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公開番号2025027105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-26
出願番号2024209440,2021559932
出願日2024-12-02,2020-04-10
発明の名称エクトヌクレオチドピロホスファターゼホスホジエステラーゼ1阻害剤としての二環式ヘテロアリール誘導体
出願人リボサイエンス リミティド ライアビリティ カンパニー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07F 5/02 20060101AFI20250218BHJP(有機化学)
要約【課題】 本開示は、エクトヌクレオチドピロホスファターゼ/ホスホジエステラーゼ1(ENPP1)酵素活性を阻害し、したがって、ENPP1によって少なくとも部分的に媒介される疾患及び状態の治療に有用なある種の二環式ヘテロアリール化合物を提供する。
【解決手段】いくつかの実施形態では、二環式ヘテロアリール化合物は、式(I):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025027105000421.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">34</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">160</com:WidthMeasure> </com:Image> のものを含む。また、本明細書では、そのような化合物を含有する医薬組成物及びそのような化合物を調製するためのプロセスも提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)の化合物:
JPEG
2025027105000390.jpg
50
160
(式中、
a、b、d、及びeはCHであるか;又はa、b、d、及びeの1つ又は2つはNであり、且つ残りのa、b、d、及びeはCHであり;
y及びzの1つはNであり、且つ他のy及びzはCR
7
であるか;又はy及びzの両方はCR
7
であり、各R
7
は、独立して、水素、アルキル、ヒドロキシ、又はハロであり;
alkは、1、2、又は3個のハロで任意選択により置換されたアルキレンであり;
alk
1
はアルキレンであり、前記アルキレン鎖中の1つの炭素原子は、酸素によって置き換えられてもよく、且つ前記アルキレン鎖は、任意選択により、1、2、又は3個のハロで置換され;
m及びnは、独立して、0又は1であり;m及びnの少なくとも1つが1であることを条件とし;
Arは、アリール又はヘテロアリールであり;

w
及びR
x
は、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、-Oアリール(アリールは、任意選択により、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シアノ、又はニトロから独立して選択される1~3個の置換基で置換される)、-O-(CH
2
)OCOR
c
(R
c
はアルキルである)、-O-(alk
2
)OR
d
(alk
2
はアルキレンであり、且つR
d
はアルキルである)から選択されるか;又は

w
及びR
x
を、それらが結合されるホウ素原子と合わせて、-O(CRR’)
2
O-又は-O(CRR’)
3
O-(各R及びR’は、独立して、水素又はメチルである)を形成でき;

2
及びR
3
は、独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、又はシアノであり;

4
は、水素、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、又はジアルキルアミノスルホニルであり;且つ

5
及びR
6
は、独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルコキシ、アルコキシアルコキシ、ヒドロキシアルキルアミノ、アルコキシアルキルアミノ、アミノ、アミノアルキル、アミノアルコキシ、アミノアルキルアミノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアミノ(式中、ヘテロシクリル単独又はヘテロシクリルオキシ及びヘテロシクリルアミノの一部のいずれかは、任意選択により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、及びアミノアルキルから独立して選択されるR
h
、R
j
、又はR
k
で置換される)、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルキルオキシ、ヘテロシクリルアルキルアミノ(式中、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルキルオキシ、及びヘテロシクリルアルキルアミノ中のヘテロシクリル環は、任意選択により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、及びアミノアルキルから独立して選択される1、2、又は3個の置換基で置換される)、シクロアルキルオキシ、フェニルオキシ、又はヘテロアリールオキシ(式中、フェニルオキシ中のフェニル及びヘテロアリールオキシ中のヘテロアリールは、任意選択により、1、2、又は3個の置換基で置換され、任意選択の置換基のうちの2個は、独立してアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、及びシアノから選択される)である);又は
その薬学的に許容される塩
(式(I)が構造
JPEG
2025027105000391.jpg
38
160
を有し且つ:
(i)R
w
及びR
x
がそれぞれ-OHであるとき、
JPEG
2025027105000392.jpg
37
160
は、4-((6-アミノ-2-ブトキシ-8-メトキシ-9H-プリン-9-イル)メチル)フェニル;4-((5,6-ジクロロ-2-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;4-((2-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;5-フルオロ-2-((2-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;3-フルオロ-4-((2-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;3-((5,6-ジメチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;4-((5,6-ジメチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;2-((2-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;2-((5,6-ジメチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;2-フルオロ-5-((2-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;
3-((2-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル)メチル)フェニル;3-(1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)フェニル;3-(1H-インダゾール-1-イルメチル)フェニル;2-(1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)フェニル;4-(1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)フェニル;4-(1H-インドール-1-イルメチル)フェニル;4-((6-アミノ-9H-プリン-9-イル)メチル)フェニル;3-((6-アミノ-9H-プリン-9-イル)メチル)フェニル;2-((6-アミノ-9H-プリン-9-イル)メチル)フェニル;4-(1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)-3-フルオロフェニル;4-((2-エチル-5,7-ジメチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-3-イル)メチル)-3-フルオロフェニル;5-(1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)-2-フルオロフェニル;4-((2-エチル-5,7-ジメチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-3-イル)メチル)-3-フルオロフェニル;2-(1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)-5-フルオロフェニル;5-(1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)-2-メトキシフェニル;3-(1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)-4-メトキシフェニル;2-((2-エチル-5,7-ジメチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-3-イル)メチル)-5-ピリミジニル、6-((2-エチル-5,7-ジメチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-3-イル)メチル)-3-ピリジニル、又は4-(2-エトキシ-7-カルボキシ-1H-ベンゾイミダゾール-1-イルメチル)フェニルではなく;
(ii)-B(R
w
)(R
x
)が、
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
式(Ia)の構造:
JPEG
2025027105000397.jpg
49
160
(式中、d及びeの1つがNであり、且つa、b、c及びdの残りがCHである)を有する請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
式(Ie)の構造:
JPEG
2025027105000398.jpg
46
160
を有する請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
式(Ii)の構造:
JPEG
2025027105000399.jpg
50
160
を有する請求項2に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
式(Ij)の構造:
JPEG
2025027105000400.jpg
49
160
(式中、R
7
は、アルキル、ハロ、又はヒドロキシである)を有する請求項2に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項6】

