステップと、
前記参加者Kのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記参加者Kと他の参加者(I、J、・・・)との相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者(I、J、・・・)のアバターをオフセットした位置に重畳表示する、オフセット表示重畳ステップを備え、
前記参加者Kのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記取得した当該参加者Kの視線情報に応じて、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像の表示範囲を変更した際に、前記参加者Kのアバターの視野範囲に、前記他の参加者(I、J、・・・)のアバターが存在する場合に、
前記参加者Kのアバターを中心として、前記他の参加者(I、J、・・・)のアバターが、所定のオフセットされた位置に表示されていること、
を特徴とする請求項2に記載のコンテンツ提供支援方法。
【請求項5】
任意の一の参加者と他の参加者とを含む2以上の複数の参加者が存在する場合に、
前記複数の参加者のうち、前記任意の一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記任意の一の参加者のアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記任意の一の参加者のアバターと他の参加者のアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者のアバターを配置する、アバター配置決定ステップと、
前記他の参加者のうち一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記他の参加者のうち一の参加者のアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した参加者どうしの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者のうち一の参加者のアバター以外のアバターを、前記他の参加者のうち一の参加者のアバターの配置に対してオフセットして配置する、アバターオフセット配置決定ステップと、
前記任意の一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記任意の一の参加者のアバターと他の参加者のアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者のアバターを重畳表示する、アバター重畳表示ステップを備え、
前記他の参加者のうち一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記取得した他の参加者のうち一の参加者の視線情報に応じて、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像の表示範囲を変更した際に、前記他の参加者のうち一の参加者のアバターの視野範囲に、前記他の参加者のうち一の参加者以外のアバターが存在する場合に、
当該他の参加者のうち一の参加者のアバターを中心として、記他の参加者のうち一の参加者以外のアバターが、所定のオフセットされた位置に表示されていること、
を特徴とする請求項2に記載のコンテンツ提供支援方法。
【請求項6】
前記複数の参加者のうち少なくとも1人の参加者Iがハンドコントローラを備えて操作する場合において、当該ハンドコントローラにおいて、少なくともXYZ3軸の傾きを検出する、傾き検出手段を備え、
前記ハンドコントローラを操作する参加者Iのアバターに対応付けて、前記ハンドコントローラに対応する仮想レーザーポインタを生成する仮想レーザーポインタ生成ステップと、
前記ハンドコントローラを操作する参加者Iの画面表示において、
当該生成した仮想レーザーポインタのレーザー光の発光地点の発光座標(RAZER-ORG-StartPoint)を取得する、発光座標取得ステップと、
前記ハンドコントローラを操作する参加者Iの画面表示において、
当該生成した仮想レーザーポインタの前記発光座標から発せられたレーザー光の光軸を、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像に重畳表示する、レーザー光重畳表示ステップと、
前記ハンドコントローラの操作に応じて、XYZ3軸の傾きを検出して、前記生成した前記仮想レーザーポインタを傾けるステップと、
前記ハンドコントローラの傾きに応じて、前記仮想レーザーポインタから発せられるレーザー光の光軸を変化させるステップと、
前記ハンドコントローラを操作する参加者Iの画面表示において、
前記仮想レーザーポインタから発せられたレーザー光の光軸の到達地点の到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)を取得する、到達座標取得ステップと、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供支援方法。
【請求項7】
参加者が少なくともIとJの2以上の場合に、参加者Iがハンドコントローラを備えて当該ハンドコントローラ対応する仮想レーザーポインタを操作する場合の処理として、
前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記参加者Iのアバター、及び仮想レーザーポインタを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記参加者Iのアバターと他の参加者Jのアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者Jのアバターを配置する、アバター配置決定ステップと、
前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記参加者Jのアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した当該参加者Jと前記参加者Iとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者Iのアバター、及び参加者Iの仮想レーザーポインタをオフセットして配置する、アバター&仮想レーザーポインタオフセット配置決定ステップと、
前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面表示における、
前記参加者Iのアバターの仮想レーザーポインタから発せられたレーザー光の光軸の、発光地点の発光座標(RAZER-ORG-StartPoint)及び、到達地点の到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)を取得するステップと、
前記取得した発光座標(RAZER-ORG-StartPoint)、及び、前記参加者Jと前記参加者Iとの相対的な位置関係に基づいて、
前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面表示における、
前記のオフセットして配置した参加者Iのアバターの仮想レーザーポインタのレーザー光の発光地点の発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)を算出するステップと、
