TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025024679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2024110222
出願日
2024-07-09
発明の名称
樹脂組成物およびその成形体
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
23/20 20250101AFI20250213BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】初期の伸びに優れる成形体が得られるポリブテン樹脂組成物およびその成形体を提供する。
【解決手段】ポリブテン樹脂と、添加剤と、を含有し、示差走査熱量計により測定される60℃~140℃の範囲の結晶融解熱量が37.0mJ/mg以下である、樹脂組成物。前記添加剤は、例えば、メチル-シクロデキストリン、およびメチル-シクロデキストリンとポリプロピレンワックスとを含む包接化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリブテン樹脂と、添加剤と、を含有し、
示差走査熱量計により測定される60℃~140℃の範囲の結晶融解熱量が37.0mJ/mg以下である、
樹脂組成物。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記添加剤が、メチルシクロデキストリン、およびメチルシクロデキストリンとポリプロピレンワックスとを含む包接化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記メチルシクロデキストリンの含有量が、0.2~5.0質量%である、請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記包接化合物の含有量が、0.2~5.0質量%である、請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物を含む、成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物およびその成形体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリブテン樹脂の成形体は、耐熱性、機械強度、柔軟性、軽量性等に優れることから、給水給湯配管等に用いられる。ポリブテン樹脂の成形体は、成形後に経時でポリブテン樹脂の結晶化が進むことが知られている(特許文献1)。
【0003】
一方、シクロデキストリンやシクロデキストリン包接化合物が、ポリオレフィン樹脂の造核効果などを示すことが知られている。特許文献2や非特許文献1には、シクロデキストリン包接化合物の添加により結晶融解熱量および結晶化熱量が高くなり、結晶化が促進されることが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5902991号公報
特許第5077846号公報
【非特許文献】
【0005】
斎藤ら,高分子論文集,Vol.68,No.6,pp.353-369(2011)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
給水給湯配管は、長期に渡って高温水に晒される環境で使用されるため、長期使用に耐えうる耐久性が求められる。
ポリブテン樹脂の成形体は、経時でポリブテン樹脂の結晶化が進むことにより機械強度が向上するが、非結晶部分の割合が少なくなることで、柔軟性(伸び率)が低下し、衝撃強度や長期的な耐圧性能が低下する。
【0007】
成形体の製造後の初期の伸び率が高ければ、経時劣化後の伸び率も高くなる。そのため、経時劣化後の柔軟性を確保し、長期耐久性を向上するためには、初期の伸び率を高めることが有効と考えられる。
そこで本発明は、初期の伸びに優れる成形体が得られるポリブテン樹脂組成物、および初期の伸びに優れる成形体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、鋭意検討の結果、ポリブテン樹脂に特定の添加剤を添加することで、ポリブテン樹脂の結晶化が遅延し、成形体の初期の伸び率が高まることを見出した。
なお、特許文献2や非特許文献1には、シクロデキストリン包接化合物の添加により結晶化が促進されることが示されているが、結晶化が遅延(非結晶部分の割合が増加)することは示されていない。
【0009】
本発明は、かかる知見に基づくものであり、以下の態様を有する。
[1]ポリブテン樹脂と、添加剤と、を含有し、
示差走査熱量計により測定される60℃~140℃の範囲の結晶融解熱量が37.0mJ/mg以下である、
樹脂組成物。
[2]前記添加剤が、メチルシクロデキストリン、およびメチルシクロデキストリンとポリプロピレンワックスとを含む包接化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]前記メチルシクロデキストリンの含有量が、0.2~5.0質量%である、[2]に記載の樹脂組成物。
[4]前記包接化合物の含有量が、0.2~5.0質量%である、[2]に記載の樹脂組成物。
[5][1]~[4]のいずれかに記載の樹脂組成物を含む、成形体。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、初期の伸びに優れる成形体が得られるポリブテン樹脂組成物、および初期の伸びに優れる成形体を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
積水化学工業株式会社
切断工具
今日
積水化学工業株式会社
吸音構造
8日前
積水化学工業株式会社
被覆管及び複合管
今日
積水化学工業株式会社
波形被覆管及び複合管
今日
積水化学工業株式会社
樹脂組成物およびその成形体
8日前
積水化学工業株式会社
電子デバイス用硬化性樹脂組成物
11日前
積水化学工業株式会社
更生用帯状部材及び既設管更生方法
今日
積水化学工業株式会社
不飽和ポリエステル樹脂硬化物の製造方法
14日前
積水化学工業株式会社
集合継手
2日前
積水化学工業株式会社
光反応性組成物
14日前
積水化学工業株式会社
酸素キャリア、酸素キャリアの製造方法、ガスの製造方法及びガス製造装置
14日前
積水化学工業株式会社
太陽光発電シートの管理システム、太陽光発電シートの管理方法及びプログラム
7日前
積水化学工業株式会社
ポリウレタンフォームの製造方法
今日
積水化学工業株式会社
不飽和ポリエステル樹脂硬化物の分解物の製造方法及び不飽和ポリエステル樹脂硬化物の製造方法
14日前
積水化学工業株式会社
合わせガラス用中間膜、ロール体及び合わせガラス
7日前
積水化学工業株式会社
印刷用光硬化型粘着剤組成物、硬化物、及び、積層体
14日前
東ソー株式会社
延伸物
3か月前
東ソー株式会社
押出成形体
22日前
東ソー株式会社
射出成形体
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
AGC株式会社
組成物
今日
株式会社トクヤマ
樹脂組成物
3か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
28日前
東ソー株式会社
ブロー成形体
1か月前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
29日前
三洋化成工業株式会社
樹脂組成物
1か月前
オムロン株式会社
電子部品
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
11日前
NOK株式会社
EPDM組成物
3か月前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
23日前
ヤマハ株式会社
重縮合体
23日前
株式会社スリーボンド
硬化性樹脂組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
29日前
住友精化株式会社
粘性組成物の製造方法
3か月前
AGC株式会社
液状組成物
今日
続きを見る
他の特許を見る