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公開番号
2025020608
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124094
出願日
2023-07-31
発明の名称
自動車用ウェザーストリップ
出願人
西川ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B60J
10/24 20160101AFI20250205BHJP(車両一般)
要約
【課題】ウェザーストリップをドアパネルから浮き上がらないようにすることで、十分なシール性を確保する。
【解決手段】自動車用ウェザーストリップ1は、取付板部10、車内側連結壁12、車外側連結壁13及び背面シール突部16とともに中空部Rを形成するブリッジ部14とを備え、中空シール部を構成している車外側壁11bとブリッジ部14との接続部11cは、車外側連結壁13の先端部13a及び背面シール突部16の基端部16aよりも車内側かつ車外側連結壁13の先端部13a及び背面シール突部16の基端部16aよりも取付板部10から離れた位置に配置した。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車のドアの車室内外方向に延びる取付面に沿って取り付けられる取付板部(10)と、前記ドアの閉時に前記自動車のボディにおけるドア開口部周縁に弾接する中空シール部とを備える自動車用ウェザーストリップであって、
前記取付板部の車内側から突出する車内側連結壁と、
前記取付板部の車外側から突出して先端へ行くほど車外側に位置するように形成されるとともに車内側連結壁よりも長く形成した車外側連結壁と、
前記車外側連結壁の先端部から車外側へ向けて突出し、前記取付面の車外側の端部から車外側へ向かい、かつ当該取付面から離れる方向に延びる背面に当接する背面シール突部とを形成し、
前記背面シール突部の基端側は、前記車外側連結壁の前記先端部よりも前記取付板部から離れる方向に向けて突出する、前記背面シール突部の基端部を形成し、
前記車内側連結壁の車外側先端部から前記背面シール突部の前記基端部まで延び、前記取付板部、前記車内側連結壁、前記車外側連結壁及び前記背面シール突部と共に中空部を形成するブリッジ部を備え、
前記中空シール部を構成している車外側壁と前記ブリッジ部との接続部は、前記車外側連結壁の前記先端部及び前記背面シール突部の前記基端部よりも車内側かつ前記車外側連結壁の前記先端部及び前記背面シール突部の前記基端部よりも前記取付板部から離れた位置に配置した、ことを特徴とする自動車用ウェザーストリップ。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の自動車用ウェザーストリップにおいて、
前記ブリッジ部の厚さは前記車外側壁の厚さよりも厚く設定され、
前記背面シール突部の前記基端部の厚さは前記ブリッジ部の厚さよりも厚く設定されている、ことを特徴とする自動車用ウェザーストリップ。
【請求項3】
請求項1に記載の自動車用ウェザーストリップにおいて、
前記ブリッジ部及び前記背面シール突部は、前記取付板部から離れる方向へ凸となるように湾曲している、ことを特徴とする自動車用ウェザーストリップ。
【請求項4】
請求項1に記載の自動車用ウェザーストリップにおいて、
前記ブリッジ部における前記取付板部に対向していない側の面と、前記背面シール突部における前記取付板部に対向していない側の面とは、略面一となるように連続している、ことを特徴とする自動車用ウェザーストリップ。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1つに記載の自動車用ウェザーストリップにおいて、
前記取付板部の車室外側の端部には、前記背面に向けて突出し、当該背面に弾接するシールリップが設けられ、
前記シールリップの基端部の厚さは前記背面シール突部の前記基端部の厚さよりも薄く設定されている、ことを特徴とする自動車用ウェザーストリップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車のドアに取り付けられる自動車用ウェザーストリップに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されているように、自動車のドアの周縁部には、当該ドアと車体との間をシールするためのウェザーストリップが取り付けられている。特許文献1のウェザーストリップの断面を図6に示している。この図6に示すように、特許文献1のウェザーストリップ400が取り付けられるドア410は、当該ドア410の厚み方向に延びる第1パネル部411と第1パネル部411の端部に連なる第2パネル部412とを有しており、第1パネル部411と第2パネル部412とは略直交する位置関係となっている。
【0003】
ウェザーストリップ400は、第1パネル部411に取り付けられる取付板部401と中空シール部402とを有している。中空シール部402の車外側には、第2パネル部412へ向けて突出し、当該第2パネル部412に弾接するシール突部403が設けられている。ドア410の閉時には、中空シール部402がボディパネル420に弾接することで仮想線に示すように変形して密着し、ドア410の周縁部とボディパネル420との間がシールされる。
【0004】
また、図示は省略するが、特許文献2の図2には、自動車のフロントドア下辺部(サイドシル部)Sにて、ドアパネル1の内板12にドアウェザーストリップ4を固定する構造として、ドアトリム3の外周が内板12の外周面に沿うようにし、その先端がドアウェザーストリップ4の取付基部41の車室内端部を覆う位置まで延長させて、取付基部41の室内側端縁がドアトリム3の外周端で内板12に対して押込まれることで固定されるようにした構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-91048号公報
特開平7-117473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで図6に示したドア410とボディパネル420は、自動車のヒンジ部Hでの断面レイアウトを示しているが、通常図6に示すウェザーストリップ400は、ヒンジ部Hと、下辺部(サイドシル部)Sと、ロック部Lとにわたって同一の押出断面形状のウェザーストリップを使用する事がほとんどである。ここで、図6はヒンジ部Hのため、ドア410閉時には中空部402を第1パネル411側に(A方向に)撓み変形させるような進入軌跡となるが、下辺部(サイドシル部)Sや、ロック部Lでは、ドア410閉時には中空部402を第2パネル412側に(D方向に)撓み変形させるような進入軌跡となる。
【0007】
ところで、例えば自動車の設計要件等により、下辺部(サイドシル部)Sとロック部Lで図6に仮想線の第2パネル部412として示すように、第2パネル部412が第1パネル部411に対して鈍角となるように形成される場合が想定される。この場合、第1パネル部411と第2パネル部412とが開いた形状になるので、ウェザーストリップ400のシール突部403が第2パネル部412から離れてしまう。
【0008】
このことに対して、シール突部403を大幅に延長させることが考えられるが、シール突部403を大幅に延長させてラップ量を大きくすると、シール突部403が第2パネル部412から受ける反力が大きくなり、ウェザーストリップ400の取付板部401の車内側または車外側が第1パネル部411から浮き上がり易くなるという問題が発生する。
【0009】
また、特許文献2の図2に開示されている構造を採用すれば下辺部(サイドシル部)Sにおいては、ウェザーストリップをドアパネルから浮き上がらないようにする事が可能なように考えられるが、ヒンジ部Hとロック部Lにおいても、同様な構造を採用しようとした場合には、クリップ固定していない状態で、長い範囲に渡ってウェザーストリップを内装トリムで押さえつけようとするのは、取付作業に時間がかかる事が容易に予想され、採用しずらかった。
【0010】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、ウェザーストリップをドアパネルから浮き上がらないようにすることで、十分なシール性を確保することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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