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公開番号2025027077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-26
出願番号2024207722,2023116734
出願日2024-11-28,2013-04-12
発明の名称鼻マスクシステム
出願人レスメド・プロプライエタリー・リミテッド
代理人個人,個人
主分類A61M 16/06 20060101AFI20250218BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者インタフェースシステムを提供する。
【解決手段】患者インタフェースシステムのためのスイベルエルボー・コネクタアセンブリは、開口にシール状態で固定されるように構成されるリング(128)と、リングに旋回可能に固定されるエルボー(125)と、を有する。リングは、リングが開口に固定されるときに患者インタフェースシステムの内部にある第1の側(128(1))と外部にある第2の側(128(2))とを有する。リングは、第1の側に第1のフランジを、第2の側に第2のフランジを有し、第1のフランジおよび第2のフランジは、患者インタフェースシステムの開口とシール状態で係合するチャネル(128(3))を画定する。リングの内面(128(4))は部分的に球状であり、エルボーの外面(125(3))は部分的に球状であり、エルボーおよびリングがボール・ソケット接続部を形成する。
【選択図】図3-120-5
特許請求の範囲【請求項1】
睡眠呼吸障害を改善するために、患者が寝ている間に大気圧に対して陽圧の空気流を少なくとも患者の鼻孔の入口を含む患者の気道の入口へ送達するための患者インタフェースであって、前記患者インタフェースが、クッションアセンブリを備え、
前記クッションアセンブリが、患者の気道への入口を取り囲んでいる患者の顔面の領域に対してシールを形成するように構成配置されたシールフランジを含むシール形成構造体を備え、
前記シールフランジが、第一断面厚さを有し、
前記シール形成構造体は、前記シールフランジを支持するように構成配置された支持フランジをさらに備え、かつ
前記支持フランジは、第二断面厚さを有し、
前記支持フランジの第二断面厚さは、前記シールフランジの第一断面厚さよりも相対的に厚く、
前記クッションアセンブリが、大気圧を上回って5cmH

O~15cmH

Oの範囲で治療圧力に対して加圧可能なプレナムチャンバを備え、
前記プレナムチャンバが、空気送達チューブに流体連通するように構成された取付領域を含み、
前記プレナムチャンバが、前記シール形成構造体と前記取付領域との間に延在する側壁領域をさらに含み、
前記側壁領域が、第三断面厚さを有し、
前記側壁領域の第三断面厚さが、前記シールフランジの第一断面厚さよりも相対的に厚く、
前記取付領域は、前記空気送達チューブの保持をアシストするように構成配置されたリップ部を備え、
前記リップ部は、第四断面厚さを有し、
前記取付領域の前記リップ部の第四断面厚さが、前記側壁領域の第三断面厚さよりも相対的に厚く、
前記取付領域は、デカップリングマチをさらに備え、デカップリングマチは、前記取付領域が前記側壁領域に対して動けるように構成配置されて、前記空気送達チューブにより加えられるチューブ抗力からのデカップリングを可能にし、
前記デカップリングマチは、第五断面厚さを有し、
前記デカップリングマチの第五断面厚さは、前記支持フランジの第二断面厚さよりも相対的に薄く、
前記シール形成構造体および前記プレナムチャンバが、ワンピースの成形構造体を備え、
前記シール形成構造体および前記プレナムチャンバが、エラストマー材料を含む、患者インタフェース。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記デカップリングマチの第五断面厚さは、前記側壁領域の第三断面厚さよりも相対的に薄い請求項1に記載の患者インタフェース。
【請求項3】
前記側壁領域が、概して円すい形である請求項1または2に記載の患者インタフェース。
【請求項4】
前記側壁領域が、前記取付領域に近接する第一直径と、前記シール形成構造体に近接する第二直径と、を有し、前記第一直径が、前記第二直径より小さい請求項3に記載の患者インタフェース。
【請求項5】
前記側壁領域が、異なる領域において異なる断面厚さを有する請求項1から4のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
【請求項6】
前記側壁領域が、テーパー状の断面厚さを有する少なくとも1つの領域を含む請求項1から5のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
【請求項7】
前記シール形成構造体および前記プレナムチャンバが、シリコーンを含む請求項1から6のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
【請求項8】