前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記算出したオフセットされた発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)と、前記のレーザー光の光軸の到達地点の到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)とに基づいて、レーザー光の光軸を生成するステップと、を備え、
前記参加者Jのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記算出したオフセットされた発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)から、前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面表示における到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)と同じ座標に向けてレーザー光が発せられるように、前記生成したレーザー光の光軸を前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像に重畳表示すること、
を特徴とする請求項6に記載のコンテンツ提供支援方法。
【請求項8】
参加者が少なくともIとJとKの3以上の場合に、参加者Iがハンドコントローラを備えて当該ハンドコントローラ対応する仮想レーザーポインタを操作する場合に、
前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記参加者Iのアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記参加者Iのアバターと他の参加者Jのアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者Jのアバターを配置する、アバター配置決定ステップと、
前記参加者Kのヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
当該参加者Kのアバターを、中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した当該参加者Kと他の参加者(I、J、・・・)との相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者(I、J、・・・)のアバター、及び参加者Iの仮想レーザーポインタをオフセットして配置する、アバター&仮想レーザーポインタオフセット配置決定ステップと、
前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記参加者Iのアバターの仮想レーザーポインタから発せられたレーザー光の光軸の到達地点の到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)を取得するステップと、
前記参加者Kのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記のオフセットして配置した参加者Iのアバターの仮想レーザーポインタのレーザー光の発光地点の発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)を取得するステップと、
前記参加者Kのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記取得した、オフセットして配置した参加者Iのアバターの仮想レーザーポインタの発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)と、レーザー光の光軸の到達地点の到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)に基づいて、レーザー光の光軸を生成するステップと、を備え、
前記参加者Kのヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記オフセットして配置した参加者Iのアバターの仮想レーザーポインタの前記発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)から、前記参加者Iのヘッドマウントディスプレイの画面表示において取得した到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)と同じ座標に向けてレーザー光が発せられるように、レーザー光の光軸を前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像に重畳表示すること、
を特徴とする請求項6に記載のコンテンツ提供支援方法。
【請求項9】
任意の一の参加者と他の参加者とを含む2以上の複数の参加者が存在する場合に、
前記任意の一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記任意の一の参加者のアバターを、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像の中心に配置するとともに、
前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記任意の一の参加者のアバターと他の参加者のアバターとの相対的な位置関係を保ったうえで、前記他の参加者のアバターを配置する、アバター配置決定ステップと、
前記他の参加者のうち一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面構成において、
前記他の参加者のうち一の参加者のアバターを、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像の中心に配置するとともに、前記アバター相対位置関係決定ステップで決定した前記他の参加者とハンドコントローラを備えた任意の一の参加者との相対的な位置関係を保ったうえで、前記任意の一の参加者のアバター、及び当該任意の一の参加者の仮想レーザーポインタをオフセットして配置する、アバター&仮想レーザーポインタオフセット配置決定ステップと、
前記任意の一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記任意の一の参加者のアバターの仮想レーザーポインタから発せられたレーザー光の光軸の到達地点の到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)を取得するステップと、
前記他の参加者のうち一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記のオフセットして配置した任意の一の参加者のアバターの仮想レーザーポインタのレーザー光の発光地点の発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)を取得するステップと、
