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公開番号
2025026906
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-26
出願番号
2024196713,2021527094
出願日
2024-11-11,2019-11-15
発明の名称
血管作用性小腸ペプチド(VIP)アンタゴニストの組成物及び用途
出願人
エモリー ユニバーシティー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
C07K
14/47 20060101AFI20250218BHJP(有機化学)
要約
【課題】癌及びウイルス感染の治療又は予防を管理する場合の用途のためのVIPアンタゴニストを提供する。
【解決手段】特定の実施形態において、本開示は、本明細書に開示されるペプチドとしてVIPアンタゴニストのキメラ変異体及び同変異体を含む医薬組成物に関する。特定の実施形態において、本開示は、免疫細胞を刺激して、免疫細胞を本明細書に開示されるペプチドとin vitroに混合し、さらに癌治療を必要とする対象に刺激を受けた免疫細胞の有効量を投与することによって、癌を標的にする方法を熟慮している。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
K P R R P Y X
1
X
2
N X
3
T X
4
L R K Q X
5
A V X
6
K Y X
7
N X
8
I L N(SEQ ID NO:11)を含むペプチドであって、X
1
はA又は任意のアミノ酸であり、
X
2
はV又は任意のアミノ酸であり、
X
3
はC又は任意のアミノ酸であり、
X
4
はS又は任意のアミノ酸であり、
X
5
はI又は任意のアミノ酸であり、
X
6
はN又は任意のアミノ酸であり、
X
7
はM又は任意のアミノ酸であり、
X
8
はI又は任意のアミノ酸であり、
ただし、前記ペプチドがKPRRPYTDNYTRLRKQMAVKKYLNSILN(SEQ ID NO:1)又は前記組み合わせでない場合、X
1
はTであり、X
2
はDであり、X
3
はYであり、X
4
はRであり、X
5
はMであり、X
6
はKであり、X
7
はLであり、X
8
はSである、ペプチド。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
K P R R P Y X
1
X
2
N X
3
T X
4
L R K Q X
5
A V X
6
K Y X
7
N X
8
I L N(SEQ ID NO:11)を含む又はからなる請求項1に記載のペプチドであって、
X
1
はA又はTであり、X
2
がVであり、X
3
がCであり、X
4
がSであり、X
5
がIであり、X
6
がNであり、X
7
がMであり、又はX
8
がIである場合のみ、X
1
はTであり、
X
2
はV又はDであり、X
1
がAであり、X
3
がCであり、X
4
がSであり、X
5
がIであり、X
6
がNであり、X
7
がMであり、又はX
8
がIである場合のみ、X
2
はDであり、
X
3
はC又はYであり、X
1
がAであり、X
2
がVであり、X
4
がSであり、X
5
がIであり、X
6
がNであり、X
7
がMであり、又はX
8
がIである場合のみ、X
3
はYであり、
X
4
はS又はRであり、X
1
がAであり、X
2
がVであり、X
3
がCであり、X
5
がIであり、X
6
がNであり、X
7
がMであり、又はX
8
がIである場合のみ、X
4
はRであり、
X
5
【請求項3】
KPRRPYTDNYTRLRKQMAVKKYLNLILN(SEQ ID NO:10)を含む、請求項1に記載のペプチド。
【請求項4】
前記ペプチドにおいてアミノ、カルボキシル、ヒドロキシル、又はチオール基が置換される、請求項1に記載のペプチド。
【請求項5】
前記ペプチドがナノ粒子に結合される、請求項1に記載のペプチド。
【請求項6】
請求項1に記載のペプチド及び薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項7】
カプセル、錠剤、丸剤、粉末、又は顆粒剤の形態である、請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項8】
無菌pH緩衝水性塩溶液の形態である、請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項9】
液体を噴霧するように構成される容器又は噴霧剤を有する密封容器の形態である、請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項10】
プロモーターと操作可能に組み合わされる請求項1~4のいずれか一項に記載のペプチドをコードする核酸。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【発明の詳細な説明】
【0001】
[技術分野]
関連出願の相互参照
本出願は2018年11月15日に出願された米国仮特許出願第62/768,060号の利益を主張する。本出願の全体は全ての目的について参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,400 文字)
【0002】
オフィス電子ファイリングシステム(EFS-WEB)を介したテキストファイルとして提出される材料の参照による組み込み
本出願に関連する配列表は紙コピーの代わりにテキスト形式で提供され、参照により明細書に組み込まれる。配列表を含むテキストファイルの名前は、18223PCT_ST25.txtである。テキストファイルは12KBであり、2019年11月15日に作製され、EFSWebを介して電子的に提出される。
