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公開番号
2025027150
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2021178823
出願日
2021-11-01
発明の名称
免疫学的測定方法および免疫学的測定装置
出願人
株式会社日立ハイテク
,
マグアレイ,インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
G01N
33/543 20060101AFI20250219BHJP(測定;試験)
要約
【課題】磁気センサを用いてバイオマーカーをより高感度に検出する、免疫学的測定方法および免疫学的測定装置を提供する。
【解決手段】磁気センサ11にリンカー12が固定化された溶液槽に、測定対象物試料を導入し、反応させる(反応工程)。測定対象物試料は、キャプチャー抗体13と、測定対象物14であるバイオマーカーと、検出抗体15と、磁性粒子16とを備える。磁性粒子16は検出抗体15と結合する。磁性粒子16を磁気センサ11に近付ける(近付け工程)。近付け工程の実行が開始された後に、磁気センサ11を用いて測定対象物試料について信号を測定する(測定工程)。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
磁気センサにリンカーが固定化された溶液槽に、測定対象物試料を導入し、反応させる反応工程であって、前記測定対象物試料は、キャプチャー抗体と、測定対象物であるバイオマーカーと、検出抗体と、磁性粒子とを備え、前記磁性粒子は前記検出抗体と結合する、反応工程と、
前記磁性粒子を前記磁気センサに近付ける、近付け工程と、
前記近付け工程の実行が開始された後に、磁気センサを用いて前記測定対象物試料について信号を測定する、測定工程と、
を有する、免疫学的測定方法。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の免疫学的測定方法において、前記近付け工程は、反応溶液の流れの向きを制御する工程を有する、免疫学的測定方法。
【請求項3】
請求項1に記載の免疫学的測定方法において、前記近付け工程は、反応溶液を除去する工程を有する、免疫学的測定方法。
【請求項4】
請求項1に記載の免疫学的測定方法において、前記近付け工程は、反応溶液の蒸発を促進する工程を有する、免疫学的測定方法。
【請求項5】
請求項1に記載の免疫学的測定方法において、
前記近付け工程は、
反応溶液の流れの向きを制御する工程と、
反応溶液の蒸発を促進する工程と、
を有する、免疫学的測定方法。
【請求項6】
請求項1に記載の免疫学的測定方法において、前記リンカーは、前記キャプチャー抗体を、前記磁気センサに対する距離が可変となるように前記磁気センサに結合する、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の免疫学的測定方法において、
前記反応工程は、
前記測定対象物に検出抗体を反応させる工程と、
前記検出抗体に前記磁性粒子を反応させる工程と、
を有する、免疫学的測定方法。
【請求項8】
請求項1に記載の免疫学的測定方法において、前記測定対象物試料は、さらに、前記検出抗体および前記磁性粒子を結合する結合要素を備える、免疫学的測定方法。
【請求項9】
請求項2に記載の免疫学的測定方法において、前記反応溶液の流れの向きを制御する前記工程は、前記反応溶液の液面に送風する工程を有する、免疫学的測定方法。
【請求項10】
請求項2に記載の免疫学的測定方法において、前記反応溶液の流れの向きを制御する前記工程は、前記反応溶液を撹拌する工程を有する、免疫学的測定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は免疫学的測定方法および免疫学的測定装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
バイオマーカーは、生命体の遺伝的背景、生理的状態、疾患状態等を把握するのに広く利用されている指標である。バイオマーカーを測定する公知の方法として免疫学的測定方法がある。図1は、公知の免疫学的測定手法のひとつであるサンドウィッチELISAを示す図である。液中100において、基板101の表面に測定対象物であるバイオマーカー103と結合するキャプチャー抗体102を固定化し、試料中のバイオマーカー103と反応させる。続いて、バイオマーカー103と結合する検出抗体104を反応させる。検出抗体104は予め、酵素105などで標識しておく。最後に基質を加えることで酵素反応が起こり、吸光度や蛍光シグナル強度からバイオマーカー103の濃度を測定する。
【0003】
バイオマーカーは、その濃度自体が低い、バイオマーカーが含まれるサンプル量(体液、培養上清など)が少ない、等の理由から、高感度なバイオマーカー測定方法が必要とされている。高感度化の方法として、例えば、特許文献1には、キャプチャー抗体にリンカーを付加する方法が開示されている。この方法は、リンカーを用いることでキャプチャー抗体の動きの自由度が向上し、目的バイオマーカーを捕捉できる確率が上がることを利用している。
【0004】
また特許文献2には、高感度な免疫学的測定方法として、磁気センサを用いた方法が開示されている。特許文献2の図1の基板に設けた磁気センサが、検出抗体に結合した磁性粒子の磁気を検出することによりバイオマーカーを定量する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2007-531863号公報
特開2008-128677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の技術では、磁気センサを用いた場合に、バイオマーカーの検出感度が限られるという課題があった。
【0007】
磁気センサは、磁性粒子との距離が近いほど、感度が向上するという特徴がある。言い換えれば、磁気センサと測定対象の磁性粒子との距離が離れるほど、磁気センサの感度は劣化する。磁気センサを用いた従来の免疫学的測定方法では、とくにキャプチャー抗体にリンカーを付加すると、リンカーによって磁気センサと磁性粒子との距離が長くなるので、バイオマーカーの検出感度を向上させるのが困難となる。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、磁気センサを用いてバイオマーカーをより高感度に検出する、免疫学的測定方法および免疫学的測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る免疫学的測定方法の一例は、
磁気センサにリンカーが固定化された溶液槽に、測定対象物試料を導入し、反応させる反応工程であって、前記測定対象物試料は、キャプチャー抗体と、測定対象物であるバイオマーカーと、検出抗体と、磁性粒子とを備え、前記磁性粒子は前記検出抗体と結合する、反応工程と、
前記磁性粒子を前記磁気センサに近付ける、近付け工程と、
前記近付け工程の実行が開始された後に、磁気センサを用いて前記測定対象物試料について信号を測定する、測定工程と、
を有する。
【0010】
本発明に係る免疫学的測定装置の一例は、
磁気センサにリンカーが固定化された溶液槽に、測定対象物試料を導入し、反応させる反応手段であって、前記測定対象物試料は、キャプチャー抗体と、測定対象物であるバイオマーカーと、検出抗体と、磁性粒子とを備え、前記磁性粒子は前記検出抗体と結合する、反応手段と、
前記磁性粒子を前記磁気センサに近付ける、近付け手段と、
前記近付け手段の動作が開始された後に、磁気センサを用いて前記測定対象物試料について信号を測定する、測定手段と、
を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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