TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025019529
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123182
出願日
2023-07-28
発明の名称
ツイストチューブ自動取付装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02G
1/14 20060101AFI20250131BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電線にツイストチューブを自動で取り付けられるようにする。
【解決手段】ツイストチューブ自動取付装置1は、ツイストチューブ9を拡径させる拡径治具2と、拡径治具2の長手方向一端側に被せられたツイストチューブ9を長手方向他端側に搬送する押し出し部3及び送りベルト6と、拡径治具2の長手方向中間部に位置付けられ、開き状態とされたツイストチューブ9を拡径治具2の外周面に沿って回転させる回転ローラ4と、回転されているツイストチューブ9の巻き始め端及び巻き終わり端の位置を検知するセンサ5と、を備えている。回転ローラ4は、ツイストチューブ9の巻き始め端及び巻き終わり端が所定位置に位置すると回転を停止し、これに続いて押し出し部3及び送りベルト6は、巻き始め端及び巻き終わり端が所定位置に保たれた状態のツイストチューブ9を拡径治具2の長手方向他端側に位置付けられた電線に向かって搬送する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂製シートがチューブ状に巻かれて癖付けされたツイストチューブを巻き始め端と巻き終わり端が重なったチューブ状態から巻き始め端と巻き終わり端が周方向に間隔をあけた開き状態に拡げる拡径治具と、
前記拡径治具の長手方向一端側に被せられた前記チューブ状態の前記ツイストチューブを前記拡径治具に沿って長手方向他端側に搬送する搬送手段と、
前記拡径治具の長手方向中間部に位置付けられ、前記開き状態とされた前記ツイストチューブを前記拡径治具の外周面に沿って回転させる回転手段と、
前記回転手段によって回転されている前記ツイストチューブの巻き始め端及び巻き終わり端の位置を検知するセンサと、を備え、
前記回転手段は、前記ツイストチューブの巻き始め端及び巻き終わり端が所定位置に位置すると回転を停止し、これに続いて前記搬送手段は、巻き始め端及び巻き終わり端が所定位置に保たれた状態の前記ツイストチューブを前記拡径治具の長手方向他端側に位置付けられた電線に向かって搬送する
ことを特徴とするツイストチューブ自動取付装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記拡径治具は、
前記チューブ状態の前記ツイストチューブより小径の小径部と、
前記小径部に連なり、前記小径部から離れるにしたがって徐々に拡径された拡径部と、
前記拡径部に連なり、円周長が展開状態の前記ツイストチューブの巻き始め端から巻き終わり端までの長さよりも大きい大径部と、
前記大径部に連なり、前記ツイストチューブの巻き始め端と巻き終わり端の間に位置付けられるリブが設けられた開き状態維持部と、を備え、
前記小径部、前記拡径部、前記大径部、前記開き状態維持部と、が前記拡径治具の長手方向一端側から他端側に順に配置されており、
前記大径部が前記拡径治具の長手方向中間部を成している
ことを特徴とする請求項1に記載のツイストチューブ自動取付装置。
【請求項3】
前記開き状態維持部は、断面長円形状の本体部と、該本体部の外面から突出した前記リブと、が設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載のツイストチューブ自動取付装置。
【請求項4】
前記回転手段は、前記拡径治具の長手方向中間部と対向した2つの回転ローラを備えている
ことを特徴とする請求項1に記載のツイストチューブ自動取付装置。
【請求項5】
前記搬送手段は、
前記ツイストチューブの搬送方向上流側に配置され、前記ツイストチューブの後端を押し出す押し出し部と、
前記押し出し部よりも搬送方向下流側に配置された送りベルトと、を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載のツイストチューブ自動取付装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ツイストチューブを電線に被せるツイストチューブ自動取付装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両に配索されるワイヤハーネスの一例として、電線にツイストチューブが被せられたものがある(例えば特許文献1を参照)。ツイストチューブは、樹脂製シートがチューブ状に巻かれて癖付けされた配線保護材である。
【0003】
ワイヤハーネスの電線の端末にはツイストチューブの内径よりも大きいコネクタが取り付けられており、このコネクタはツイストチューブの内側に通すことができない。よって、電線にツイストチューブを被せる際は、ツイストチューブをその閉じ方向の弾性力に抗して開き、巻き始め端と巻き終わり端との間に生じた間隔に電線を挿入するようにして被せる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-254076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記ツイストチューブは、人の手により電線に被せられており、機械による自動取付は実施されていなかった。その理由は、機械による自動取付では、ツイストチューブの巻き始め端と巻き終わり端との間に生じた間隔を電線に対して位置合わせすることが難しかったためである。
【0006】
そこで、本発明は、電線にツイストチューブを自動で取り付けられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、樹脂製シートがチューブ状に巻かれて癖付けされたツイストチューブを巻き始め端と巻き終わり端が重なったチューブ状態から巻き始め端と巻き終わり端が周方向に間隔をあけた開き状態に拡げる拡径治具と、前記拡径治具の長手方向一端側に被せられた前記チューブ状態の前記ツイストチューブを前記拡径治具に沿って長手方向他端側に搬送する搬送手段と、前記拡径治具の長手方向中間部に位置付けられ、前記開き状態とされた前記ツイストチューブを前記拡径治具の外周面に沿って回転させる回転手段と、前記回転手段によって回転されている前記ツイストチューブの巻き始め端及び巻き終わり端の位置を検知するセンサと、を備え、前記回転手段は、前記ツイストチューブの巻き始め端及び巻き終わり端が所定位置に位置すると回転を停止し、これに続いて前記搬送手段は、巻き始め端及び巻き終わり端が所定位置に保たれた状態の前記ツイストチューブを前記拡径治具の長手方向他端側に位置付けられた電線に向かって搬送することを特徴とするツイストチューブ自動取付装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電線にツイストチューブを自動で取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態にかかるツイストチューブ自動取付装置を示す図である。
図1の拡径治具を示す図である。
図1のツイストチューブ自動取付装置にツイストチューブが供給され、ツイストチューブが拡径治具の小径部に被せられた状態を示す図である。
図3のツイストチューブ及び拡径治具を下からみた図である。
図4中のA-A線に沿った断面図である。
図3のツイストチューブの先端部が拡径治具の大径部に位置付けられた状態を示す図である。
図6のツイストチューブ及び拡径治具を下からみた図である。
図7中のB-B線に沿った断面図である。
図6の回転ローラがツイストチューブを回転させる様子を示す図である。
図9のツイストチューブ及び拡径治具を下からみた図である。
図10中のC-C線に沿った断面図である。
図9のツイストチューブの先端部が拡径治具の開き状態維持部に位置付けられた状態を示す図である。
図12のツイストチューブ及び拡径治具を下からみた図である。
図12のツイストチューブが送りベルトによって搬送された状態を示す図である。
図14のツイストチューブ及び拡径治具を下からみた図である。
図15中のD-D線に沿った断面図である。
ツイストチューブを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態にかかる「ツイストチューブ自動取付装置」について、図1~17を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る