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公開番号2025026999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-26
出願番号2024204405,2023088687
出願日2024-11-25,2017-08-03
発明の名称LAIRシグナル伝達を調節するための組成物及び方法
出願人ネクストキュア インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 38/16 20060101AFI20250218BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】LAIR-1を調節するための組成物及びその使用方法を提供する。
【解決手段】例えば、LAIR-1の発現、リガンド結合、架橋、負のシグナル伝達、またはそれらの組み合わせを減少させる免疫調節剤が提供される。そのような作用物質は、免疫応答の増大を、それを必要とする対象にもたらすために使用することができる。作用物質の例は(i)可溶性LAIR-2ポリペプチドまたは融合タンパク質、(ii)可溶性LAIR1ポリペプチドまたは融合タンパク質、(iii)機能遮断性抗LAIR-1抗体、(iv)LAIR-1陽性細胞を枯渇させる抗体、及び(v)それらの組み合わせを含む。LAIR-1の発現、リガンド結合、架橋、負のシグナル伝達、またはそれらの組み合わせを増加させる免疫調節性作用物質も提供する。そのような作用物質を使用して免疫応答の減少を、それを必要とする対象にもたらすことができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
初代T細胞増殖を促進するための、SEQ ID NO:16との少なくとも95%、99%または100%の配列同一性を有し、かつLAIR-1アンタゴニスト活性を有するアミノ酸配列を含む融合タンパク質を含む医薬組成物。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
抗原特異的CD8+T細胞増殖を促進するための、SEQ ID NO:16との少なくとも95%、99%または100%の配列同一性を有し、かつLAIR-1アンタゴニスト活性を有するアミノ酸配列を含む融合タンパク質を含む医薬組成物。
【請求項3】
がんを治療するための、SEQ ID NO:16との少なくとも95%、99%または100%の配列同一性を有し、かつLAIR-1アンタゴニスト活性を有するアミノ酸配列を含む融合タンパク質を含む医薬組成物。
【請求項4】
卵巣癌を治療するための、SEQ ID NO:16との少なくとも95%、99%または100%の配列同一性を有し、かつLAIR-1アンタゴニスト活性を有するアミノ酸配列を含む融合タンパク質を含む医薬組成物。
【請求項5】
リンパ腫を治療するための、SEQ ID NO:16との少なくとも95%、99%または100%の配列同一性を有し、かつLAIR-1アンタゴニスト活性を有するアミノ酸配列を含む融合タンパク質を含む医薬組成物。
【請求項6】
感染症または感染性疾患を治療するための、SEQ ID NO:16との少なくとも95%、99%または100%の配列同一性を有し、かつLAIR-1アンタゴニスト活性を有するアミノ酸配列を含む融合タンパク質を含む医薬組成物。
【請求項7】
抗PD-1抗体をさらに含む、または抗PD-1抗体と組み合わせて使用される、請求項3~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項8】
非経口投与のために製剤化される、請求項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項9】
化学療法剤をさらに含む、または化学療法剤と組み合わせて使用される、請求項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
初代T細胞増殖を促進するための薬剤の製造における、SEQ ID NO:16との少なくとも95%、99%または100%の配列同一性を有し、かつLAIR-1アンタゴニスト活性を有するアミノ酸配列を含む融合タンパク質の使用。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2016年8月3日に出願された米国仮特許出願第62/370,334号及び2017年1月25日に出願された米国仮特許出願62/450,300号に基づく利益及び優先権を主張し、参照によりそれらの両方の全体を援用する。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
配列表の参照
2017年8月3日に作成した136キロバイトのサイズの「LAIR1ST25.txt」と名付けたテキストファイルとして2017年8月3日に提出された配列表を参照によりこれをもって37C.F.R.§1.52(e)(5)に従って援用する。
