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公開番号
2025026989
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-26
出願番号
2024203995,2021146048
出願日
2024-11-22,2011-08-18
発明の名称
自動腹膜透析のための排出および充填論理
出願人
バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド
,
BAXTER INTERNATIONAL INCORP0RATED
,
ヴァンティブ ヘルス ゲーエムベーハー
,
Vantive Health GmbH
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61M
1/28 20060101AFI20250218BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】改良型排出制御を有するAPD循環装置を提供する。
【解決手段】本システムおよび方法は、一実施形態では、最小排出率に達した後に排出が終了するときはいつでも、透析機械が処方容量を充填するように進行することを可能にしながら、最大瞬間腹膜容量を快適レベルに限定する。低排出状態が起こった場合、未使用治療流体の処方総量が治療中に使用され、治療効果を最大化するように公称充填容量が低減され、治療サイクルが追加される。不完全排出の終了時の許容残留容量が増加させられ、それにより、後続の低排出状態の確率を低減する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
透析治療装置であって、
少なくとも1つの透析液ポンプと、
前記少なくとも1つの透析液ポンプを用いて患者の透析治療中に複数の腹膜透析サイクルを実行するように動作可能である制御ユニットとを備え、前記腹膜透析サイクルが、充填段階、停留段階および排出段階を含み、前記制御ユニットが、
前記透析治療のためのパラメータを指定する腹膜透析療法処方を記憶することであって、前記パラメータが、(a)処方された未使用透析液全充填量および(b)サイクル毎の所望充填量を少なくとも含む、ことと、
前記処方された未使用透析液全充填量を前記サイクル毎の所望充填量で除算することにより、実行されるサイクル数nを決定することであって、前記除算の余りが、使用されない未使用透析液の期待量に対応する、ことと、
前記処方された未使用透析液全充填量を前記サイクル毎の所望充填量で除算することによって決定された前記余りに基づいて、前記使用されない未使用透析液の期待量を決定することと、
前記使用されない未使用透析液の期待量が指定された液量よりも多い場合、前記使用されない未使用透析液の少なくとも一部を使用する、n+1サイクルを有するタイダル腹膜透析療法処方を決定することと、
n+1サイクルを有する前記タイダル腹膜透析療法処方または前記記憶されている腹膜透析療法処方を選択するためのオプションが表示されるようにすることと
を行うように構成されている、透析治療装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記腹膜透析療法処方が持続性周期的腹膜透析(「CCPD」)療法を含む、請求項1に記載の透析治療装置。
【請求項3】
前記制御ユニットが、
前記処方された未使用透析液全充填量を前記サイクル毎の所望充填量で除算することによって決定された前記余りを、指定された閾値と比較することと、
前記余りが前記指定された閾値以上である場合、前記決定されたサイクル数を整数のサイクル数に切り上げることと
を行うようにさらに構成されている、請求項1に記載の透析治療装置。
【請求項4】
前記指定された閾値が0.85である、請求項3に記載の透析治療装置。
【請求項5】
前記制御ユニットが、前記余りが前記指定された閾値未満である場合、n+1サイクルを有する前記タイダル腹膜透析療法処方を決定する、請求項3に記載の透析治療装置。
【請求項6】
サイクル毎の所望充填量がサイクル毎に段階的に増加するように構成されている、請求項1に記載の透析治療装置。
【請求項7】
n+1サイクルを有する前記タイダル腹膜透析療法処方が第1のタイダル腹膜透析療法処方であり、前記制御ユニットが、
前記使用されない未使用透析液の期待量が前記指定された液量よりも多い場合、前記使用されない未使用透析液を前記第1のタイダル腹膜透析療法処方よりも多く使用する、n+2サイクルを有する第2のタイダル腹膜透析療法処方を決定することと、
n+2サイクルを有する前記第2のタイダル腹膜透析療法処方を選択するための追加のオプションが表示されるようにすることと
をさらに行うように構成されている、請求項1に記載の透析治療装置。
【請求項8】
前記第1または第2のタイダル腹膜透析療法処方が、全治療持続時間を維持するように設定される、請求項7に記載の透析治療装置。
【請求項9】
前記第1のタイダル腹膜透析療法処方が、処方された第1の残留排出量を有し、前記第2のタイダル腹膜透析療法処方が、より大きな処方された第2の残留排出量を有する、請求項7に記載の透析治療装置。
【請求項10】
