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公開番号
2025026979
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-26
出願番号
2024203605,2024519900
出願日
2024-11-22,2023-09-04
発明の名称
雑味が低減された非アルコールビールテイスト飲料
出願人
キリンホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
A23L
2/00 20060101AFI20250218BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】雑味が低減された非アルコールビールテイスト飲料およびその製造方法を提供する。
【解決手段】メチオニンの含有量が2ppm以上である、非アルコールビールテイスト飲料が提供される。また、非アルコールビールテイスト飲料における雑味を低減する方法であって、非アルコールビールテイスト飲料におけるメチオニンの含有量を2ppm以上に調整する工程を含んでなる、方法が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
メチオニンの含有量が2ppm以上である、非アルコールビールテイスト飲料。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
アルコール(エタノール)濃度が0.01v/v%未満である、請求項1に記載の非アルコールビールテイスト飲料。
【請求項3】
リナロールの含有量が0.1ppb以上である、請求項1または2に記載の非アルコールビールテイスト飲料。
【請求項4】
カプリン酸の含有量が0.01ppm以上である、請求項1または2に記載の非アルコールビールテイスト飲料。
【請求項5】
リナロールの含有量が0.1ppb以上であり、カプリン酸の含有量が0.01ppm以上である、請求項1または2に記載の非アルコールビールテイスト飲料。
【請求項6】
非アルコールビールテイスト飲料を製造する方法であって、前記非アルコールビールテイスト飲料におけるメチオニンの含有量を2ppm以上に調整する工程を含んでなる、方法。
【請求項7】
前記非アルコールビールテイスト飲料のアルコール(エタノール)濃度が0.01v/v%未満である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
非アルコールビールテイスト飲料における雑味を低減する方法であって、前記非アルコールビールテイスト飲料におけるメチオニンの含有量を2ppm以上に調整する工程を含んでなる、方法。
【請求項9】
非アルコールビールテイスト飲料における後味の不調和を低減する方法であって、前記非アルコールビールテイスト飲料におけるメチオニンの含有量を2ppm以上に調整する工程を含んでなる、方法。
【請求項10】
前記非アルコールビールテイスト飲料のアルコール(エタノール)濃度が0.01v/v%未満である、請求項8または9に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非アルコールビールテイスト飲料およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、健康面の観点から、非アルコールビールテイスト飲料の需要が高まってきている。非アルコールビールテイスト飲料には、アルコール濃度が低いことに起因して、様々な香味バランス上の問題がある。
【0003】
当技術分野では、このような問題を解決するために様々な工夫がなされており、例えば、特許文献1には、ノンアルコールビールテイスト飲料に厚みを付与するために、グルタミン酸、コハク酸、アラニンおよびグリシンの含有量を調整することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/241754号
【発明の概要】
【0005】
本発明者らは、非アルコールビールテイスト飲料において、雑味や後味の不調和があるいという問題を見出した。
【0006】
本発明者らは、上記の問題について検討したところ、メチオニンの濃度を調整することにより、非アルコールビールテイスト飲料における雑味を低減できることを見出した。本発明はこの知見に基づくものである。
【0007】
従って、本発明は、雑味が低減された非アルコールビールテイスト飲料およびその製造方法を提供する。
【0008】
本発明によれば以下の発明が提供される。
(1)メチオニンの含有量が2ppm以上である、非アルコールビールテイスト飲料。
(2)アルコール(エタノール)濃度が0.01v/v%未満である、前記(1)に記載の非アルコールビールテイスト飲料。
(3)リナロールの含有量が0.1ppb以上である、前記(1)または(2)に記載の非アルコールビールテイスト飲料。
(4)カプリン酸の含有量が0.01ppm以上である、前記(1)または(2)に記載の非アルコールビールテイスト飲料。
(5)リナロールの含有量が0.1ppb以上であり、カプリン酸の含有量が0.01ppm以上である、前記(1)または(2)に記載の非アルコールビールテイスト飲料。
(6)非アルコールビールテイスト飲料を製造する方法であって、前記非アルコールビールテイスト飲料におけるメチオニンの含有量を2ppm以上に調整する工程を含んでなる、方法。
(7)前記非アルコールビールテイスト飲料のアルコール(エタノール)濃度が0.01v/v%未満である、前記(6)に記載の方法。
(8)非アルコールビールテイスト飲料における味の雑味を低減する方法であって、前記非アルコールビールテイスト飲料におけるメチオニンの含有量を2ppm以上に調整する工程を含んでなる、方法。
(9)非アルコールビールテイスト飲料における後味の不調和を低減する方法であって、前記非アルコールビールテイスト飲料におけるメチオニンの含有量を2ppm以上に調整する工程を含んでなる、方法。
(10)前記非アルコールビールテイスト飲料のアルコール(エタノール)濃度が0.01v/v%未満である、前記(8)または(9)に記載の方法。
【0009】
本発明によれば、非アルコールビールテイスト飲料における雑味を低減することが可能となる。また、本発明によれば、非アルコールビールテイスト飲料における後味の不調和を低減することも可能である。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0010】
本発明によれば、上述の通り、非アルコールビールテイスト飲料における雑味を低減することが可能となり、また、後味の不調和を低減することも可能である。本発明は、麦汁の発酵工程を経て得られたアルコール度数0.00v/v%の非アルコールビールテイスト飲料においても雑味や後味の不調和の低減を可能とする点で特に有利である。特に、本発明では、雑味のなかでも、えぐみや渋みを低減することが確認されており、後述の実施例における効果にはこのような効果が含まれている。また、本発明では、後味の不調和のなかでも、飲料を飲んだ後に感じる不自然な後味を低減することが確認されており、後述の実施例における効果にはこのような効果が含まれている。
(【0011】以降は省略されています)
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