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公開番号2025027272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023131942
出願日2023-08-14
発明の名称飲料缶ホルダー
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 53/04 20060101AFI20250219BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】飲料缶を再栓することが可能な飲料缶ホルダーを提供する。
【解決手段】飲料缶ホルダー10は、飲料缶100が入れられる開口を上部に有して飲料缶100の缶胴を収容可能に構成された本体部20と、本体部20の上部に固定されることにより飲料缶100の上蓋に被せられる蓋部40と、本体部20に対する蓋部40の固定によって、飲料缶100の上蓋が有する飲み口の周りで当該上蓋に押し付けられるシール部材と、を備える。飲料缶ホルダー10は、シール部材が上蓋に当接することにより飲み口の周囲に区画される空間の内と外とを連通可能に構成された脱気部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
飲料缶が入れられる開口を上部に有して前記飲料缶の缶胴を収容可能に構成された本体部と、
前記本体部の上部に固定されることにより前記飲料缶の上蓋に被せられる蓋部と、
前記本体部に対する前記蓋部の固定によって、前記飲料缶の前記上蓋が有する飲み口の周りで当該上蓋に押し付けられるシール部材と、を備える飲料缶ホルダーであって、
前記シール部材が前記上蓋に当接することにより前記飲み口の周囲に区画される空間がシール空間であり、前記シール空間の内と外とを連通可能に構成された脱気部を有する
飲料缶ホルダー。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記シール部材は、弾性変形可能に構成された封止部であって、前記本体部に対する前記蓋部の固定によって、前記飲料缶の前記上蓋が有する飲み口の周りで当該上蓋に押し付けられる環状の前記封止部を備え、
前記封止部は、前記本体部に対する前記蓋部の固定が緩められるとき、当該固定によって生じた変形の復元に伴って前記封止部の内側と外側とを連通する前記脱気部を備える
請求項1に記載の飲料缶ホルダー。
【請求項3】
前記脱気部は、前記封止部の下端に位置する切り欠きである
請求項2に記載の飲料缶ホルダー。
【請求項4】
前記飲料缶の前記上蓋は、前記缶胴と前記上蓋との接続部分である巻締部に沿った環状の溝である缶溝を有し、
前記封止部は、前記本体部に対する前記蓋部の固定によって前記缶溝に嵌められる環状の嵌合片を備え、
前記嵌合片が、前記脱気部を有する
請求項2または3に記載の飲料缶ホルダー。
【請求項5】
前記本体部の上端と、前記蓋部の内側面とに、前記本体部に対する前記蓋部の螺着の進行のための回転を規制する構造を有する
請求項1に記載の飲料缶ホルダー。
【請求項6】
前記シール部材は、前記蓋部に向けられた上面を有する主壁部を備えて前記蓋部の内側に取り付けられており、
前記蓋部は、前記シール部材の前記主壁部の上面に接する頂壁部を備え、
前記頂壁部は、当該頂壁部を貫通する貫通孔を有する
請求項1に記載の飲料缶ホルダー。
【請求項7】
前記シール部材は、前記蓋部よりも高い弾性を有するとともに、前記蓋部に向けて凸となる曲面状の上面を有する主壁部と、前記主壁部を囲む環状の外周部と、前記主壁部の上面と前記外周部との間で下方に窪む環状溝と、を備え、
前記蓋部の頂部の内側面は、前記シール部材の前記主壁部と前記外周部と前記環状溝とが構成する凹凸に対応する凹凸を有し、これらの凹凸が嵌め合わされることにより前記蓋部の内側に前記シール部材が取り付けられている
請求項1に記載の飲料缶ホルダー。
【請求項8】
前記シール部材は、
前記外周部の内側において前記主壁部の下面から下方に延びる環状の封止部と、
前記封止部と前記外周部との間に位置する環状の差込溝と、をさらに備え、
前記封止部は、前記本体部に対する前記蓋部の固定によって前記上蓋に接する封止面を有し、
前記本体部に対する前記蓋部の固定によって、前記飲料缶における前記缶胴と前記上蓋との接続部分である巻締部が、前記差込溝に差し込まれる