7
が、アルキルである、請求項4若しくは5に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項7】

7
が、メチル又はイソプロピルである、請求項4若しくは5に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
式(Ia)又は(Ib)の構造:
JPEG
2025027105000401.jpg
47
160
を有する請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
式(Ia)の構造を有する請求項8に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
式(Ib)の構造を有する請求項8に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、各々の内容が全ての目的のために全体として参照により本明細書に組み込まれる2019年4月12日に出願された米国仮特許出願第62/833,455号及び2019年7月31日に出願された米国仮特許出願第62/881,111号に対する米国特許法第119条(e)の下での優先権の利益を主張する。
続きを表示(約 6,700 文字)【0002】
連邦政府に後援された研究開発の下でなされた発明の権利に関する声明
該当なし
【0003】
「配列表」、表、又はコンパクトディスクで提出されたコンピュータープログラムリストの付録への参照
該当なし
【0004】
本開示は、エクトヌクレオチドピロホスファターゼ/ホスホジエステラーゼ1(ENPP1)酵素活性を阻害し、したがって、ENPP1の阻害によって治療可能な疾患の治療に有用なある種の二環式ヘテロアリールホスホナート及びボロナート化合物を提供する。また、そのような化合物を含有する医薬組成物及びそのような化合物を調製するためのプロセスが提供される。
【背景技術】
【0005】
ENPP1酵素は、リンパ球、マクロファージ、肝臓、脳、心臓、腎臓、血管平滑筋細胞、及び軟骨細胞などの広範な組織及び細胞型中に存在する。ENPP1は、ATP及び他のヌクレオシド三リン酸を加水分解し、AMP又は他のヌクレオシド一リン酸及びピロリン酸(PPi)を放出する(Kato K et al.2012 PNAS 109:16876-16881;Hessle L et al.2002 PNAS 99:9445-9449)。酵素はまた、他のヌクレオシド一リン酸エステルを加水分解し得る(Kato K et al.2012 PNAS 109:16876-16881)。ENPP1は、培養細胞、組織抽出物及び血液において支配的な2’-3’-cGAMPヒドロラーゼとして同定された(Li L et al.2014 Nat Chem Biol 10:1043-1048)。ENPP1ノックアウトマウスに由来する組織及び血液は、2’-3’-cGAMPヒドロラーゼ活性を欠く。ENPP1のレベルの上昇は、大動脈弁石灰化疾患(CAVD)及びピロリン酸カルシウム二水和物(CPPD)疾患、関節及び周囲の組織におけるCPPD結晶沈着物に起因する炎症性疾患と関連している(Cote N et al.2012 Eur J Pharmacol 689:139-146;Johnson K et al.2001 Arthritis Rheum 44:1071)。ENPP1発現は、ある種の肝細胞癌、神経膠芽腫、黒色腫、精巣、膵臓及び甲状腺及び乳癌において上方制御され、化学療法に対する抵抗性と関連している(Lau WM et al.2013 PLoS One 8:5;Bageritz J et al.2014 Mol Cell Oncology 1:3;Bageritz J et al.2014 Cell Death,Differentiation 21:929-940;Umar A et al.2009 Mol Cell Proteomics 8:1278-1294を参照のこと)。ENPP1上方制御及びENPP1のバリアントもまた、インスリン抵抗性糖尿病及び2型糖尿病に関連し(Meyre D et al.2005 Nat Genet 37:863-867;Maddux BA et al.1995 Nature 373:448-451;Rey D et al.2012 Mol Biol Rep 39:7687-7693)、ENPP1の酵素活性は、インスリン受容体シグナル伝達の阻害に必要であることが報告された(Chin CN et al.2009 Eur J Pharmacol 606:17-24)。
【0006】
