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公開番号
2025019976
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023185258
出願日
2023-10-30
発明の名称
フローティングコネクタ
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
12/91 20110101AFI20250131BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】フローティングコネクタにおいて良好な通信性能を得られる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】フローティングコネクタは、固定ハウジングと可動ハウジングと信号端子とを備える。前記信号端子は、前記固定ハウジングに保持される第1端部と、前記可動ハウジングに保持される第2端部と、前記第1端部と前記第2端部とを連結する連結部とを含む。前記第1端部と前記第2端部とが相手コネクタとの嵌合方向に沿って互いに離れている。前記固定ハウジングは、前記嵌合方向と交差する第1方向に沿った一方側から前記連結部を覆う第1カバー部を有する。前記可動ハウジングは、前記第1方向に沿った他方側から前記連結部を覆う第2カバー部を有する。前記第1カバー部および前記第2カバー部の少なくとも一方は、前記嵌合方向と直交し且つ前記第1方向と直交する方向から見て前記嵌合方向に対して傾斜する斜面部を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
相手コネクタが嵌合されるフローティングコネクタであって、
固定ハウジングと、
前記相手コネクタの嵌合方向と交差する第1方向に沿って前記固定ハウジングに対して移動可能に設けられる可動ハウジングと、
前記固定ハウジングと前記可動ハウジングとの間に架け渡される信号端子と、
を備え、
前記信号端子は、前記固定ハウジングに保持される第1端部と、前記可動ハウジングに保持される第2端部と、前記第1端部と前記第2端部とを連結する連結部とを含み、
前記可動ハウジングの移動時に前記連結部が弾性変形しつつ前記第2端部が前記可動ハウジングに追従可能であり、
前記第1端部と前記第2端部とが前記嵌合方向に沿って互いに離れており、
前記固定ハウジングは、前記第1方向に沿った一方側から前記連結部を覆う第1カバー部を有し、
前記可動ハウジングは、前記第1方向に沿った他方側から前記連結部を覆う第2カバー部を有し、
前記第1カバー部および前記第2カバー部の少なくとも一方は、前記嵌合方向と直交し且つ前記第1方向と直交する方向から見て前記嵌合方向に対して傾斜する斜面部を有する、フローティングコネクタ。
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【請求項2】
請求項1に記載のフローティングコネクタであって、
前記第1カバー部に前記斜面部として第1斜面部が設けられ、
前記第2カバー部に前記斜面部として第2斜面部が設けられている、フローティングコネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載のフローティングコネクタであって、
前記連結部には、前記第1端部から前記第2端部に向けて台形波状に延びる弾性部が設けられ、
前記第1方向に沿った前記第1斜面部と前記第2斜面部との間隔が、前記第2端部側から前記第1端部側に向けて徐々に広がる、フローティングコネクタ。
【請求項4】
請求項2に記載のフローティングコネクタであって、
前記連結部は、前記第1端部から前記第2端部に向けて直線状に延び、
前記第1斜面部と前記第2斜面部とが互いに平行である、フローティングコネクタ。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフローティングコネクタであって、
前記第1カバー部及び前記第2カバー部が互いに接近しつつ前記固定ハウジングに対する前記可動ハウジングの移動量が最大となった状態で、前記連結部は前記嵌合方向に沿ったいずれの位置においても前記第1方向に沿って前記第1カバー部又は前記第2カバー部と離れている、フローティングコネクタ。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフローティングコネクタであって、
前記信号端子は、直線状に延びる第1延在部と、前記第1延在部に対して交差する方向に直線状に延びる第2延在部とを有し、
前記第1延在部と前記第2延在部とが互いに同じ向きに曲がる複数の曲げ部を介して連結されている、フローティングコネクタ。
【請求項7】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフローティングコネクタであって、
前記固定ハウジング及び前記可動ハウジングのそれぞれに、前記信号端子が通される保持孔が形成され、
前記固定ハウジングの前記保持孔の延長線上に前記可動ハウジングの前記保持孔が位置する、フローティングコネクタ。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載のフローティングコネクタであって、
前記連結部には、前記第1端部から前記第2端部に向けて台形波状に延びる弾性部が設けられている、フローティングコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フローティングコネクタに関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1には、可動側ハウジングと、前記可動側ハウジングを支持する固定側ハウジングと、前記可動側ハウジングと前記固定側ハウジングとに跨って取り付けられる信号コンタクトおよび電源コンタクトとを備えるフローティングコネクタが開示されている。かかるフローティングコネクタにおいて、可動側ハウジングが固定側ハウジングに対して移動することによって、基板間のずれや相手方コネクタとの嵌合位置のずれが吸収される。コンタクトのうち可動側ハウジングに保持された部分が、可動側ハウジングの移動に伴い、固定側ハウジングに保持された部分に対して移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-131161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のフローティングコネクタでは、コンタクトのうち可動側ハウジングに保持された部分と固定ハウジングに保持された部分とが、相手コネクタとの嵌合方向と直交する方向に沿って互いに離れている。
【0005】
コンタクトのうち可動側ハウジングに保持された部分と固定ハウジングに保持された部分とが、相手コネクタとの嵌合方向に沿って互いに離れて配置されることがある。このようなフローティングコネクタにおいても、良好な通信性能が得られることが望まれる。
【0006】
そこで、フローティングコネクタにおいて良好な通信性能を得られる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のフローティングコネクタは、相手コネクタが嵌合されるフローティングコネクタであって、固定ハウジングと、前記相手コネクタの嵌合方向と交差する第1方向に沿って前記固定ハウジングに対して移動可能に設けられる可動ハウジングと、前記固定ハウジングと前記可動ハウジングとの間に架け渡される信号端子と、を備え、前記信号端子は、前記固定ハウジングに保持される第1端部と、前記可動ハウジングに保持される第2端部と、前記第1端部と前記第2端部とを連結する連結部とを含み、前記可動ハウジングの移動時に前記連結部が弾性変形しつつ前記第2端部が前記可動ハウジングに追従可能であり、前記第1端部と前記第2端部とが前記嵌合方向に沿って互いに離れており、前記固定ハウジングは、前記第1方向に沿った一方側から前記連結部を覆う第1カバー部を有し、前記可動ハウジングは、前記第1方向に沿った他方側から前記連結部を覆う第2カバー部を有し、前記第1カバー部および前記第2カバー部の少なくとも一方は、前記嵌合方向と直交し且つ前記第1方向と直交する方向から見て前記嵌合方向に対して傾斜する斜面部を有する、フローティングコネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、フローティングコネクタにおいて良好な通信性能を得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は実施形態1にかかるフローティングコネクタ及びこれを備えるコネクタ装置を示す斜視図である。
図2は図1に示すコネクタ装置を示す分解斜視図である。
図3は図1に示すコネクタ装置を示す分解正面図である。
図4は図3のIV-IV線に沿った断面図である。
図5は図3のV-V線に沿った断面図である。
図6は図1に示すフローティングコネクタを示す分解斜視図である。
図7は実施形態1にかかる信号端子を示す斜視図である。
図8は実施形態1にかかる電源端子を示す斜視図である。
図9は図7の領域IXの拡大側面図である。
図10は実施形態1にかかる可動ハウジングが移動した様子を示す説明図である。
図11は変形例にかかるコネクタ装置を示す分解斜視図である。
図12は変形例にかかるコネクタ装置を示す分解正面図である。
図13は図12のXI-XI線に沿った断面図である。
図14は図12のXII-XII線に沿った断面図である。
図15は変形例にかかる信号端子を示す斜視図である。
図16は変形例にかかる電源端子を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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