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公開番号2025027089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-26
出願番号2024208192,2022503504
出願日2024-11-29,2020-07-14
発明の名称容器
出願人ビーボックス・フォー・キッズ・ディベロップメンツ・プロプリエタリー・リミテッド,B.BOX FOR KIDS DEVELOPMENTS PTY LTD
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B65D 85/50 20060101AFI20250218BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】収容空間の高さよりも大きい高さを有する物品を収容可能な食品容器を提供する。
【解決手段】食品容器10であって、該容器は容器基部11と容器蓋12とを備える。容器基部は、底部13と、底部から立ち上がり容器基部内部内部を画定する壁部14とを備える。容器蓋は上部カバー18と側縁19とを備え、蓋12と基部11を閉じたときに上部カバーが底部を覆う。上部カバーは弾性変形部25と非弾性部26とを含む。蓋と基部を閉じたときに弾性変形部と非弾性部は各々底部の異なる部分を覆う。弾性変形部は、物品と接触している底部から離れる外側に弾性変形することによって、弾性変形部の下にある底部の部分に載せられており且つ容器基部を蓋で閉じる際に弾性変形部と接触する物品を容器基部内部に収容することを容易にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
食品容器であって、
容器基部と、
容器蓋と、
を有し、
前記容器基部は、底部と、前記底部から立ち上がり容器基部内部を画定する壁部とを有し、
前記容器蓋は上部カバーと側縁とを有し、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記上部カバーが前記底部を覆い、
前記上部カバーは開口部を画定する非弾性部と、前記開口部を横断して延在する弾性変形部とを含み、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記弾性変形部と前記非弾性部とはそれぞれ前記底部の異なる部分を覆い、
前記弾性変形部はシールの一部として形成されており、
前記シールは、前記容器蓋の内側に取り付けられており、前記容器基部が前記容器蓋で閉じられているときに前記容器基部の表面を密封し、
前記弾性変形部は物品と接触している前記底部から離れる外方に弾性変形することにより、前記弾性変形部の下の前記底部の部分に配置されており且つ前記容器基部を前記容器蓋で閉じる際に前記弾性変形部に接触する前記物品を、前記容器基部内部に収容することを容易にする食品容器。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の食品容器であって、
前記容器基部が前記容器基部内部に少なくとも1つの隔壁を含むことにより少なくとも2つの区画を形成しており、
前記弾性変形部が前記区画の1つを覆う食品容器。
【請求項3】
食品容器であって、
容器基部と、
容器蓋と、
を有し、
前記容器基部は、底部と、前記底部から立ち上がり容器基部内部を画定する壁部と、前記容器基部内部に少なくとも2つの区画を形成する少なくとも1つの隔壁と、を有し、
前記容器蓋は上部カバーと側縁とを有し、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記上部カバーが前記底部を覆い、
前記上部カバーは、第1の弾性変形部と、第2の弾性変形部と、非弾性部とを有し、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記第1の弾性変形部、前記第2の弾性変形部、および前記非弾性部は、それぞれ前記底部の異なる部分を覆い、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記第1の弾性変形部は前記少なくとも2つの区画のうちの1つの区画を覆い、前記第2の弾性変形部は前記少なくとも2つの区画のうちの他の区画を覆い、
前記第1の弾性変形部または前記第2の弾性変形部の少なくとも一方は、物品と接触している前記底部から離れる外方に弾性変形することにより、前記第1の弾性変形部または前記第2の弾性変形部の少なくとも一方に覆われる前記底部に配置されており且つ前記容器基部を前記容器蓋で閉じる際に前記第1の弾性変形部または前記第2の弾性変形部の少なくとも一方に接触する前記物品を、前記容器基部内部に収容することを容易にする食品容器。
