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公開番号
2025024845
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129175
出願日
2023-08-08
発明の名称
ネット外刃用部材、ネット外刃用部材を用いて形成されるネット外刃およびネット外刃を備える電気かみそり
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B26B
19/04 20060101AFI20250214BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】より効率よく毛を剃ることが可能なネット外刃を形成し得るネット外刃用部材、ネット外刃用部材を用いて形成されるネット外刃およびネット外刃を備える電気かみそりを得る。
【解決手段】ネット外刃用部材30は、電気かみそり1に設けられるネット外刃211を形成することが可能な部材である。このネット外刃用部材30は、略六角形状の複数の刃孔33が第1方向および第1方向と直交する第2方向に列をなすように形成された切断可能領域31を有している。また、刃孔33は、第2方向で隣り合う刃孔33が第1方向にずれた位置となるようにした状態で第2方向に列をなすように形成されている。そして、切断可能領域31における第1方向の一端31aから他端31bまでの間のいずれの位置においても、第2方向に沿って刃孔5列分移動するまでの距離の間に刃孔33が存在するように、ネット外刃用部材30を形成した。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
電気かみそりに設けられるネット外刃を形成することが可能なネット外刃用部材であって、
前記ネット外刃を前記電気かみそりに設けた状態で毛を切断することが可能な切断可能領域を有し、
前記切断可能領域には、桟によって画成される略六角形状の複数の刃孔が、第1方向および前記第1方向と直交する第2方向に列をなすようにした状態で形成されており、
前記第1方向は、前記ネット外刃を前記電気かみそりに設けた際にネット内刃が前記ネット外刃に対して相対移動する方向となる方向であり、
前記第2方向は、前記ネット外刃を前記電気かみそりに設けた際に剃り方向となる方向であり、
前記刃孔は、前記第2方向で隣り合う刃孔が前記第1方向にずれた位置となるようにした状態で前記第2方向に列をなすように形成されており、
前記切断可能領域における前記第1方向の一端から他端までの間のいずれの位置においても、前記第2方向に沿って前記刃孔5列分移動するまでの距離の間に前記刃孔が存在している、
ネット外刃用部材。
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【請求項2】
前記切断可能領域における前記第1方向の一端から他端までの間のいずれの位置においても、前記第2方向に沿って前記刃孔5列分移動するまでの距離の間に、前記刃孔が毛を導入することができる状態で存在している、
請求項1に記載のネット外刃用部材。
【請求項3】
前記切断可能領域に形成される複数の前記刃孔は、略同一の形状をしている、
請求項1または請求項2に記載のネット外刃用部材。
【請求項4】
前記第2方向の一側の刃孔は、前記第2方向の他側の刃孔に対して前記第1方向の同じ方向にずれている、
請求項3に記載のネット外刃用部材。
【請求項5】
前記第2方向で隣り合う刃孔の前記第1方向へのずれ量が略同一量である、
請求項4に記載のネット外刃用部材。
【請求項6】
前記切断可能領域に形成される複数の前記刃孔のうちの任意の刃孔を基準刃孔とした場合に、前記基準刃孔と、前記基準刃孔から前記第2方向に沿って刃孔5列分移動した位置に存在する刃孔に対して前記第1方向で隣り合う刃孔と、が前記第2方向に沿って見た状態で重なり合っている、
請求項5に記載のネット外刃用部材。
【請求項7】
前記桟は、前記第1方向に略平行に延在する第1の桟を備えている、
請求項1または請求項2に記載のネット外刃用部材。
【請求項8】
前記第1方向で隣り合う刃孔の一方を第1の刃孔とし、他方を第2の刃孔とした場合に、前記第1の刃孔を画成する前記第1の桟と、前記第2の刃孔を画成する前記第1の桟とが、前記第2方向にずれている、
請求項7に記載のネット外刃用部材。
【請求項9】
前記桟は、
前記第1の桟に連結される第2の桟と、
前記第2の桟に連結される第3の桟と、
を備えており、
前記刃孔には、前記第1方向の端部に形成されて、前記刃孔内に導入された毛を移動が抑制された状態で保持することが可能な角部が形成されており、
前記第2の桟と前記第3の桟との連結部分に前記角部が形成されている、
請求項7に記載のネット外刃用部材。
【請求項10】
前記第2方向で隣り合う刃孔に形成される前記角部が前記第1方向にずれている、
請求項9に記載のネット外刃用部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ネット外刃用部材、ネット外刃用部材を用いて形成されるネット外刃およびネット外刃を備える電気かみそりに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、以下の特許文献1に示すように、ヒゲなどの毛を剃る電気かみそりに用いられるネット外刃が知られている。この特許文献1では、長板状のネット外刃用部材を用いてネット外刃を形成している。具体的には、桟により略六角形状に画成される複数の刃孔が網目状に形成されたネット外刃用部材を上方が凸となるように短手方向に沿って湾曲させることで、ネット外刃を形成している。
【0003】
そして、ネット外刃用部材を上方が凸となるように短手方向に沿って湾曲させてネット外刃とした状態でかみそり本体に取り付けることで、刃孔が網目状に形成されたネット外刃を備える電気かみそりが形成されるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-099493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、略六角形状の刃孔が網目状に形成されたネット外刃用部材を用いてネット外刃を形成する場合、より効率よく毛を剃ることが可能なネット外刃が形成されるようにするのが好ましい。
【0006】
そこで、本開示は、より効率よく毛を剃ることが可能なネット外刃を形成し得るネット外刃用部材、ネット外刃用部材を用いて形成されるネット外刃およびネット外刃を備える電気かみそりを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様にかかるネット外刃用部材は、電気かみそりに設けられるネット外刃を形成することが可能なネット外刃用部材であって、前記ネット外刃を前記電気かみそりに設けた状態で毛を切断することが可能な切断可能領域を有し、前記切断可能領域には、桟によって画成される略六角形状の複数の刃孔が、第1方向および前記第1方向と直交する第2方向に列をなすようにした状態で形成されており、前記第1方向は、前記ネット外刃を前記電気かみそりに設けた際にネット内刃が前記ネット外刃に対して相対移動する方向となる方向であり、前記第2方向は、前記ネット外刃を前記電気かみそりに設けた際に剃り方向となる方向であり、前記刃孔は、前記第2方向で隣り合う刃孔が前記第1方向にずれた位置となるようにした状態で前記第2方向に列をなすように形成されており、前記切断可能領域における前記第1方向の一端から他端までの間のいずれの位置においても、前記第2方向に沿って前記刃孔5列分移動するまでの距離の間に前記刃孔が存在している。
【0008】
また、本開示の一態様にかかるネット外刃は、前記ネット外刃用部材を用いて形成されている。
【0009】
また、本開示の一態様にかかる電気かみそりは、前記ネット外刃を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、より効率よく毛を剃ることが可能なネット外刃を形成し得るネット外刃用部材、ネット外刃用部材を用いて形成されるネット外刃およびネット外刃を備える電気かみそりを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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