環状GMP-AMPシンターゼ(cGAS)は、ウイルス、細菌、損傷したミトコンドリア又は癌細胞に由来するDNAの存在に応答してATP及びGTPから内在性のメッセンジャー分子cGAMPを合成するパターン認識受容体である。次に、cGAMP分子は、自然免疫を活性化するシグナル伝達応答を開始し、且つI型インターフェロン、抗ウイルス及び免疫刺激サイトカインの産生をもたらすインターフェロン遺伝子の刺激因子(STING)タンパク質に結合する(Sun L et al.2013 Science 339:786-791;Wu J et al.2013 Science 339:826-830;Gao D et al.2013 Science 341:903-906;Li X et al.2013 Science 341:1390-1394;Schoggins JW et al.2014 Nature 505:691-695;Wassermann R et al.2015 Cell Host Microbe 17:799-810;Watson RO et al.2015 Cell Host Microbe 17:811-819;Collins A et al.2015 Cell Host Microbe 17:820-828;West A et al.2015 Nature 520:533-557;Woo SR et al.2014 Immunity 41:830-842;Deng L et al.2014 Immunity 41:843-852;Chen Q et al.2016 Nat Immunol 17:1142-1148)。cGAS酵素、cGAMPメッセンジャー及びSTINGはまた、RNAウイルスに対する宿主防御及び腫瘍発達の免疫制御に関与する(Aguirre S et al.2012 PLoS Pathog 8:e1002934;Barber GN 2015 Nat Rev Immunol 15:760-770)。ENPP1は、cGAMPを自然に加水分解し、したがって、感染病原体、損傷細胞及び癌細胞に対する自然免疫応答に対抗する酵素として同定されている(Li L et al.2014 Nat Chem Biol 10:1043-1048)。機能的免疫応答を誘導する際の非加水分解性cGAMPアナログの有効性は、天然の加水分解性cGAMPのものより高い(Li L et al.2014 Nat Chem Biol 10:1043-1048;Corrales L et al.2015 Cell Rep 11:1018-1030)。ウイルス感染は、ENPP1過剰発現によって促進されることが実証されており、ENPP1のサイレンシングによって減弱される(Wang J et al.2018 Mol Immunol 95:56-63)。
【0007】
したがって、cGAMP加水分解の阻害剤は、癌細胞及び腫瘍並びにRNA若しくはDNAウイルス又は細菌による感染症に対する免疫応答の有効性を増大させるために使用され得る。ENPP1及びcGAMP又はヌクレオシド三リン酸加水分解の阻害剤はまた、ヌクレオチダーゼレベルの上昇、ヌクレオシド三リン酸の減少、cGAMPの低減若しくはヌクレオシド一リン酸エステルレベルの低減に関連する炎症性疾患、又はヌクレオシド若しくはヌクレオシド一リン酸レベルの上昇に関連する疾患の治療のために使用され得る。これらの理由により、ENPP1は、疾患の治療のための魅力的な治療標的である。
【0008】
本開示は、これらの必要性に対処し、関連する利点も提供する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様では、式(I)の化合物:
JPEG
2025027105000001.jpg
46
160
(式中、
a、b、d、及びeはCHであるか;又はa、b、d、及びeの1つ又は2つはNであり、且つ残りのa、b、d、及びeはCHであり;
y及びzの1つはNであり、且つ他のy及びzはCR
7
であるか;又はy及びzの両方はCR
7
であり、各R
7
は、独立して、水素、アルキル、ヒドロキシ、又はハロであり;
alkは、1、2、又は3個のハロで任意選択により置換されたアルキレンであり;
alk
1
はアルキレンであり、アルキレン鎖中の1つの炭素原子は、酸素によって置き換えられてもよく、且つアルキレン鎖は、任意選択により、1、2、又は3個のハロで置換され;
m及びnは、独立して、0又は1であり;m及びnの少なくとも1つが1であることを条件とし;
Arは、アリール又はヘテロアリールであり;
Qは、-P(O)(R
a
)(R
b
)又は-B(R
w
)(R
x
)であり、R
a
及びR
b
は、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、-Oアリール(アリールは、任意選択により、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シアノ、又はニトロから独立して選択される1~3個の置換基で置換される)、-O-(CH
2
)OCOR
c
(R
c
はアルキルである)、-O-(CH
2
)OCOOR
c
(R
c
はアルキルである)、-O-(alk
2
)OR
d
(alk
2
はアルキレンであり、且つR
d
はアルキルである)、-S-(CH
2