【請求項4】
食品容器であって、
容器基部と、
容器蓋と、
を有し、
前記容器基部は、底部と、前記底部から立ち上がり容器基部内部を画定する壁部とを有し、
前記容器蓋は上部カバーと側縁とを有し、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記上部カバーが前記底部を覆い、
前記上部カバーは開口部を画定する非弾性部と、前記開口部を横断して延在する弾性変形部とを含み、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記弾性変形部と前記非弾性部とはそれぞれ前記底部の異なる部分を覆い、
前記開口部は縁部を有し、
前記弾性変形部が前記縁部と前記縁部から離間する前記上部カバーの内側表面とに取り付けられており、
前記弾性変形部が取り付けられる前記上部カバーの内側表面は、少なくとも一部に溝を有し、
前記弾性変形部の一部は前記溝に収容されて固定され、
前記弾性変形部は物品と接触している前記底部から離れる外方に弾性変形することにより、前記弾性変形部に覆われる前記底部に配置されており且つ前記容器基部を前記容器蓋で閉じる際に前記弾性変形部に接触する前記物品を、前記容器基部内部に収容することを容易にする食品容器。
【請求項5】
食品容器であって、
底部と、前記底部から立ち上がり容器基部内部を画定する壁部とを有し、前記容器基部内部に少なくとも1つの隔壁を含むことにより少なくとも2つの区画を形成している容器基部と、
前記容器基部を容器蓋で閉じたときに前記底部を覆う上部カバーを有する容器蓋と、を有し、
前記上部カバーは、
孔部を有する非弾性部と、前記孔部内に保持されるサイズの弾性変形部と、を有し、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記弾性変形部が前記少なくとも2つの区画のうちの1つのみを覆い、前記非弾性部が前記少なくとも2つの区画の残りの区画を覆う食品容器。
【請求項6】
食品容器であって、
底部と、前記底部から立ち上がり容器基部内部を画定する壁部とを有し、前記容器基部内部に少なくとも1つの隔壁を含むことにより少なくとも2つの区画を形成している容器基部と、
前記容器基部を容器蓋で閉じたときに前記容器基部内部を覆う上部カバーを有する容器蓋と、を有し、
前記上部カバーは、
前記上部カバーの中心からオフセットした孔部を有する非弾性部と、
前記孔部を覆う弾性変形部と、を有し、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記弾性変形部が前記少なくとも2つの区画のうちの1つの区画を覆い、前記非弾性部が前記少なくとも2つの区画の残りの区画を覆う食品容器。
【請求項7】
請求項6に記載の食品容器であって、
前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、前記非弾性部は前記少なくとも2つの区画のうちの1つの区画の全体を覆い、前記弾性変形部は前記少なくとも2つの区画のうちの他の区画を覆う食品容器。
【請求項8】
食品容器であって、
容器内部を画定する容器基部と、
前記容器基部を容器蓋で閉じたときに前記容器基部の内部を覆う容器蓋と、
を有し、
前記容器蓋は、
弾性変形部と非弾性部とを有し、
前記弾性変形部と前記非弾性部は、前記容器基部を前記容器蓋で閉じたときに、それぞれ底部の異なる部分を覆い、
前記非弾性部が前記底部を覆う範囲は、前記弾性変形部が前記底部を覆う範囲以上であり、
前記弾性変形部は、その下に配置された物品と接触すると前記底部から離れる外方に弾性変形する食品容器。
【請求項9】
請求項8に記載の食品容器であって、
前記非弾性部は孔部が形成された非弾性材料の基板を有し、
前記弾性変形部は前記孔部を横断して延在する食品容器。
【請求項10】
請求項8または9に記載の食品容器であって、前記容器基部が前記容器基部内部に少なくとも1つの隔壁を含むことにより少なくとも2つの区画を形成している食品容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を収納・運搬するための容器に関する。本発明は、後で消費する食品、通常は当日消費する食品を保存するための食品容器として開発されたものである。したがって、その用途に関連して本発明を説明するのが便宜であろう。しかしながら、本発明の容器は食品容器に限定されるものではなく、任意の適切な物品を収容するための容器であり得ることを理解されたい。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
