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公開番号2025019429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123038
出願日2023-07-28
発明の名称トレイ及び画像記録装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B65H 3/44 20060101AFI20250131BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】多種の媒体サイズのシート状媒体を収容可能にする。
【解決手段】プリンタは、ロール体を収容可能な第1収容部20と、カット紙を収容可能な第2収容部30とを有する給送トレイ1を含む。給送トレイ1の第2収容部30は、カット紙を支持する支持面30Aを有している。第2収容部30は、支持面30Aの前後方向の長さが長さM1である拡張状態と、支持面30Aの前後方向の長さが長さM1よりも短い長さである縮小状態と、のいずれかを取り得るように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部と、複数のシート状媒体を積層した状態で収容可能な第2収容部であって、前記第1収容部と第1方向に並んで配置され、シート状媒体を支持する支持面を含む第2収容部と、を有するトレイにおいて、
前記第2収容部は、前記支持面の前記第1方向の長さが第1長さである第1状態と、前記支持面の前記第1方向の長さが前記第1長さよりも短い第2長さである第2状態と、のいずれかを取り得るように構成されていることを特徴とするトレイ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記支持面は、第1面と、前記第1面に対して前記第1方向に相対的に移動可能な第2面を有し、
前記第2収容部が前記第2状態にあるときの前記第2面と前記第1面との前記第1面と直交する方向の重なり量は、前記第2収容部が前記第1状態にあるときの前記第2面と前記第1面との前記第1面と直交する方向の重なり量よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
【請求項3】
前記第1収容部は、前記ロール体を支持する支持部であって、前記第1収容部に対して着脱可能な支持部を有していることを特徴とする請求項2に記載のトレイ。
【請求項4】
前記第2収容部に収容されたシート状媒体の前記第1方向の一端を位置決めする位置決め部材であって、前記第1収容部に対して前記第1方向に移動可能な位置決め部材をさらに備えており、
前記位置決め部材が前記第1収容部に対して前記第1方向に移動することで、前記第2収容部を前記第1状態と前記第2状態とに切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
【請求項5】
シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部と、複数のシート状媒体を積層した状態で収容可能な第2収容部であって、前記第1収容部と第1方向に並んで配置され、シート状媒体を支持する支持面を含む第2収容部と、を有するトレイと、
前記トレイを前記第1方向に移動可能に支持する筐体と、
前記筐体に設けられ、シート状媒体に対して画像を記録する記録部と、
前記筐体に設けられ、前記トレイに収容されるシート状媒体を前記記録部に向けて搬送する搬送部と、を備えており、
前記第2収容部は、前記支持面の前記第1方向の長さが第1長さである第1状態と、前記支持面の前記第1方向の長さが前記第1長さよりも短い第2長さである第2状態と、のいずれかを取り得るように構成されていることを特徴とする画像記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロール体を収容可能な第1収容部とシート状媒体を収容可能な第2収容部とを有するトレイ及び画像記録装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロール紙(ロール体)を載置するロール紙用載置部(第1収容部)及びカット紙(シート状媒体)を載置するカット紙用載置部(第2収容部)を有する給紙カセット(トレイ)を含むファクシミリ(画像記録装置)について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-264556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の給紙カセットは、ファクシミリ本体に移動可能に支持されており、その移動方向に沿ってロール紙用載置部及びカット紙用載置部が並んで配置されている。また、給紙カセットは、ファクシミリ本体に装着された状態において、ファクシミリ本体にちょうど収まるように構成されている。これらより、給紙カセットのカット紙用載置部の移動方向のサイズは、ロール紙用載置部が設けられていることで比較的小さくなる。この結果、給紙カセットのカット紙用載置部に収容可能な用紙サイズの種類が少なくなり得る。
【0005】
本発明の目的は、多種の媒体サイズのシート状媒体を収容することが可能なトレイ及び画像記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のトレイは、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部と、複数のシート状媒体を積層した状態で収容可能な第2収容部であって、前記第1収容部と第1方向に並んで配置され、シート状媒体を支持する支持面を含む第2収容部と、を有するトレイにおいて、前記第2収容部は、前記支持面の前記第1方向の長さが第1長さである第1状態と、前記支持面の前記第1方向の長さが前記第1長さよりも短い第2長さである第2状態と、のいずれかを取り得るように構成されている。
【0007】
本発明画像記録装置は、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部と、複数のシート状媒体を積層した状態で収容可能な第2収容部であって、前記第1収容部と第1方向に並んで配置され、シート状媒体を支持する支持面を含む第2収容部と、を有するトレイと、前記トレイを前記第1方向に移動可能に支持する筐体と、前記筐体に設けられ、シート状媒体に対して画像を記録する記録部と、前記筐体に設けられ、前記トレイに収容されるシート状媒体を前記記録部に向けて搬送する搬送部と、を備えており、前記第2収容部は、前記支持面の前記第1方向の長さが第1長さである第1状態と、前記支持面の前記第1方向の長さが前記第1長さよりも短い第2長さである第2状態と、のいずれかを取り得るように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明のトレイ及び画像記録装置によると、ロール体を収容する第1収容部を有していても、多種の媒体サイズのシート状媒体を第2収容部に収容することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態にかかるプリンタの内部構造を示す概略側面図であり、第2収容部が縮小状態を取るときの図である。
図1に示す給送トレイの斜視図である。
図2に示す給送トレイの平面図であり、第2収容部が縮小状態を取るときの図である。
給送トレイの平面図であり、第2収容部が拡張状態を取るときの図である。
本発明の一実施形態にかかるプリンタの内部構造を示す概略側面図であり、第2収容部が拡張状態を取るときの図である。
本発明の変形例にかかる給送トレイの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の好適な一実施形態に係るプリンタ100(本発明の「画像記録装置」)について、図1を参照しつつ、以下に説明する。なお、図1に示す上下方向、前後方向(本発明の「第1方向」)及び左右方向を、プリンタ100の上下方向、前後方向及び左右方向とする。左右方向は、プリンタ100の前方から見たときの方向であり、図1中紙面手前側が右側であり、図1中紙面奥側が左側である。
(【0011】以降は省略されています)

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