【0003】
発明の分野
本発明は、総じて免疫調節の分野に関し、より詳しくは、LAIR-1シグナル伝達を調節して免疫応答を増大または減少させるためならびに白血病細胞の生存及び自己再生の直接的調節によって白血病を治療するための、組成物及び方法に関する。
【背景技術】
【0004】
発明の背景
白血球関連免疫グロブリン様受容体-1(LAIR-1)は、多くの免疫細胞上に発現し、細胞質側にある2つの免疫受容体チロシン依存性抑制モチーフ(ITIM)ドメインを介して抑制性シグナル伝達を起こさせる、抑制性細胞表面受容体である(Verbrugge et al.,2006,J.Leukoc.Biol.79:828-836(非特許文献1))。LAIR-1は、多様なコラーゲン、補体成分C1q及びサーファクタントプロテインD(SP-D)と架橋して、免疫細胞の成熟、増殖及び脱顆粒を抑制する負のシグナル伝達を誘導する(Lebbink et al.,2009,Matrix Biol.28:202-210(非特許文献2)、Meyaard.,2008,J.Leukoc.Biol.83:799-803(非特許文献3))。マウスではないがヒトのゲノムは、可溶性LAIR-2タンパク質をコードする(Sun et al.,2014,Gene 552:140-145(非特許文献4))。LAIR-2タンパク質は、LAIR-1と同じリガンドと結合し、したがって、LAIR-1を介した抑制性シグナル伝達を減少させるデコイとして機能し得る。
【0005】
LAIR-1による抑制性シグナル伝達は、紅斑性狼瘡、関節リウマチ、自己免疫性甲状腺疾患及びアテローム性動脈硬化症などの自己免疫疾患、ならびに接触過敏症を防止し得る(Sun et al.,2014,Gene 552:140-145(非特許文献4))。慢性リンパ性白血病細胞上でのLAIR-1発現の減少は疾患の増悪と関連している(Poggi et al.,2008,Leukemia 22:980-988(非特許文献5)、Perbellini et al.,2014,Haematolagica 99:881-887(非特許文献6))。LAIR-1はまた、上皮卵巣癌細胞上及び他のヒト腫瘍上に発現することも示されているが、固形腫瘍上に発現したLAIR-1の機能は不明なままである(Meyaard et al.,1997,Immunity 7:283-290(非特許文献7)、Cao et al.,2015,Biochem.Biophys.Res.Commun.458:399-404(非特許文献8))。
【0006】
急性骨髄性白血病(AML)細胞上、及び潜在的には急性リンパ芽球性白血病(ALL)細胞上でのLAIR-1発現は、白血病幹細胞のアポトーシス及び分化を抑制してこれらの細胞の自己再生能または『幹細胞性』を保持するホスファターゼ非依存性LAIR-1-SHP-1-CAMK1-CREBシグナル伝達経路を介したそれらの白血病細胞の成長にとって不可欠であることが示された(Kang et al.,2015,Nat.Cell Biol.17:665-677(非特許文献9))。
【0007】
総合すると、LAIR-1に関して蓄積されたデータは、免疫恒常性における重要な役割を示唆しているが、依然として疾患及び障害の治療のためにLAIR-1を調節する組成物及び方法は必要とされ続けている。
【0008】
したがって、本発明の目的は、LAIR-1による負のシグナル伝達を増加させる組成物と、炎症性の疾患及び障害ならびに自己免疫疾患を治療するためのその使用方法とを提供することである。
【0009】
本発明の目的はさらに、LAIR-1による負のシグナル伝達を減少させる組成物と、がん及び感染性疾患の治療のためのその使用方法とを提供することである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
Verbrugge et al.,2006,J.Leukoc.Biol.79:828-836
Lebbink et al.,2009,Matrix Biol.28:202-210
Meyaard.,2008,J.Leukoc.Biol.83:799-803
Sun et al.,2014,Gene 552:140-145
Poggi et al.,2008,Leukemia 22:980-988
Perbellini et al.,2014,Haematolagica 99:881-887
Meyaard et al.,1997,Immunity 7:283-290
Cao et al.,2015,Biochem.Biophys.Res.Commun.458:399-404
Kang et al.,2015,Nat.Cell Biol.17:665-677
【発明の概要】
(【0011】以降は省略されています)

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