食品容器に関して、食品容器の用途の一例として、学童期の子供が学校で食べる昼食やおやつの時間用に親が用意する食品を保存することが挙げられる。
【0003】
優先権の相互参照
本願は、2019年7月22日に出願されたオーストラリア特許出願第2019208141号の優先権を主張し、その内容は、この参照により本明細書に組み込まれたものとみなされる。
【背景技術】
【0004】
以下の発明の背景に関する考察は、本発明の理解を容易にするためのものである。しかしながら、この考察は、考察のいかなる側面も、本願の優先日時点での一般的常識の一部であったことを認めたり自白したりするものではないことを理解されたい。
【0005】
食品を後で食べるために保存して持ち運ぶための食品容器は入手可能である。多くの幼児や学童は、幼稚園や学校での一日分の食事をそのような容器に入れて持って行く。同様に、多くの成人労働者は、軽食や昼食を食品容器に入れて職場に持って行く。このように使用される食品容器は、ほとんどが実質的に硬質プラスチックでできており、基部と蓋とを備えている。通常、基部は食品を格納するための格納空間の主要な部品を提供するが、蓋も同様に格納空間に寄与することができる。
【0006】
基部と蓋とは、通常、一方の縁にあるヒンジと、反対側の縁にある協働するクリップまたはラッチ部品とによって一緒に接続されている。そのクリップ又はラッチ部品は協働して、蓋を基部に対して閉じた状態で固定する。
【0007】
容器を閉じた状態において、容器内の収容空間の高さは、基部と蓋の向かい合う面の間の間隔によって設定される。この高さが設定されることによって、収容空間の高さよりも大きい高さを有する食品は容器内に格納することができなくなる。基部と蓋が硬いということは、収容空間の高さより大きい高さを有する食品を食品容器内に収納する場合、蓋を基部に対して少し開いたままにして大きい食品を収容するか、あるいは食品を食品容器とは別に持ち運ばなければならないことを意味している。蓋を基部に対して開けたままにしておくと、容器内から食品が外に出てしまうことがあり、一方、食品を食品容器とは別に運ぶと、消費の際に見落としてしまうことがあるため、どちらの結果も望ましくない場合がある。食品を小さく切ることもできるが、より多くの準備を必要とし、食品を容器内で長期間保存する場合には食品の外観や栄養価の劣化につながるため好ましくない場合がある。
【0008】
UNIKIA AS名義のノルウェー意匠登録第084240号には、外側に突出したドームを一端に有する食品容器が示されている。ドームは場合によっては、容器の他の部分に収まらない食品をドーム部分に収めることを可能にする。しかし、ドームの形状が固定されているため、そのような物品を収容する性能には限界がある。すなわち、四角い物品がドームの外周に向かってドームの内側表面に当たる場合、ドームの全高を利用しても物品を収容することはできない。さらに、ドームは形状が固定されているため、ドームは常に容器蓋から突出しており、容器の嵩が恒久的に増す。したがって、当該意匠登録に係る食品容器では、食品容器の収容空間の高さよりも大きい高さを有する物品を収容するという課題を容易に解決することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、現在流通している容器の上記の欠点を解消、又は少なくとも緩和する食品容器などの容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は容器を提供するものであって、容器は、容器基部および容器蓋を有する。容器基部は、底部と、底部から立ち上がり容器基部内部を画定する壁部とを有する。容器蓋は、上部カバーと側縁とを有し、蓋と基部を閉じたときに上部カバーが底部を覆っている。上部カバーは、弾性変形部と非弾性部とを含み、蓋と基部を閉じたときに、弾性変形部と非弾性部はそれぞれ底部の異なる部分を覆っている。弾性変形部が物品と接触している底部から離れる外側に弾性変形することによって、蓋と容器基部が閉じるように変化する。そのため、弾性変形部は、弾性変形部の下にある底部の部分に載せられ弾性変形部と接触するほどに延在する物品を、容器基部内部に収容することを容易にする。
(【0011】以降は省略されています)

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