前記制御ユニットが、前記第1または第2のタイダル腹膜透析療法処方の各充填後に前記患者内に残る量が、前記記憶されている腹膜透析療法処方の各充填後に前記患者内に残るであろう量と少なくとも実質的に等しくなる、ようにさらに構成されている、請求項7に記載の透析治療装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は概して、腹膜透析に関し、具体的には、多重サイクル透析療法においてサイクルの数、排出容量、および充填容量を操作することに有用な腹膜透析システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
自動腹膜透析(「APD」)は、患者が透析溶液バッグの内容物全体を自分の腹膜に導入し、容量が3時間から6時間にわたって停留することを可能にする持続的携帯型腹膜透析(「CAPD」)の自然的な進化である。停留期間後に、流体は、重力によって排出される。上記のプロセスは、一般的には、必要に応じて毎日3回または4回繰り返される。勤労成人は、仕事に出掛ける前に家で、昼食時間中に職場で、患者が仕事から帰宅した時に、および患者が寝る直前に交換を行ってもよい。一部の学齢患者は、学校で日中の交換を行うこと以外は、同様のルーチンに従う。
【0003】
APD機械(「循環装置」と呼ばれることもある)は、患者が睡眠している夜間に順次交換を行い、APDがより便利な治療となる。また、患者が透析治療を受けていることを他者が知る必要がないように、治療は患者の自宅で個人的に実行される。ほとんどの患者がCAPDよりもAPDを好むことは当然である。
【0004】
しかしながら、CAPDとAPDとの間にはいくつかの重要な違いがある。CAPDは、一般的には、椅子に背筋を伸ばして座っている患者によって行われる一方で、APDは、一般的には、横になっている患者によって行われる。患者の内部カテーテルは、患者が起きている日中に患者の腹膜腔(骨盤領域)の底部の中に下方へと進み、したがって、患者が腹臥または就寝位にあるとき、排出するための最適位置ではなくなり得る。カテーテルが正しい位置にあっても、仰臥または座位が、概して、腹臥または就寝位よりも排出するために良好である。したがって、APD治療は、不完全な排出を被り得る。
【0005】
持続性の周期的腹膜透析(「CCPD」)は、治療が全停留後に完全排出を行い、患者の身体から限外濾過または除去される流体に起因する過剰充填の可能性を最小化するための、一般的APD療法の1つである。しかしながら、CCPDは、患者から良好に排出されない時に問題を提示し得る。夜間療法において、患者は、より完全な排出のために、約1.5時間毎に目覚めさせられるか、または起き上がることを望まない可能性が高い。
【0006】
したがって、CCPD療法の循環装置は、ある場合には、例えば、排出流速が、治療効果のために使用され得る時間が無駄になる点まで減速した時に、患者の前の充填容量の最小の割合が排出された後に、排出から充填に進む。最小排出率が超過される前に、排出流速がある速度まで減速した場合に、一般的にはアラームが発報される。本開示の出願人によって提供されるHomeChoice/Pro(登録商標)APD循環装置は、市場にある最良の循環装置のうちの1つと見なされ、その競合製品と比較して、アラーム発生は少ない。それでもなお、低排出容量アラームが起こる。
【0007】
したがって、改良型排出制御を有するAPD循環装置が必要とされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、腹膜透析等の医療流体治療を行うためのシステムおよび方法を記載する。好ましい実施形態では、システムおよび方法は、本開示の出願人によって市販されているHomeChoice(登録商標)機械等の自動腹膜透析機械とともに動作する。自動腹膜透析機械は、ポンプと、ポンプおよび機械の他の自動機器を操作するための1つ以上のコントローラ、プロセッサ、コンピュータ、またはメモリ(本明細書では集合的に論理インプリメンタまたは制御ユニットと呼ばれる)とを含む。機械はまた、情報を制御ユニットに入力するために、例えば、ビデオモニタおよび1つ以上の入力デバイスを含む、ユーザインターフェースも含む。
【0009】
本開示のシステムおよび方法は、治療性能、患者快適性、および患者安全性を最大化しようとする。治療性能に関して、本開示のシステムおよび方法は、利用可能な処方治療流体または透析液の全てを利用しようと努める。そのようにすることによって、システムおよび方法は、浸透勾配の全てを費やそうとすることによって、性能を最大化し、それは、老廃物および毒素を除去、また、患者から過剰な水または限外濾過液(「UF」)を除去する治療の能力を最大化する。
【0010】
患者快適性および安全性に関して、システムおよび方法は、最大許容瞬間腹膜容量を設定することができ、システムおよび方法は、それを上回って患者の腹膜が充填されることを可能にしない。患者の腹膜が保持しなければならない最大流体容量は、停留段階の終了時に生じる。停留段階は、充填段階の後および排出段階の前に起こり、治療のサイクルを構成する。充填段階は、流体の初期容量を患者の腹膜に追加する。前の排出段階が完全な排出をもたらさない場合、充填前でさえも、患者の腹膜が、流体の残留容量を有する。次いで、充填段階の終了時に、患者の腹膜の中の流体の容量は、充填容量を加えた残留排出容量を含む。停留段階にわたって、限外濾過容量が患者から引き出され、残留排出容量および患者の腹膜腔の中にすでに存在している充填容量に追加される。本開示のシステムおよび方法は、推定腹膜容量(残留排出、充填、および限外濾過といった3つの容量の合計)が、停留の終了時に最大許容腹膜容量を超過しないことを確実にする。
(【0011】以降は省略されています)
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