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公開番号2025027124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-26
出願番号2024210183,2020192676
出願日2024-12-03,2020-11-19
発明の名称乳化整髪剤組成物
出願人株式会社マンダム
代理人弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類A61K 8/06 20060101AFI20250218BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】25℃で固形のワックスを含む乳化整髪剤組成物でありながら、整髪中の毛髪上でののびを良好にすることができる乳化整髪剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明の乳化整髪剤組成物は、25℃で固形のワックス(成分A)と、沸点が230℃以上でありかつ25℃で液状である炭化水素油、及び/又は、1価アルコールと1価カルボン酸とのモノエステル、2価アルコールと1価カルボン酸とのジエステル、及び1価アルコールと2価カルボン酸とのジエステルからなる群より選ばれるエステルであって、沸点が230℃以上でありかつ25℃で液状であるエステル油(成分B)と、界面活性剤(成分C)と、水(成分D)とを含み、前記成分Bが、引火点が225℃以上である炭化水素油及び/又は分子量が400以上、700以下であるエステル油(成分B1)を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dとを含み、
下記成分Bが、下記成分B1を含む、乳化整髪剤組成物。
成分A:25℃で固形のワックス
成分B:沸点が230℃以上でありかつ25℃で液状である炭化水素油、及び/又は、1価アルコールと1価カルボン酸とのモノエステル、2価アルコールと1価カルボン酸とのジエステル、及び1価アルコールと2価カルボン酸とのジエステルからなる群より選ばれるエステルであって、沸点が230℃以上でありかつ25℃で液状であるエステル油
成分B1:引火点が225℃以上である炭化水素油及び/又は分子量が400以上、700以下であるエステル油
成分C:界面活性剤
成分D:水
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記成分Aの含有量が、10.0質量%以上、50.0質量%以下である、請求項1に記載の乳化整髪剤組成物。
【請求項3】
前記成分Aが、下記成分A1を含み、
前記成分A1の含有量が、10.0質量%以上、50.0質量%以下である、請求項1又は2に記載の乳化整髪剤組成物。
成分A1:融点が70℃以上でありかつ25℃で固形であるワックス
【請求項4】
前記成分Aの含有量の、前記成分B1の含有量に対する質量比が、1.0以上、20.0以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の乳化整髪剤組成物。
【請求項5】
さらに、下記成分Eを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の乳化整髪剤組成物。 成分E:25℃で固形の高級アルコール
【請求項6】
さらに、下記成分Fを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の乳化整髪剤組成物。 成分F:増粘剤
【請求項7】
さらに、下記成分Gを含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の乳化整髪剤組成物。 成分G:沸点が230℃未満でありかつ25℃で液状である炭化水素油、環状シリコーン、メチルトリメチコン、エチルトリシロキサン、トリシロキサン、カプリリルメチコン、及び25℃における動粘度0.1mm

/s~2.0mm

/sのジメチルポリシロキサンからなる群より選ばれる油剤

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪を整える整髪剤に好適に用いられる乳化整髪剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
液状、ジェル状、クリーム状及びワックス状等の種々の性状の整髪剤組成物が知られている。中でも、ワックス状の乳化整髪剤組成物(所謂、ヘアワックス)は、毛髪のくせ付けのしやすさや、再整髪性(一度整髪した後に再度整髪が可能である特性)に優れるという特徴を有する。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、(A)キャンデリラロウと、(B)揮発性炭化水素と、(C)炭素数12~22の直鎖脂肪酸のエステルと、(D)特定の構造を有する直鎖状メチルポリシロキサンと、(E)カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーとを含む乳化型整髪料が開示されている。
【0004】
また、下記の特許文献2には、(A)20℃において固体のワックスと、(B)沸点が100~260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素および/または珪素数が2~8の揮発性シリコーンとを含み、成分(A)と成分(B)との質量比が1:3~3:1である整髪料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-040107号公報
特開2007-015935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
整髪剤組成物に求められる整髪性能の一つとして、整髪した髪型を長時間保持できる特性(整髪保持力)がある。ヘアワックス等の乳化整髪剤組成物では、例えば、25℃で固形のワックスを配合することにより、整髪後の毛束を硬くすることができるので、整髪保持力を高めることができる。
【0007】
ところで、整髪剤組成物を用いた整髪は、通常、1)掌上で整髪剤組成物をある程度のばし、2)整髪剤組成物を毛髪に塗布し、3)毛髪上で整髪剤組成物をのばしながら所望の髪型に整髪するという工程を経て行われる。
【0008】
25℃で固形のワックスを含む従来の乳化整髪剤組成物は、整髪中の毛髪上での乳化整髪剤組成物ののびが悪く、使用性に劣る。25℃で固形のワックスを含む従来の乳化整髪剤組成物では、掌上での乳化整髪剤組成物ののび、毛髪への塗布時の乳化整髪剤組成物ののびをある程度良好にすることができたとしても、整髪中の毛髪上での乳化整髪剤組成物ののびを良好にすることは困難である。
【0009】
本発明の目的は、25℃で固形のワックスを含む乳化整髪剤組成物でありながら、整髪中の毛髪上でののびを良好にすることができる乳化整髪剤組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、下記成分(A)と、下記成分(B)と、下記成分(C)と、下記成分(D)とを含み、前記成分(B)が、下記成分(B1)を含む、乳化整髪剤組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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