[背景技術]
【0003】
血管作用性小腸ペプチド(VIP)は、中枢神経系の免疫細胞、ニューロン及び内分泌細胞を含む様々な細胞で産生される。内在性のVIPは、気道平滑筋の神経及び肺の肺血管に存在し、VIPは気管支拡張薬として機能する。VIPは、VIP受容体VPAC1及びVPAC2によって、細胞増殖及び炎症性シグナルの生成を変化させる能力も有する。VIPhybと呼ばれるキメラペプチドは膜透過性に続いてVIPのC末端22アミノ酸配列を提供するN末端配列を有して発現された。未変性VIPの6つのN末端アミノ酸が置換されたため、VIPhybはVIPアンタゴニストとして作用する生物活性を変化させた。VIPアンタゴニストは米国特許第6,630,124号及び第5,217,953号にも報告されている。
【0004】
伝統的に、癌治療は通常、外科手術、化学療法及び放射線治療を使用する。しかしながら、癌性細胞を攻撃する免疫システムを強化する代替の方法が報告されている。これらの方法は、免疫システムを標的にし、刺激して、アグレッシブに癌性細胞を取り除くために、T細胞を回収、増幅及び変化することを含む。キメラ抗原受容体(CAR)T細胞治療において、単離されたT細胞を設計して、キメラタンパク質を発現し、患者に戻される。しかしながら、改善された治療を特定する必要がある。
【0005】
Petersenらは、VIPhybの投与が急性白血病のマウスモデルにおける自家抗白血病T細胞反応を増強することを報告している。Oncoimmunology、2017、6(5):e1304336。Petersenらは、T細胞の増殖を改善することを報告し、PI3Kδ阻害剤及びVIPアンタゴニストによるex vivo治療を使用して養子T細胞療法のために機能する。Blood Adv.2018、2(3):210-223。
【0006】
本明細書に記載の参考文献は先行技術の承認ではない。
[発明の概要]
【0007】
本開示は、癌及びウイルス感染の治療又は予防を管理する場合の用途のためのVIPアンタゴニストに関する。特定の実施形態において、本開示は、本明細書に開示されるペプチドとしてVIPアンタゴニストのキメラ変異体及び同変異体を含む医薬組成物に関する。特定の実施形態において、本開示は、免疫細胞を刺激して、免疫細胞を本明細書に開示されるペプチドとin vitroに混合し、さらに癌治療を必要とする対象に刺激を受
けた免疫細胞の有効量を投与することによって、癌を標的にする方法を熟慮している。
【0008】
特定の実施形態において、VIPアンタゴニストはK P R R P Y X
1
X
2
N X
3
T X
4
L R K Q X
5
A V X
6
K Y X
7
N X
8
I L N(SEQ ID NO:11)を含むペプチドであり、X
1
はA又は任意のアミノ酸であり、X
2
はV又は任意のアミノ酸であり、X
3
はC又は任意のアミノ酸であり、X
4
はS又は任意のアミノ酸であり、X
5
はI又は任意のアミノ酸であり、X
6
はN又は任意のアミノ酸であり、X
7
はM又は任意のアミノ酸であり、X
8
はI又は任意のアミノ酸であり、ペプチドがKPRRPYTDNYTRLRKQMAVKKYLNSILN(SEQ ID NO:1)又は組み合わせでない場合、X
1
はTであり、X
2
はDであり、X
3
はYであり、X
4
はRであり、X
5
はMであり、X
6
はKであり、X
7
はLであり、X
8
はSである。
【0009】
特定の実施形態において、ペプチドはK P R R P Y X
1
X
2
N X
3
T X
4
L R K Q X
5
A V X
6
K Y X
7
N X
8
I L N(SEQ ID NO:11)を含み又はからなり、X
1
はA又はTであり、X
2
がVであり、X
3
はCであり、X
4
はSであり、X
5
はIであり、X
6
はNであり、X
7
はMであり、又はX
8
はIである場合のみX
1
はTであり;X
2
はV又はDであり、X
1
がAであり、X
3
はCであり、X
4
はSであり、X
5
はIであり、X
6
はNであり、X
7
はMであり、又はX
8
はIである場合のみX
2
はDであり、;X
3
はC又はYであり、X
1
がAであり、X
2
はVであり、X
4
はSであり、X
5
はIであり、X
6
はNであり、X
7
はMであり、又はX
8
はIである場合のみX
3
はYであり;X
4
はS又はRであり、X
1
がAであり、X
2
はVであり、X
3
はCであり、X
5
はIであり、X
6
はNであり、X
7
はMであり、又はX
8
はIである場合のみX
4
はRであり;X
5
はI又はMであり、X
1
がAであり、X
2
はVであり、X
3
はCであり、X
4
はSであり、X
【0010】
特定の実施形態において、ペプチドは、
KPRRPYADNYTRLRKQMAVKKYLNSILN(SEQ ID NO:3)、
KPRRPYTVNYTRLRKQMAVKKYLNSILN(SEQ ID NO:4)、
KPRRPYTDNCTRLRKQMAVKKYLNSILN(SEQ ID NO:5)、
KPRRPYTDNYTSLRKQMAVKKYLNSILN(SEQ ID NO:6)、
KPRRPYTDNYTRLRKQIAVKKYLNSILN(SEQ ID NO:7)、
KPRRPYTDNYTRLRKQMAVNKYLNSILN(SEQ ID NO:8)、
KPRRPYTDNYTRLRKQMAVKKYMNSILN(SEQ ID NO:9)、又は
KPRRPYTDNYTRLRKQMAVKKYLNLILN(SEQ ID NO:10)を含む又はからなる。
(【0011】以降は省略されています)
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