前記クッションアセンブリが、鼻中隔軟骨、上唇、及び患者の鼻の大鼻翼軟骨と外側鼻軟骨間の接合部に隣接する領域の近位で患者に対してシールするように構成された請求項1から7のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
【請求項9】
前記シール形成構造体が、鼻筋領域と、鼻領域の側部と、鼻領域のコーナと、上唇領域と、を含む請求項1から8のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
【請求項10】
前記側壁領域が、前記シール形成構造体の鼻筋領域、鼻領域の側部、及び鼻領域のコーナに隣接する対応する厚さ未満の厚さを有する、前記シール形成構造体の上唇領域に隣接するエリアを含む請求項9に記載の患者インタフェース。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
1 関連出願の相互参照
この出願は、その全体が参照により本願に組み入れられる2012年5月18日に出願された米国仮出願第61/648,807号の利益を主張する。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
2 技術の背景
2.1(1)技術の分野
本技術は、呼吸器疾患の処置に関するとともに、呼吸器疾患を防止するための手順に関する。特に、本技術は、呼吸器疾患を処置するとともに呼吸器疾患を防止するための医療機器および該医療機器の使用に関する。とりわけ、本技術は、処置、例えば持続的気道陽圧(CPAP)または非侵襲的陽圧換気(NIPPV)を用いる睡眠呼吸障害(SDB)の処置のために使用される鼻マスクシステムに関する。
【0003】
また、本技術は、気道陽圧(PAP)装置と空気送出導管またはチューブと患者インタフェースとを含む、呼吸用ガスを患者へ送出するための機器に関する。患者インタフェースは、加圧された呼吸用ガスをPAP装置から患者へ送出するために、使用時に患者の顔と接触する。
【背景技術】
【0004】
2.2(2)関連技術の説明
身体の呼吸器系は、ガス交換を容易にする。鼻および口は、患者の気道への入口を形成する。
【0005】
気道は一連の分岐管から成り、これらの分岐管は、それらが肺の中へとより深くまで入り込むにつれて、より細くなり、より短くなり、より多数になる。肺の主な機能はガス交換であり、それにより、酸素が空気から静脈血中へと移動できるとともに、二酸化炭素が外部へ移動できる。気管は左右の主気管支へと分かれ、更に、主気管支は最終的に終末細気管支へと分かれる。気管支は、誘導気道を形成するとともに、ガス交換に関与しない。気道はさらに分かれて呼吸細気管支になり、最終的には肺胞へと続く。肺の肺胞領域は、ガス交換が行われる場所であり、呼吸域と称される。これについては、非特許文献1を参照されたい。
【0006】
一連の呼吸器疾患が存在する。
【0007】
睡眠呼吸障害(SDB)の一形態である閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、睡眠中の上部気道の閉塞によって特徴付けられる。それは、異常に小さい上気道と、睡眠中の舌、軟口蓋、および、後口腔咽頭壁の領域における筋緊張の正常損失との組み合わせに起因する。病状により、罹患患者は、一般に30~120秒の持続期間にわたって、時として夜ごとに200~300回呼吸を停止する。それにより、しばしば、過度の日中傾眠を引き起こすとともに、循環器疾患および脳損傷を引き起こす場合がある。該症候群は特に中高年の肥満男性に一般的な疾患であるが、罹患者はその問題に気付いていない場合がある。これについては、特許文献1(Sullivan)を参照されたい。
【0008】
チェーン-ストークス呼吸(CSR)は、動脈血の脱酸素および再酸素化の繰り返しを引き起こす、換気量の増大および減少の律動的な交互の周期が存在する患者の呼吸制御器の疾患である。CSRは、反復性の低酸素症のために有害であると考えられる。一部の患者において、CSRは、重度の睡眠乱れ、交感神経作用の増大、および、後負荷の増大を引き起こす、睡眠からの反復的な覚醒と関連付けられる。これについては、特許文献2(Berthon-Jones)を参照されたい。
【0009】
肥満低換気症候群(OHS)は、他に既知の低換気の原因がない場合の重度の肥満と覚醒慢性的高炭酸ガス血症との組み合わせとして規定される。症状としては、呼吸困難、起床時の頭痛、および、過度の日中の眠気が挙げられる。
【0010】
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、特定の共通の特徴を有する任意の一群の下気道疾患を包含する。これらの特徴としては、空気の動きに対する抵抗の増大、呼吸の呼気相の拡大、および、肺の正常な弾力性の損失が挙げられる。COPDの例は、肺気腫および慢性気管支炎である。COPDは、慢性的なタバコ喫煙(第一危険因子)、職業被爆、空気汚染、および、遺伝因子によって引き起こされる。症状としては、労作時の呼吸困難、慢性咳、および、痰が出ることが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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