請求項7に記載の飲料缶ホルダー。
【請求項9】
前記本体部は、側面に複数の開口を有するとともに、隣り合う前記開口の間で当該本体部の上部と底部とを繋ぐ連結部と、前記連結部の外側面に位置して前記連結部の延びる方向に沿って延びるリブと、を備える
請求項1に記載の飲料缶ホルダー。
【請求項10】
前記本体部は、側面に開口である第1側面口を有し、
前記第1側面口から、前記蓋部を前記本体部の内側に収納可能である
請求項1に記載の飲料缶ホルダー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、飲料缶を保持する飲料缶ホルダーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、飲用に際して水や炭酸水等で希釈される飲料である希釈飲料が知られている。近年、希釈飲料の種類は、乳酸菌飲料や清涼飲料からアルコール飲料まで、多種に広がっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-95298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
希釈飲料は、飲用の際に希釈されるため、希釈飲料を収容する容器から少量ずつ出されて利用される。それゆえ、容器内の希釈飲料が一度に飲み切られることは稀である。容器内に残された希釈飲料の保存に際しては、飲料の風味の低下や飲料への異物の混入を抑えるために、容器が再栓されることが望ましい。
【0005】
一方で、希釈飲料の保管や陳列に要するスペースの削減等の観点から、希釈飲料を収容する容器として、飲料缶を用いたいという要請がある。しかしながら、一般に広く流通しているステイオンタブ式の飲料缶は、それ自体では再栓が不可能な構造を有している。それゆえ、飲料缶を再栓する手段が求められている。
【0006】
なお、飲料缶の再栓は、希釈飲料に限らず、飲料缶に残された飲料の保存に際して共通する課題である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための飲料缶ホルダーの各態様を記載する。
[態様1]飲料缶が入れられる開口を上部に有して前記飲料缶の缶胴を収容可能に構成された本体部と、前記本体部の上部に固定されることにより前記飲料缶の上蓋に被せられる蓋部と、前記本体部に対する前記蓋部の固定によって、前記飲料缶の前記上蓋が有する飲み口の周りで当該上蓋に押し付けられるシール部材と、を備える飲料缶ホルダーであって、前記シール部材が前記上蓋に当接することにより前記飲み口の周囲に区画される空間がシール空間であり、前記シール空間の内と外とを連通可能に構成された脱気部を有する、飲料缶ホルダー。
【0008】
上記構成によれば、シール部材によって飲料缶の飲み口の周囲が封じられるため、開栓後の飲料缶の再栓が可能である。そして、再栓後に飲料から生じたガスによって飲み口の周囲の内圧が高まっている場合でも、脱気部によってシール空間の内外を連通させることでガスが抜ける。それゆえ、飲料缶の再度の開栓の際に、破裂音の発生が抑えられるとともに、本体部に対する蓋部の固定を円滑に緩めることができる。
【0009】
[態様2]前記シール部材は、弾性変形可能に構成された封止部であって、前記本体部に対する前記蓋部の固定によって、前記飲料缶の前記上蓋が有する飲み口の周りで当該上蓋に押し付けられる環状の前記封止部を備え、前記封止部は、前記本体部に対する前記蓋部の固定が緩められるとき、当該固定によって生じた変形の復元に伴って前記封止部の内側と外側とを連通する前記脱気部を備える、[態様1]に記載の飲料缶ホルダー。
上記構成によれば、蓋部を開ける際に、脱気部からガスが抜けるため、内圧が徐々に下がる。したがって、簡易な構成で脱気部の機能が実現できる。
【0010】
[態様3]前記脱気部は、前記封止部の下端に位置する切り欠きである、[態様2]に記載の飲料缶ホルダー。
上記構成によれば、蓋部の固定が緩められることに伴い復元して封止部の内側と外側とを連通する脱気部の機能が、的確に得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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