TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025017545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120642
出願日2023-07-25
発明の名称遊技機
出願人株式会社サンセイアールアンドディ
代理人弁理士法人ネクスト
主分類A63F 7/02 20060101AFI20250130BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】異常の発生に関する制御を好適に実行し得る遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ遊技機1は、サブ制御基板100及び電飾基板82を第1配線部材L1で着脱可能に接続し、サブ制御基板100及び可動体基板83を第2配線部材L2で着脱可能に接続する。サブ制御基板100の演出制御用マイコン101のCPU102は、入出力IC105の第1入出力端子io1~第16入出力端子io16の何れかを通じて制御信号を出力すると共に、サブ制御基板100及び電飾基板82の接続状態に関する第1異常の発生の有無と、サブ制御基板100及び可動体基板83の接続状態に関する第2異常の発生の有無とを判定する。そして、CPU102は、第1異常の発生が判定されたことに基づいて第1異常指定コマンド出力を制御すると共に、第2異常の発生が判定されたことに基づいて第2異常指定コマンドの出力を制御する。
【選択図】図41
特許請求の範囲【請求項1】
特定基板が設けられた構成体と、該構成体とは異なる別構成体と、共通又は個別の前記別構成体に設けられた第1基板及び第2基板と、前記特定基板及び前記第1基板を着脱可能に接続する第1配線部材と、前記特定基板及び前記第2基板を着脱可能に接続する第2配線部材とを備えている遊技機であって、
前記特定基板は、
複数の入出力端子を有する入出力手段と、
前記複数の入出力端子の何れかを通じて制御信号を出力する出力制御手段と、
前記第1配線部材を通じた前記特定基板及び前記第1基板の接続状態に関する異常である第1異常の発生の有無と、前記第2配線部材を通じた前記特定基板及び前記第2基板の接続状態に関する異常である第2異常の発生の有無とを判定する異常判定手段とを備え、
前記異常判定手段は、前記第1配線部材及び前記入出力端子の間の電圧値に基づいて前記第1異常の発生の有無を判定すると共に、前記第2配線部材及び前記入出力端子の間の電圧値に基づいて前記第2異常の発生の有無を判定し、
前記出力制御手段は、前記異常判定手段によって前記第1異常の発生が判定されたことに基づいて第1制御信号の出力を制御すると共に、前記第2異常の発生が判定されたことに基づいて第2制御信号の出力を制御し、
前記第1制御信号に基づいて第1異常報知が実行され、前記第2制御信号に基づいて第2異常報知が実行されるように構成されている
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記特定基板に設けられた第1コネクタ及び第2コネクタと、
前記第1基板に設けられた第1基板コネクタと、
前記第2基板に設けられた第2基板コネクタとを備え、
前記第1配線部材は、複数の配線からなる第1配線部の両端側に第1配線コネクタが設けられ、一方の第1配線コネクタが前記第1コネクタに着脱可能に構成されると共に、他方の第1配線コネクタが前記第1基板コネクタに着脱可能に構成され、
前記第2配線部材は、複数の配線からなる第2配線部の両端側に第2配線コネクタが設けられ、一方の第2配線コネクタが前記第2コネクタに着脱可能に構成されると共に、他方の第2配線コネクタが前記第2基板コネクタに着脱可能に構成され、
前記入出力手段は、前記入出力端子として、単数または複数の異常検出用端子を有し、
前記第1配線部材の前記第1配線コネクタを前記第1コネクタ及び前記第1基板コネクタに装着することで、前記第1コネクタ及び前記第1基板コネクタに設けられた各接触部と、前記第1配線部材に設けられた配線とが接続されて第1異常検出用経路が形成され、該第1異常検出用経路と接続されている前記異常検出用端子に所定の電圧が生じ得るように構成され、
前記第2配線部材の前記第2配線コネクタを前記第2コネクタ及び前記第2基板コネクタに装着することで、前記第2コネクタ及び前記第2基板コネクタに設けられた各接触部と、前記第2配線部材に設けられた配線とが接続されて第2異常検出用経路が形成され、該第2異常検出用経路と接続されている前記異常検出用端子に所定の電圧が生じ得るように構成され、
前記異常判定手段は、前記第1異常検出用経路と接続されている前記異常検出用端子の電圧値に応じて前記第1異常の発生の有無を判定すると共に、前記第2異常検出用経路と接続されている前記異常検出用端子の電圧値に応じて前記第2異常の発生の有無を判定する請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記異常判定手段は、
