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公開番号2025027260
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023131919
出願日2023-08-14
発明の名称車両用空調装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60H 1/22 20060101AFI20250219BHJP(車両一般)
要約【課題】着霜の誤判定を抑えて高い能力を発揮できる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】外気との間で熱交換を行う室外熱交換器11と、冷媒を圧縮するコンプレッサ13と、外気温Taを検出する外気温センサ21と、室外熱交換器11における冷媒の出口温度である冷媒出口温度Trを検出する冷媒温センサ22と、検出した外気温Taと冷媒出口温度Trとの温度差ΔTに基づいて室外熱交換器11の着霜の有無を判定する判定部23と、を備え、判定部23は、コンプレッサ13の回転数Rに応じた補正値Cを温度差ΔTに加算して着霜の有無を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
外気との間で熱交換を行う室外熱交換器と、
冷媒を圧縮するコンプレッサと、
外気温を検出する外気温センサと、
前記室外熱交換器における前記冷媒の出口温度である冷媒出口温度を検出する冷媒温センサと、
検出した前記外気温と前記冷媒出口温度との温度差に基づいて前記室外熱交換器の着霜の有無を判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、前記コンプレッサの回転数に応じた補正値を前記温度差に加算して着霜の有無を判定する、
車両用空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両用空調装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、室外熱交換器の出口側の冷媒流路の冷媒と外気との温度差が室外熱交換器に着霜の発生し得る着霜温度差以上になっている状態の経過時間に基づいて、室外熱交換器に着霜が発生したと判定する車載空調装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－４１５２１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、室外熱交換器の出口側の冷媒温度は、コンプレッサの回転数にも依存するため、上記特許文献１に記載の車載空調装置では、コンプレッサの回転数が瞬間的に上昇した際に着霜と誤判定し、暖房能力が低下するおそれがある。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、着霜の誤判定を抑えて高い能力を発揮できる車両用空調装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明の車両用空調装置は、
外気との間で熱交換を行う室外熱交換器と、
冷媒を圧縮するコンプレッサと、
外気温を検出する外気温センサと、
前記室外熱交換器における前記冷媒の出口温度である冷媒出口温度を検出する冷媒温センサと、
検出した前記外気温と前記冷媒出口温度との温度差に基づいて前記室外熱交換器の着霜の有無を判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、前記コンプレッサの回転数に応じた補正値を前記温度差に加算して着霜の有無を判定する。
【０００７】
この構成の車両用空調装置によれば、着霜の有無の判定に用いる外気温と冷媒出口温度との温度差にコンプレッサの回転数に応じた補正値を加算することで、コンプレッサの回転数の瞬間的な上昇による着霜の誤判定を抑え、暖房能力の低下を抑制することができる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、着霜の誤判定を抑えて高い能力を発揮できる車両用空調装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、本実施形態に係る車両用空調装置の概略構成図である。
図２は、一般的な着霜判定について説明するグラフである。
図３は、本発明に係る着霜判定について説明するグラフである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図１は、本実施形態に係る車両用空調装置１０の概略構成図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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