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公開番号
2025025612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130510
出願日
2023-08-09
発明の名称
コーティング剤の塗装方法
出願人
KeePer技研株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05D
5/00 20060101AFI20250214BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】人の足や靴底が接する部位に、防汚性と防滑性を発揮させる被覆層10を形成させることができるコーティング剤の塗装方法を提供すること。
【解決手段】被覆層10を形成するコーティング剤は、結合構造単位に式(R
1
2
SiO
2/2
)で示されるシリコーンレジン(D単位シリコーンレジン)と、結合構造単位に式(R
2
SiO
3/2
)で示されるシリコーンレジン(T単位シリコーンレジン)と、が含有されている。シリコーンレジンは、D単位シリコーンレジンの含有量がT単位シリコーンレジンの含有量以上であり、D単位シリコーンレジンが直鎖状ポリシロキサン12を形成する。コーティング剤の塗装方法によって形成された被覆層10は、シリコーンレジンから形成されているため、汚れの付着が抑制され、直鎖状ポリシロキサン12が伸縮変形して応力を吸収するため、防滑性を発揮する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
人の足や靴底が接する部位へのコーティング剤の塗装方法であって、
該コーティング剤は、
結合構造単位に式(R
1
2
SiO
2/2
)で示されるシリコーンレジン(D単位シリコーンレジン)と、結合構造単位に式(R
2
SiO
3/2
)で示されるシリコーンレジン(T単位シリコーンレジン)と、が含有され、
該D単位シリコーンレジンの含有量が該T単位シリコーンレジンの含有量以上であり、
該D単位シリコーンレジンが直鎖状ポリシロキサンを形成するものであり、
該コーティング剤が塗装されることによって、該部位に、防汚性と防滑性を発揮させることを特徴とする、コーティング剤の塗装方法。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記直鎖状ポリシロキサンの平均重合度が20~600であることを特徴とする請求項1に記載のコーティング剤の塗装方法。
【請求項3】
結合構造単位に式((R
3
O)
3
SiY
1
)で示されるアルコキシシラン(T単位アルコキシシラン)及び/又は結合構造単位に式((R
4
O)
2
SiCH
3
Y
2
)で示されるアルコキシシラン(D単位アルコキシシラン)が含有される、ことを特徴とする請求項1に記載のコーティング剤の塗装方法。
【請求項4】
人の足や靴底が接する前記部位が、床又は浴槽であることを特徴とする請求項1に記載のコーティング剤の塗装方法。
【請求項5】
人の足や靴底が接する前記部位が、船舶のデッキ(甲板)又は床であることを特徴とする請求項1に記載のコーティング剤の塗装方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書の技術分野は、床や浴槽など人の足や靴底が接する部位への、コーティング剤の塗装方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
人の足や靴底が接する部位として、廊下、部屋、室、浴室、台所、洗面所若しくはトイレなどの床又は浴槽など(床や浴槽など)がある。床や浴槽などには、様々な汚れが付着する。特許文献1には、光触媒を含有するコーティング剤が記載され、このコーティング剤は、床や浴槽などに塗装されることによって被覆層を形成し、被覆層によって、床や浴槽などに汚れが付着しにくくなり、汚れが付着された場合であっても、水洗浄されることにより容易に汚れが除去されうるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-105317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載された従来のコーティング剤は、付着された汚れ成分が光触媒によって分解され、水洗浄による水滴がコーティング剤から形成された被覆層の表面を転動することにより、分解された汚れ成分が洗浄されて除去されるものである。このため、被覆層の表面は、水滴が滑りやすいように形成され、コーティング剤が塗られて被覆層が形成された床や浴槽などは、足や靴底が滑りやすく、足が滑ることによって、人が転倒するおそれがあるものであった。
【0005】
本明細書の技術が解決しようとする課題は、上述の点に鑑みてなされたものであり、床や浴槽などに被覆層を形成するコーティング剤の塗装方法であって、被覆層への汚れの付着を抑制することができ、かつ、防滑性を有する被覆層を形成することができるコーティング剤の塗装方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の実施形態に係るコーティング剤は、結合構造単位に式(R
1
2
SiO
2/2
)で示されるシリコーンレジン(D単位シリコーンレジン)と、結合構造単位に式(R
2
SiO
3/2
)で示されるシリコーンレジン(T単位シリコーンレジン)と、が含有され、
該D単位シリコーンレジンの含有量が該T単位シリコーンレジンの含有量以上であり、
該D単位シリコーンレジンが直鎖状ポリシロキサンを形成することを特徴とする。
【0007】
本明細書の実施形態に係るコーティング剤によれば、直鎖状ポリシロキサンを形成するD単位シリコーンレジンと三次元的に架橋するT単位シリコーンレジンとが、含有されている。コーティング剤から形成される被覆層は、シリコーンレジンから形成されているため、被覆層への汚れの付着を抑制することができる。また、コーティング剤はD単位シリコーンレジンの含有量がT単位シリコーンレジンの含有量以上であるため、コーティング剤から形成される被覆層は、D単位シリコーンレジンの直鎖状ポリシロキサンが三次元的に架橋するT単位シリコーンレジンより多く存在する。D単位シリコーンレジンの直鎖状ポリシロキサンは、両末端がシリコーンレジンと結合し、被覆層内において、伸縮変形可能に内在する。このため、人の足などの接触によって応力を受けた際に、被覆層は、被覆層(シリコーンレジン)が変形して応力を吸収するとともに、直鎖状ポリシロキサンが伸縮変形して応力を吸収して、接触に対して大きな抵抗力を与える。つまり、実施形態に係るコーティング剤は、コーティング剤から形成される被覆層に、防汚性と防滑性を発揮させることができる。
【0008】
ここで、上記コーティング剤において、前記直鎖状ポリシロキサンの平均重合度が20~600であるものとすることができる。
【0009】
これによれば、直鎖状ポリシロキサンが適度に伸縮変形することができるため、足などの接触に対して大きな抵抗力を与え、防滑性をより発揮させることができる。
【0010】
また、上記コーティング剤において、結合構造単位に式((R
3
O)
3
SiY
1
)で示されるアルコキシシラン(T単位アルコキシシラン)及び/又は結合構造単位に式((R
4
O)
2
SiCH
3
Y
2
)で示されるアルコキシシラン(D単位アルコキシシラン)が含有されるものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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