前記第1異常検出用経路と接続されている前記異常判定用端子の電圧値が基準値を下回る場合に前記第1異常が発生したと判定すると共に、前記第2異常検出用経路と接続されている前記異常判定用端子の電圧値が基準値を下回る場合に前記第2異常が発生したと判定するように構成され、
前記異常検出用端子にプルダウン抵抗が接続されている請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
2以上の前記第1異常検出用経路を有し、
前記第1コネクタ及び前記第1基板コネクタは、前記第1配線コネクタが着脱される方向と交差する方向に並ぶように複数の接触部が各々配列され、その配列の両端に、前記第1異常検出用経路を形成する特定の接触部が配置されている請求項2又は請求項3に記載の遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
遊技機としては例えば、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ遊技機が知られている。このパチンコ遊技機は、その内部に配置された遊技盤の前面を、窓を通じて機前方から視認することができ、その窓と遊技盤前面との間には、遊技球が流下する遊技領域が形成されている。遊技領域には、遊技球が入球可能な入球口が複数箇所に設けられていると共に、遊技球の挙動に変化を与える遊技釘等が設けられている。遊技者は、パチンコ遊技機のハンドル等を操作して遊技球を打ち出し、その遊技球を遊技領域に流入させる。そして、遊技領域で遊技球が入球口に入球すると、予め定められた数の賞球や、遊技者に有利な状態を付与するか否かの抽選処理が実行される機会が、遊技者に付与される。このように遊技者は、パチンコ遊技機で遊技を行う場合、遊技球の挙動に応じて利益を得ることができる(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-187552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、パチンコ遊技機等の遊技機は、多数の部材から構成され、回路基板その他の電気部品、多数の配線部材等を有している。その構造の複雑化によって種々の異常を生じ得るものとなっており、そのような異常の発生を検出・報知する制御に関して改善の余地がある。
【0005】
本発明は、従来における問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、異常の発生に関する制御を好適に実行し得る遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため本発明に係る遊技機は、特定基板が設けられた構成体と、該構成体とは異なる別構成体と、共通又は個別の前記別構成体に設けられた第1基板及び第2基板と、前記特定基板及び前記第1基板を着脱可能に接続する第1配線部材と、前記特定基板及び前記第2基板を着脱可能に接続する第2配線部材とを備えている遊技機であって、前記特定基板は、複数の入出力端子を有する入出力手段と、前記複数の入出力端子の何れかを通じて制御信号を出力する出力制御手段と、前記第1配線部材を通じた前記特定基板及び前記第1基板の接続状態に関する異常である第1異常の発生の有無と、前記第2配線部材を通じた前記特定基板及び前記第2基板の接続状態に関する異常である第2異常の発生の有無とを判定する異常判定手段とを備え、前記異常判定手段は、前記第1配線部材及び前記入出力端子の間の電圧値に基づいて前記第1異常の発生の有無を判定すると共に、前記第2配線部材及び前記入出力端子の間の電圧値に基づいて前記第2異常の発生の有無を判定し、前記出力制御手段は、前記異常判定手段によって前記第1異常の発生が判定されたことに基づいて第1制御信号の出力を制御すると共に、前記第2異常の発生が判定されたことに基づいて第2制御信号の出力を制御し、前記第1制御信号に基づいて第1異常報知が実行され、前記第2制御信号に基づいて第2異常報知が実行されるように構成されていることを特徴とする。
【0007】
これによれば、遊技店にて遊技機の配線接続を行う必要がある場合、基板に対する配線部材の接続不良(コネクタに対する半挿しや挿し忘れ)等が生じ得る。これに対し、複数の配線部材による特定基板と他の複数の基板との接続状態に関する異常(第1・第2異常)を、特定基板の異常判定手段で一括して判定すると共に、その判定(第1・第2異常の各発生)に応じて特定基板の出力制御手段が第1・第2制御信号を出力することで、異常が生じた箇所に応じた異常報知を実行するための制御構成を簡素化することができる。
【発明の効果】
【0008】
前記構成を有する本発明に係る遊技機によれば、異常の発生に関する制御を好適に実行し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
遊技盤の正面図である。