前記他の参加者のうち一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記取得した、オフセットして配置した任意の一の参加者のアバターの仮想レーザーポインタの発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)と、レーザー光の光軸の到達地点の到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)に基づいて、レーザー光の光軸を生成するステップと、を備え、
前記他の参加者のうち一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面表示において、
前記オフセットして配置した任意の一の参加者のアバターの仮想レーザーポインタの前記発光座標(RAZER-OFFSET-StartPoint)から、前記任意の一の参加者のヘッドマウントディスプレイの画面表示において取得した到達座標(RAZER-ORG-TargetPoint)と同じ座標に向けてレーザー光が発せられるように、レーザー光の光軸を前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像に重畳表示すること、
を特徴とする請求項6に記載のコンテンツ提供支援方法。
【請求項10】
参加者の一人が説明者(ホスト)であり、他の参加者が受講生(ゲスト)として参加する場合において、
前記受講生としての参加者(ゲスト)が増加していく際に、前記参加者の現実の位置関係に依拠せず、前記所定の視点から撮影した180度ないし360度画像を利用して、前記説明者が、前記受講生としての参加者に説明するのに適した位置に参加者のアバターを配置するために、
前記参加者をどのように配置するかを決定する配置パターンテーブルと、当該配置パターンテーブルに基づいて参加した参加者の配置を管理するため配置管理テーブルを備え、
前記配置パターンテーブルにおいては、
参加した順番に応じて、参加者をどのように配置するのかを、説明者としての参加者(ホスト)と受講生としての参加者(ゲスト)を区別して定義するとともに、
各参加者の前方の説明対象となるオブジェクトが存在する方向には、他の参加者のアバターを配置しないように構成して、
前記参加者が参加した順番に応じて、前記配置パターンテーブルを参照して、参加者の配置を管理するための配置管理テーブルを更新するステップと、を備え、
複数の受講生としての参加者(ゲスト)が参加しても、前記説明対象となるオブジェクトが参加者に隠れないようにして、説明を円滑に行うことを可能とすること、
を特徴とする請求項1~9のいずれか1つに記載のコンテンツ提供支援方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に、ヘッドマウントディスプレイを利用したコンテンツ提供方法とコンテンツ提供プログラム、及びコンテンツ提供システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、コンピュータの中に作られた仮想的な空間をあたかも現実のように体験させるVirtual Reality(日本語で「バーチャルリアリティー」といい、以下「VR」又は「仮想現実」と略す)技術の利用が盛んになっている。
類似の技術として、Augmented Reality(日本語で「アーギュメントリアリティー」といい、以下「AR」又は「拡張現実」と略す)技術がある。ARは目の前に見えるリアルな現実の風景に、さまざまな情報を付け加える技術である。
【0003】
さらに、VRとARを組み合わせた技術として、mixed Reality(日本語で「ミックスドリアリティー」といい、以下「MR」又は「複合現実」と略す)技術がある。
例えば、ヘッドマウントディスプレイ(以下「HMD」と略す)を付けてCG上の水族館に入場するのがVRであり、実際に水族館で、飼育されている魚の説明がHMD画面上に表示されるのがARである。また、その水族館に展示されている魚の3D-CGをHMD画面上に表示させるのがMRである。
【0004】
このような技術の発展の下、近年、新型コロナ感染拡大の影響により、対面教育の実施が困難となる中で、前述のVRなどのデジタル技術を活用した非対面教育のメリットにも注目されるようになってきた。
【0005】
例えば、少子化や高齢化社会が進むにしたがって、様々な分野で後継者不足や人材不足が顕著となりつつあるが、熟練者による作業のノウハウを伝授するために、HMDを活用した体験型の学習システムが用いられるようになりつつある。
特に、参加者の視線や頭の動きに合わせて全天周の画像(以下「360度画像」という)を利用すれば、作業時の臨場感をそのままに再現することができるので、学習効果が一層高まることが期待できる。
【0006】
例えば、手術などの医療関係の実習では、多くの学生がリアルタイムで参加できない場合も多く、手術の様子を撮影して、後の学習に利用したいという要望があった。しかし、手術の状況を撮影した場合でも、後から学生がその動画を閲覧するだけでは十分な学習効果が得られないという課題もあった。
より具体的には、手術の状況を録画した動画には、必要最小限の音声しか記録されず、どのような目的でどのような手法や用具を用いて何を行っているかの説明が付与されていないため、学生がその動画を閲覧しても、十分な学習効果が得られないという問題である。
【0007】
また、患者の個人情報やプライバシー保護の観点、及び医師が人の命に係わる関係で倫理的な側面で手術等の動画や画像の利用に抑制的にならざるを得ないという観点、及び、セキュリティ管理などの観点から、手術等の動画の取り扱いが難しく、医療機関から外部に動画編集を委託するのは難しいという課題があった。
また、仮に手術を行った医療機関が、多数の手術の動画に対し、説明を後から追加したり、動画を編集したりしようとしても、非常に多くの工数がかかるため、撮影した動画をそのまま使って、後の学習を行うことができることが望ましい。
【0008】
ここで、撮影した動画をそのまま使うようにすれば、手術を行っている医師の視点で観察することができるが、講師役となる医師と、受講者となる学生等の複数の参加者が存在する場合、受講者側が違和感なく受講するためには、講師役となる医師に対応するアバターと受講者となる学生等のアバターの配置、及び、講師役となる医師によるマーカーやポインタなどの重畳表示の工夫が課題となる。
【0009】
また、各種の専用装置を操作する分野、例えば、建設分野で大型の建設機械を操作したり、高所で作業したりするような場面では危険を伴うことから、労働災害の防止の観点から、事前に、作業内容を作業者の視点で学び、危険防止に必要な作業ノウハウを学ぶことが重要となる。
あるいは、製造装置や各種の制御盤など、複雑な装置を操作する場面においても、操作手順や熟練者のノウハウを伝授したり、安全教育を行なったりする必要がある。
【0010】
このような分野においても、作業状況を録画しておき、その後、HMDを用いて、録画した動画等を利用して、作業内容を確認することで、安全に関する知識やノウハウを効果的に学ぶことが期待できる。
この場合、動画は作業者の視点で撮影されているので、作業者の視点で観察することができるが、受講者側が違和感なく受講するためには、説明者のアバターと、受講者のアバターの配置、及び、説明者によるマーカーやポインタなどの重畳表示の工夫が課題となる。
(【0011】以降は省略されています)

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