2
SCOR
e
(R
e
はアルキルである)、又は-NR
g
-(CHR)OCOR
f
(Rは、水素、アルキル、ヒドロキシメチル、チオメチル、メチルチオメチル、アミジノプロピル、インドール-3-イルメチル、インドール-4-イルメチル、カルボキシメチル、カルボキシエチル、アミノカルボニルメチル、アミノカルボニルエチル、フェニル又はフェニルアルキル(式中、フェニル単独又はフェニルアルキルの一部としてのフェニルは、任意選択により、アルキル、アルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ又はニトロから独立して選択される1~3個の置換基で置換される)であり、R
f
は、アルキル又はベンジルであり、且つR
g
は、水素であるか又はRと合わせて-(CH
2

3
-を形成する)から選択されるか;又はR
a
及びR
b
を、それらが結合されるリン原子と合わせて、式(a)の環:
JPEG
2025027105000002.jpg
23
160
(式中、Ar
2
は、1~3個のハロで任意選択により置換されたフェニル又は6員ヘテロアリールである)を形成し;且つ

w
及びR
x
は、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、-Oアリール(アリールは、任意選択により、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シアノ、又はニトロから独立して選択される1~3個の置換基で置換される)、-O-(CH
2
)OCOR
c
(R
c
はアルキルである)、-O-(alk
2
【0010】
第2の態様では、式(IA)の化合物:
JPEG
2025027105000009.jpg
61
160
(式中、
a、b、d、及びeはCHであるか;又はa、b、d、及びeの1つ又は2つはNであり、且つ残りのa、b、d、及びeはCHであり;
y及びzの1つはNであり、且つ他のy及びzはCR
7
であるか;又はy及びzの両方はCR
7
であり、各R
7
は、独立して、水素、アルキル、ヒドロキシ、又はハロであり;
alkは、1、2、又は3個のハロで任意選択により置換されたアルキレンであり;
alk
1
はアルキレンであり、アルキレン鎖中の1つの炭素原子は、酸素によって置き換えられてもよく、且つアルキレン鎖は、任意選択により、1、2、又は3個のハロで置換され;
m及びnは、独立して、0又は1であり;m及びnの少なくとも1つが1であることを条件とし;
Arは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクリルであり;
Qは、-P(O)(R
a
)(R
b
)又は-B(R
w
)(R
x
)であり、R
a
、R
b
、R
w
及びR
x
は、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、-Oアリール(アリールは、任意選択により、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シアノ、又はニトロから独立して選択される1~3個の置換基で置換される)、-O-(CH
2
)OCOR
c
(R
c
はアルキルである)、-O-(alk
2
)OR
d
(alk
2
はアルキレンであり、且つR
d
はアルキルである)、-S-(CH
2

2
SCOR
e
(R
e
はアルキルである)、又は-NR
g
-(CHR)OCOR
f
(Rは、水素、アルキル、ヒドロキシメチル、チオメチル、メチルチオメチル、アミジノプロピル、インドール-3-イルメチル、インドール-4-イルメチル、カルボキシメチル、カルボキシエチル、アミノカルボニルメチル、アミノカルボニルエチル、フェニル又はフェニルアルキル(フェニル単独又はフェニルアルキルの一部としてのフェニルは、任意選択により、アルキル、アルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ又はニトロから独立して選択される1~3個の置換基で置換される)であり、R
f
は、アルキル又はベンジルであり、且つR
g
は、水素であるか又はRと合わせて-(CH
2

3
-を形成する)から選択されるか;又はR
a
及びR
b
を、それらが結合されるリン原子と合わせて、式(a)の環:
JPEG
2025027105000010.jpg
17
160
(式中、Ar
2
は、1~3個のハロで任意選択により置換されたフェニル又は6員ヘテロアリールである)を形成するか;又は

w
及びR
x
を、それらが結合されるホウ素原子と合わせて、-O(CRR’)
2
O-又は-O(CRR’)
3
O-(各R及びR’は、独立して、水素又はメチルである)を形成でき;

2
及びR
3
(【0011】以降は省略されています)

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