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公開番号
2025026924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-26
出願番号
2024199888,2023002208
出願日
2024-11-15,2015-07-07
発明の名称
長期循環物質のないポロクサマー組成物、その産生方法およびその使用
出願人
ライフラフト バイオサイエンシーズ,インコーポレイテッド
代理人
個人
主分類
C08G
65/08 20060101AFI20250218BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】長期循環物質のない(LCMF)ポロクサマー組成物およびその使用を提供する。特に、LCMFポロクサマー188組成物およびその使用を提供する。ポロクサマー組成物、特にLCMFポロクサマー組成物を調製するための超臨界流体抽出(SFE)法および高圧(亜臨界)法も提供する。
【解決手段】HO(CH
2
CH
2
O)
a
’─[CH(CH
3
)CH
2
O]
b
─(CH
2
CH
2
O)
a
Hを有するポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンコポリマーであり、a及びa’の各々はC
2
H
4
Oのパーセンテージが60~90重量%となる整数であり、bはC
3
H
6
Oの分子量が1,300~2,300Daとなる整数であり、全成分の1.5%以下が低分子量成分であり且つ全成分の1.5%以下が高分子量成分であり、多分散性値が1.07未満であり、所定の循環半減期の5.0倍以下であるLCMFポロクサマー188。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
長期循環物質のない(LCMF)ポロクサマー188であって:
前記LCMFポロクサマー188が式HO(CH
2
CH
2
O)
a’
─[CH(CH
3
)CH
2
O]
b
─(CH
2
CH
2
O)
a
Hを有するポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンコポリマーであり、式中:
aおよびa’の各々は、前記親水性物質(C
2
H
4
O)のパーセンテージが前記コポリマーの全分子量の約60%~90重量%となるような整数であり;
aおよびa’は同一または異なり;
bは、前記疎水性物質(C
3
H
6
O)の分子量が約1,300~2,300ダルトンとなるような整数であり;
前記コポリマーの前記ポリマー分布中の全成分の1.5%以下が4,500ダルトン未満の平均分子量を有する低分子量成分であり;
前記コポリマーの前記ポリマー分布中の全成分の1.5%以下が13,000ダルトンを上回る平均分子量を有する高分子量成分であり;
前記コポリマーの多分散性値が約1.07未満または1.07未満であり;
ヒト対象に静脈内投与した後に、前記コポリマー分布中の主ピークを含まない任意の成分の循環血漿半減期が前記コポリマー分布中の主成分の循環半減期の5.0倍以下である、前記長期循環物質のない(LCMF)ポロクサマー188。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
R. Martin EmanueleおよびMannarsamy Balasubramanianの2014年7月7日に出願された、表題「長期循環物質のないポロクサマー組成物、その産生方法およびその使用」の米国特許仮出願第62/021,697号の優先権の利点を主張する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【0002】
本願は、R. Martin EmanueleおよびMannarsamy Balasubramanianの同じ日に出願された、表題「長期循環物質のないポロクサマー組成物、その産生方法およびその使用」の米国特許出願番号(代理人整理番号38645.04003.US02/4003)に関する。
【0003】
本願はさらに、R. Martin Emanuele、Santosh VetticadenおよびPatrick Keranの20
14年7月7日に出願された「心不全のポロクサマー療法」という表題の米国特許仮出願第62/021,691号;R. Martin Emanuele、Santosh VetticadenおよびPatrick Keranの2015年2月27日に出願された「心不全のポロクサマー療法」という表題の米
国特許仮出願第62/126,400号;R. Martin Emanuele、Santosh VetticadenおよびPatrick Keranの2014年7月7日に出願された「心不全のポロクサマー療法」とい
う表題の国際PCT出願第PCT/US14/45627号に関連し、そして本願はさらに、各々、R. Martin Emanuele、Santosh VetticadenおよびPatrick Keranの同じ日に出
願された「心不全のポロクサマー療法」という表題の国際PCT出願番号(代理人整理番号38645.04001.WO12/4001BPC)および米国出願番号(代理人整理番号38645.04001.US12/4001)にも関連する。
【0004】
許される場合、出願の各々の主題は、その全体で参照することによって組み込まれる。
【0005】
長期循環物質のない(LCMF)ポロクサマー組成物およびその使用を提供する。LCMFポロクサマー組成物を調製するための超臨界流体抽出(SFE)法および高圧(亜臨界)法も提供する。
【背景技術】
【0006】
