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公開番号2025027184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023131769
出願日2023-08-14
発明の名称環境試験機
出願人スガ試験機株式会社
代理人弁理士法人つばさ国際特許事務所
主分類G01N 17/00 20060101AFI20250219BHJP(測定;試験)
要約【課題】環境試験の際の試験精度を向上させつつ、コストを低減することが可能な環境試験機を提供する。
【解決手段】本発明の一実施の形態に係る環境試験機は、試料に対する環境試験を行う環境試験機であって、試験槽と、この試験槽内において光を放射するランプ光源と、このランプ光源を冷却するための冷却水を貯蔵すると共に、冷却水を冷却するための冷却装置を内蔵する冷却水タンクと、試験槽内において所定の湿度を発生させる湿度発生機と、冷却水タンクからランプ光源へ向けて冷却水を供給するための第1流路と、ランプ光源から冷却水タンクへ向けて冷却水を戻すための第2流路と、第1流路上または第2流路上を流れる冷却水の一部を湿度発生機へ向けて供給するための第3流路と、を備えている。上記湿度発生機は、第3流路から供給される冷却水を用いて、湿度を発生させるようになっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
試料に対する環境試験を行う環境試験機であって、
試験槽と、
前記試験槽内において光を放射するランプ光源と、
前記ランプ光源を冷却するための冷却水を貯蔵すると共に、前記冷却水を冷却するための冷却装置を内蔵する冷却水タンクと、
前記試験槽内において所定の湿度を発生させる湿度発生機と、
前記冷却水タンクから前記ランプ光源へ向けて前記冷却水を供給するための第1流路と、
前記ランプ光源から前記冷却水タンクへ向けて前記冷却水を戻すための第2流路と、
前記第1流路上または前記第2流路上を流れる前記冷却水の一部を、前記湿度発生機へ向けて供給するための第3流路と
を備え、
前記湿度発生機は、前記第3流路から供給される前記冷却水を用いて、前記湿度を発生させる
環境試験機。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第3流路上に、前記湿度発生機側への前記冷却水の供給状態と遮断状態とを切り替えるバルブが、設けられている
請求項1に記載の環境試験機。
【請求項3】
前記湿度発生機内における前記冷却水の水位に応じて、前記バルブにおける開状態と閉状態との切り替え制御を行う、制御部を更に備え、
前記制御部は、
前記湿度発生機内での前記水位が閾値以上である場合には、前記バルブを前記閉状態に設定することにより、前記冷却水の前記遮断状態に設定すると共に、
前記湿度発生機内での前記水位が前記閾値未満となった場合には、前記バルブを前記開状態に設定することにより、前記冷却水の前記供給状態に設定する
請求項2に記載の環境試験機。
【請求項4】
前記冷却水タンク内に貯蔵されている前記冷却水の水位に応じて、前記環境試験機の外部から前記冷却水タンク内へ向けて、自動的に給水制御が行われるように構成されている
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の環境試験機。
【請求項5】
前記試験槽内において前記試料に水をスプレーする噴霧器と、
前記環境試験機内の所定の部材を洗浄する洗浄ユニットと
を更に備え、
前記第1流路上または前記第2流路上を流れる前記冷却水の一部が、前記第3流路を経由して、前記噴霧器および前記洗浄ユニットのうちの少なくとも一方にも、供給されるように構成されている
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の環境試験機。
【請求項6】
前記第3流路は、前記第2流路上を流れる前記冷却水の一部を、前記湿度発生機へ向けて供給する
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の環境試験機。
【請求項7】
前記第3流路は、前記第1流路上を流れる前記冷却水の一部を、前記湿度発生機へ向けて供給する
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の環境試験機。
【請求項8】
前記環境試験としての耐候性試験を行う、耐候性試験機として構成されている
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の環境試験機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、試料に対する環境試験を行う環境試験機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
各種試料に対する環境試験を行う環境試験機の一例として、その試料(材料)の劣化度合い等を評価する(耐候性試験を行う)、耐候性試験機が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。具体的には、この耐候性試験機では、温湿度条件や水噴霧に加え、太陽に代わる光源(人工光源)からの光を各種試料に照射することにより、促進的環境条件(加速試験環境)を人工的に再現し、環境試験としての上記のような耐候性試験を行うようになっている。
【0003】
このような耐候性試験機では一般に、温度および湿度等の調節や水噴霧が可能な試験槽の中に、光源として、例えば、キセノンアークランプ、サンシャインカーボンアークランプ、紫外線カーボンアークランプ、メタルハライドランプまたは紫外線蛍光ランプ、LED(Light Emitting Diode)ランプ等の、ランプ光源が配置されている。そして、上記の促進的環境条件の下、数時間から数千時間程度の試験が行われるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3110204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、耐候性試験機等の環境試験機では一般に、環境試験の際の試験精度を向上させたり、コストを低減させたりすることが求められている。
【0006】
環境試験の際の試験精度を向上させつつ、コストを低減することが可能な環境試験機を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施の形態に係る環境試験機は、試料に対する環境試験を行う環境試験機であって、試験槽と、この試験槽内において光を放射するランプ光源と、このランプ光源を冷却するための冷却水を貯蔵すると共に、冷却水を冷却するための冷却装置を内蔵する冷却水タンクと、試験槽内において所定の湿度を発生させる湿度発生機と、冷却水タンクからランプ光源へ向けて冷却水を供給するための第1流路と、ランプ光源から冷却水タンクへ向けて冷却水を戻すための第2流路と、第1流路上または第2流路上を流れる冷却水の一部を湿度発生機へ向けて供給するための第3流路と、を備えたものである。また、上記湿度発生機は、第3流路から供給される冷却水を用いて、湿度を発生させるようになっている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る環境試験機によれば、環境試験の際の試験精度を向上させつつ、コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る環境試験機としての耐候性試験機の概略構成例を表す模式図である。
比較例に係る耐候性試験機の概略構成例を表す模式図である。
実施の形態に係るバルブの開閉状態の切り替え制御の一例を表す流れ図である。
実施の形態に係る他のバルブの開閉状態の切り替え制御の一例を表す流れ図である。
変形例に係る環境試験機としての耐候性試験機の概略構成例を表す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(ランプ光源から冷却水タンクへと戻る冷却水の一部を、湿度発生機・噴霧器・洗浄ユニットへとそれぞれ供給する場合の耐候性試験機の例)
2.変形例(冷却水タンクからランプ光源へと供給する冷却水の一部を、湿度発生機・噴霧器・洗浄ユニットへとそれぞれ供給する場合の耐候性試験機の例)
3.その他の変形例
(【0011】以降は省略されています)

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