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公開番号
2025027314
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023132013
出願日
2023-08-14
発明の名称
ボルトのせん断荷重の算出方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
G01L
1/00 20060101AFI20250219BHJP(測定;試験)
要約
【課題】簡易な手法で算出できるボルトのせん断荷重の算出方法を提供することを課題とする。
【解決手段】複数の部材を締結するボルトのせん断荷重の算出方法であって、前記ボルトの軸部の軸方向に交差する断面での引張圧縮応力を示したコンター図に基づいて前記軸部の曲げ方向を特定し、前記断面での第1方向のせん断応力を示したコンター図に基づいて、前記断面の外周上の複数の点でのそれぞれの前記第1方向でのせん断応力を算出し、前記断面での前記第1方向に交差する第2方向でのせん断応力を示したコンター図に基づいて、前記複数の点でのそれぞれの前記第2方向でのせん断応力を算出し、前記複数の点での前記第1方向でのせん断応力のそれぞれの前記曲げ方向での成分の大きさと、前記複数の点での前記第2方向でのせん断応力のそれぞれの前記曲げ方向での成分の大きさとの合計値に基づいて、前記ボルトのせん断荷重を算出する、ボルトのせん断荷重の算出方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の部材を締結するボルトのせん断荷重の算出方法であって、
前記ボルトの軸部の軸方向に交差する断面での引張圧縮応力を示したコンター図に基づいて前記軸部の曲げ方向を特定し、
前記断面での第1方向のせん断応力を示したコンター図に基づいて、前記断面の外周上の複数の点でのそれぞれの前記第1方向でのせん断応力を算出し、
前記断面での前記第1方向に交差する第2方向でのせん断応力を示したコンター図に基づいて、前記複数の点でのそれぞれの前記第2方向でのせん断応力を算出し、
前記複数の点での前記第1方向でのせん断応力のそれぞれの前記曲げ方向での成分の大きさと、前記複数の点での前記第2方向でのせん断応力のそれぞれの前記曲げ方向での成分の大きさとの合計値に基づいて、前記ボルトのせん断荷重を算出する、
ボルトのせん断荷重の算出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルトのせん断荷重の算出方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の部材の締結にはボルトが用いられる場合がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-90862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなボルトの設計の際には、ボルトに作用するせん断荷重を考慮することが好ましい。しかしながらこのようなせん断荷重の算出は複雑であった。
【0005】
そこで本発明は、簡易な手法で算出できるボルトのせん断荷重の算出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、複数の部材を締結するボルトのせん断荷重の算出方法であって、前記ボルトの軸部の軸方向に交差する断面での引張圧縮応力を示したコンター図に基づいて前記軸部の曲げ方向を特定し、前記断面での第1方向のせん断応力を示したコンター図に基づいて、前記断面の外周上の複数の点でのそれぞれの前記第1方向でのせん断応力を算出し、前記断面での前記第1方向に交差する第2方向でのせん断応力を示したコンター図に基づいて、前記複数の点でのそれぞれの前記第2方向でのせん断応力を算出し、前記複数の点での前記第1方向でのせん断応力のそれぞれの前記曲げ方向での成分の大きさと、前記複数の点での前記第2方向でのせん断応力のそれぞれの前記曲げ方向での成分の大きさとの合計値に基づいて、前記ボルトのせん断荷重を算出する、ボルトのせん断荷重の算出方法によって達成可能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡易な手法で算出できるボルトのせん断荷重の算出方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ボルトの説明図である。
図2は、ボルトのせん断荷重の算出方法を例示したフローチャートである。
図3Aは、断面での引張圧縮応力を示したコンター図の例示図であり、図3Bは、断面でのX方向せん断応力を示したコンター図の例示図であり、図3Cは、断面でのY方向せん断応力を示したコンター図の例示図である。
図4Aは、断面の外周上の任意の点に作用するX方向せん断応力及びY方向せん断応力を示したグラフであり、図4Bは、X方向せん断応力σXの大きさとY方向せん断応力σYの大きさとを示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、ボルト10の説明図である。本実施例でボルト10は、エンジン本体100とエキゾーストマニホールドのフランジ部110とを締結している。ボルト10はスタッズボルトである。ボルト10の一端はエンジン本体100に埋設されている。ボルト10の軸部12に螺合したナット20とエンジン本体100との間でフランジ部110は挟持されている。
【0010】
エキゾーストマニホールドは排気管に接続される。このため、エキゾーストマニホールドのフランジ部110は、排気管から外力を受け変位が発生する。この変位は、エキゾーストマニホールドの質量、排気管の質量、排気管の共振等により発生する。共振の起振力はエンジン本体100の振動である。このようにして発生する変位により、エキゾーストマニホールドのパイプ部やフランジ部110を介してボルト10に荷重が加わる。図1には、フランジ部110が接触するボルト10の軸部12の断面12aを示している。断面12aは、軸部12の軸方向に直交する。このような用途に用いられるボルト10の3次元CADデータを用いたCAE(Computer Aided Engineering)解析により、フランジ部110から断面12aに作用するせん断荷重を算出する。
(【0011】以降は省略されています)
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