ポロクサマーと呼ばれるあるポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン(POP/POE)コポリマーは、ヒトまたは動物に投与された場合、有益な生物学的効果がある。これらのコポリマーは、単独で、または例えば、抗凝固剤、フリーラジカルスカベンジャー、抗炎症薬、抗生物質、膜安定化薬および潅流液(perfusion media)をはじめとする他
の化合物との組み合わせのいずれかで、循環器疾患を治療するために使用されてきた。ポロクサマー188(P188)(例えば、米国特許第5,696,298号を参照)は、ヒトおよび動物の血液および他の体液における病的疎水性相互作用を治療するために有益である。ポロクサマーの市販の製剤は、構成分子のサイズおよび構造が大きく異なる分子の非常に不均一な集団を含む。市販のポロクサマー中に存在する分子の多様性は生物活性の予測を困難にする可能性があり、また望ましくない生物活性に至る可能性がある。したがって、ポロクサマーの別の製剤が必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
別のポロクサマー製剤ならびにそれらの製造方法および使用方法を提供する。長期循環物質のない(LCMF)ポロクサマー、特にLCMFポロクサマー188を提供する。LCMFポロクサマーをヒト対象などの対象に投与した場合、LCMFポロクサマーをヒト
などの対象に投与した際にコポリマーの分布におけるすべての成分の循環半減期がコポリマーの分布における主成分の循環半減期よりも5.0倍以下長くなるような、主ピークよりも有意に長い半減期を有する物質を対象中で生じない。概して、ヒトにおけるLCMFポロクサマー188の全成分の半減期は12時間未満である。ポロクサマー188などのポロクサマーの市販の製剤および従来の製剤は、ヒトに投与した場合、コポリマーの分布中の主成分の循環半減期の5.0倍超である半減期を有する長期循環物質(LCM)を含む。低分子量不純物の除去を含む、LCMFポロクサマーおよび他のポロクサマーの調製方法も提供する。
【0008】
LCMFポロクサマーには、式:
HO(CH
2
CH
2
O)
a’
─[CH(CH
3
)CH
2
O]
b
─(CH
2
CH
2
O)
a
Hを有するLCMFポロクサマーポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンコポリマーがあり、式中、aおよびa’の各々は、親水性物質(C
2
H
4
O)のパーセンテージがコポリマーの全分子量の約60%~90重量%または60%~90重量%となるような整数であり;aおよびa’は同一または異なり;bは、疎水性物質(C
3
H
6
O)の分子量が約1,300~2,300ダルトン(Da)になるような整数であり;コポリマーの分布における全成分の1.5%以下は4,500Da未満の平均分子量を有する低分子量成分であり;コポリマーの分布における全成分の1.5%以下は13,000Da超の平均分子量を有する高分子量成分であり;コポリマーの多分散性値は約1.07未満または1.07未満、例えば1.06以下、1.05以下、1.04以下、1.03以下および1.02以下であり;そしてコポリマーの分布における全成分の循環半減期は、対象に投与した場合、コポリマーの分布における主成分の循環半減期よりも5.0倍以下長い。LCMFポロクサマーは、長期循環物質(LCM)を含む、米国特許第5,696,298号で記載されているポロクサマーなどの当該技術分野で公知のポロクサマー188の製剤、およびそれらの市販の製剤よりも親水性が高い。
【課題を解決するための手段】
【0009】
長期循環物質のない(LCMF)ポロクサマー188であって、LCMFポロクサマー188が、式HO(CH
2
CH
2
O)
a’
─[CH(CH
3
)CH
2
O]
b
─(CH
2
CH
2
O)
a
Hを有するポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンコポリマーであり;aおよびa’の各々は、親水性物質(C
2
H
4
O)のパーセンテージがコポリマーの全分子量の約60%~90重量%となるような整数であり;aおよびa’は同一または異なり;bは、疎水性物質(C
3
H
6
O)の分子量が約1,300~2,300ダルトンになるような整数であり;コポリマーの分布における全成分の1.5%以下は4,500ダルトン未満の平均分子量を有する低分子量成分であり;コポリマーの分布における全成分の1.5%以下は13,000ダルトンを上回る平均分子量を有する高分子量成分であり;コポリマーの多分散性値は約1.07未満または1.07未満、例えば1.06、1.05、1.04もしくは1.03、または1.06未満、1.05未満、1.04未満もしくは1.03未満であり;そしてヒト対象に静脈内投与した後、主ピークを構成しないいかなる成分の循環血漿半減期もコポリマーの分布における主成分の循環半減期よりも5.0倍以下長い、長期循環物質のない(LCMF)ポロクサマー188を提供する。
【0010】
コポリマーのポリマー分布を構成する全成分が、対象へ静脈内投与した後のコポリマーの主成分の循環半減期よりも5.0倍以下または4.0倍以下、または3.0倍以下長いヒト対象などの対象の血漿中の循環半減期を有する実施形態が含まれる。例えば、コポリマーの分布における全成分は、ヒト対象に投与された場合、コポリマーの分布における主成分の循環半減期よりも4倍以下長い対象の血漿中の循環半減期を有する。コポリマーの分布における全成分が、ヒト対象に投与された場合、30時間以下、25時間以下、20時間以下、15時間以下、12時間以下、10時間以下、9時間以下、8時間以下または7時間以下、例えば10または12時間以下である対象の血漿中の半減期を有する実施形
態が含まれる。LCMFポロクサマーは、したがってLCMを含まない。
(【0011】以降は省略されています)
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