球循環機構から球送り部を取り除いた状態の概略構成図である。
球送り部の概略構成図である。
主制御基板及び周辺機器の電気的構成を示すブロック図である。
サブ制御基板及び周辺機器の電気的構成を示すブロック図である。
発射阻止事由と、関連する制御基板、発射阻止状態との関係を示す説明図である。
(a)は、発射阻止状態で全停止状態となる場合の球送りソレノイド及び発射モータの動作に関するタイムチャートであり、(b)は、発射阻止状態で空打ち状態となる場合の球送りソレノイド及び発射モータの動作に関するタイムチャートである。
(a)は、店員呼出しが行われていない状態でパチンコ遊技機の呼出しボタンが操作された場合の情報の流れを示す説明図であり、(b)は、店員呼出しが行われている状態でパチンコ遊技機の呼出しボタンが操作された場合の情報の流れを示す説明図である。
店員呼出しが行われている状態で遊技店における台毎表示装置の台毎ボタンが操作された場合の情報の流れを示す説明図である。
遊技時間の経過と差玉数の変化との関係の一例を示す曲線グラフである。
性能表示モニタによる表示の種類及び内容の一覧である。
当否判定テーブルの説明図である。
(a)は、大当たり図柄決定用テーブルの説明図であり、(b)は、小当たり図柄決定用テーブルの説明図であり、(c)は、時短図柄決定用テーブルの説明図である。
リーチ判定テーブルの説明図である。
(a)は、特図1変動パターン選択テーブルの説明図であり、(b)は、特図2変動パターン選択テーブルの説明図である。
普通図柄当否判定テーブルの説明図である。
普図当たり種別判定テーブルの説明図である。
普図変動パターン選択テーブルの説明図である。
メイン側主制御処理のフローチャートである。
メイン側タイマ割込処理のフローチャートである。
図柄用センサ検出処理のフローチャートである。
普通動作処理のフローチャートである。
特別図柄待機処理のフローチャートである。
特図大当たり判定処理のフローチャートである。
特図変動パターン選択処理のフローチャートである。
特別図柄関連処理のフローチャートである。
特別電動役物処理(1種大当たり、V当たり)のフローチャートである。
特別電動役物処理(小当たり)のフローチャートである。
遊技状態移行処理のフローチャートである。
サブ側主制御処理のフローチャートである。
(a)は、1msタイマ割込処理のフローチャートであり、(b)は、10msタイマ割込処理のフローチャートである。
受信コマンド解析処理のフローチャートである。
普図対応変動演出開始処理のフローチャートである。
特図対応変動演出開始処理のフローチャートである。
枠制御処理のフローチャートである。
枠制御側割込処理のフローチャートである。
遊技球数管理処理のフローチャートである。
球循環駆動処理のフローチャートである。
外部通信処理のフローチャートである。
発射許可判定処理のフローチャートである。
配線部材で接続されるサブ制御基板と他の基板とに関する配置関係を示す説明図である。
サブ制御基板の要部構造を示す簡略なブロック図である。
電飾基板及び可動体基板とサブ制御基板との、配線部材を通じた接続関係を示す説明図である。
(a)は、サブ制御基板に設けられる第1コネクタ又は第2コネクタの端面構造を示しており、(b)は、電飾基板に設けられる電飾基板コネクタ又は可動体基板に設けられる可動体基板コネクタの端面構造を示している。
サブ制御基板の演出制御用マイコンが実行する配線状態異常判定処理のフローチャートである。
第1の球循環管理処理のフローチャートである。
図46Aの続きのフローチャートである。
図46Aの続きのフローチャートである。
第2の球循環管理処理のフローチャートである。
(a)は、報知終了後に無音期間が生じる第1のケースの流れに関するタイムチャートであり、(b)は、第2のケースの流れに関するタイムチャートであり、(c)は、第3のケースのながらに関するタイムチャートである。
所定の異常に関する判定処理のフローチャートである。
計数条件判定処理のフローチャートである。
別の実施形態における遊技制御用マイコンが実行する無音期間判定処理のフローチャートである。
別の実施形態における枠制御用マイコンが実行する計数条件判定処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る遊技機について図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、遊技機として、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ遊技機を例に挙げる。なお、パチンコ遊技機の各部について方向や位置関係を説明する場合は、このパチンコ遊技機と対向して遊技を行う遊技者から見た状態での「左」「右」及び「上」「下」を基準とする。また、遊技者から見て近い側(手前側)を「前」とし、遠い側(奥側)を「後」とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許