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公開番号2025026718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024218119,2023057395
出願日2024-12-12,2023-03-31
発明の名称積層成形装置
出願人株式会社日本製鋼所
代理人個人
主分類B29C 43/56 20060101AFI20250214BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】従来の積層成形装置は、筐体内の異物の蓄積を防止出来ない問題があった。
【解決手段】本発明の積層成形装置は、筐体と、筐体の一端側に設けられ、被積層体に積層材を積層した被成形品を受け入れる第1開口部と、筐体内に設けられ、上下に配置された加圧機構により被成形品を加圧して成形品をつくる加圧部と、筐体の他端側に設けられ、成形品を送り出す第2開口部と、筐体の天面に設けられ、筐体内に下方に向かって0.1~1.5メートル毎秒の風速により流れる下方気流を供給するファンと、を有し、筐体は、天面を除く面の少なくとも1面に下方気流に起因する排気を排出する排気口を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体の一端側に設けられ、被積層体に積層材を積層した被成形品を受け入れる第1開口部と、
前記筐体内に設けられ、上下に配置された加圧機構により前記被成形品を加圧して成形品をつくる加圧部と、
前記筐体の他端側に設けられ、前記成形品を送り出す第2開口部と、
前記筐体の天面に設けられ、前記筐体内に下方に向かって0.1~1.5メートル毎秒の風速により流れる下方気流を供給するファンと、を有し、
前記筐体は、前記天面を除く面の少なくとも1面に前記下方気流に起因する排気を排出する排気口を有する積層成形装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記加圧機構は、前記成形品を加熱する熱板が設けられる請求項1に記載の積層成形装置。
【請求項3】
前記ファンは、異物を除去するフィルタを介して外部から取り込んだ気流を前記下方気流として前記筐体内に供給する請求項2に記載の積層成形装置。
【請求項4】
前記フィルタは、粒径0.3μm以上の前記異物を99.97%以上捕集可能なHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタである請求項3に記載の積層成形装置。
【請求項5】
前記加圧部において前記ファンに対向する面は、端部がテーパ形状を有する請求項4に記載の積層成形装置。
【請求項6】
前記排気口は、前記筐体の側面に設けられるルーバである請求項4に記載の積層成形装置。
【請求項7】
前記筐体内の空気にレーザを照射することにより前記空気に含まれる異物の大きさと数を計測して、計測した前記異物の大きさと数とを集計して表示するクリーン度監視装置をさらに有する請求項4に記載の積層成形装置。
【請求項8】
前記筐体と前記ファンとの間に設けられた電極針に交流パルス電流を通電することによりイオンを発生させ、前記イオンにより前記下方気流を除電する除電機構をさらに有する請求項4に記載の積層成形装置。
【請求項9】
前記イオンの数の減少を抑制するために前記下方気流の風量を0.5~25立米毎分とする、請求項8に記載の積層成形装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、表面に凹凸を有する基板材料に当該凹凸を埋めるフィルム材を積層する積層成形装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、表面に凹凸を有する基板材料に当該凹凸を埋めるフィルム材を積層する積層成形では、基板材料の表面の凹凸が微細になってきており、高い積層精度が要求されるようになってきた。このような積層成形装置の一例が特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の積層成形装置は、積層材と被積層材とを加熱および加圧することにより中間積層品を積層するラミネータと、該ラミネータで積層された中間積層品を所定の温度で加圧してその表面を平坦に成形する平坦化プレスと、前記中間積層品をラミネータから平坦化プレスに搬送する搬送手段とを備えた積層成形装置であって、前記平坦化プレスが、相対向して配置され互いの対向面に平滑な加圧面を有する固定盤および可動盤と、固定盤に対して可動盤を近接・遠退可能に移動させて前記ラミネータで積層された中間積層品を加圧させる圧締手段と、固定盤に対して可動盤をその対向面と直交する方向に直線移動させるよう案内する直動手段とを備えており、該直動手段が、可動盤を直線移動させる方向に沿って延在するよう配設された複数のボールスプライン軸と、可動盤の角隅部に設けられ前記各ボールスプライン軸にそれぞれ挿通されるボールスプライン筒と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-15589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、積層成形装置によって、所定の積層成形品を製造する場合には、微粒子やホコリ等の異物が被積層体や積層材に付着せずに積層成形が行われる事が望まれる。しかしながら、積層成形装置の筐体内では、加熱に起因する熱によって上昇気流が生じるため、筐体の内壁などに異物が蓄積しやすく、蓄積した異物が被積層体や積層材に付着する問題が生じる虞があった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、筐体内のクリーン度を高めて積層成形品の歩留まりを改善することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施の形態にかかる積層成形装置は、筐体と、前記筐体内に設けられ、上下に配置された加圧機構により被積層体に積層材を積層した成形品を加圧する加圧部と、前記筐体の天面に設けられ、前記筐体内に下方に向かって流れる下方気流を供給するファンと、を有し、前記筐体は、前記天面を除く面の少なくとも1面に前記下方気流に起因する排気を排出する排気口を有する。
【0008】
一実施の形態にかかる積層成形システムは、被積層体に積層材を積層した一次成形品を上下に配置された加圧機構により加圧して成形する加圧部を有するラミネータと、上下に配置された加圧機構により加圧することで前記一次成形品の前記積層材の積層面の平坦度を高めた二次成形品を成形する平坦化プレス装置と、を有し、前記ラミネータと前記平坦化プレス装置の少なくとも一方は、筐体の天面に筐体内に下方に向かって流れる下方気流を供給するファンを有する。
【0009】
一実施の形態にかかる積層成形装置及び積層成形システムでは、加圧部が内蔵される筐体内に下方気流を供給するファンを設けることで、筐体内の異物が筐体内に対流或いは蓄積することを防止する。
【発明の効果】
【0010】
一実施の形態にかかる積層成形装置及び積層成形システムによれば、筐体内のクリーン度を高めることで高めて成形品の成形精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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