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公開番号
2025016738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024194563,2024044380
出願日
2024-11-06,2022-11-17
発明の名称
電気自動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250128BHJP(車両一般)
要約
【課題】電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車において、シフターを有するがクラッチは備えないクラッチペダルレスMT車両のような運転感覚を楽しめるようにする。
【解決手段】この電気自動車は、アクセルペダル22とシフター26と制御装置50とを備える。制御装置50は、アクセルペダル22の操作とシフター26の操作とに応答して電気モータ2が出力するモータトルクを変化させる。シフター26は、ステアリングホイールの方向への操作により信号を発する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車であって、
アクセルペダルと、
シフターと、
前記アクセルペダルの操作と前記シフターの操作とに応答して前記電気モータが出力するモータトルクを変化させる制御装置と、を備え、
前記シフターは、ステアリングホイールの方向への操作により信号を発する
ことを特徴とする電気自動車。
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【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記シフターは、アップシフトスイッチとダウンシフトスイッチを備え、
前記アップシフトスイッチは前記ステアリングホイールの右側に設けられ、
前記ダウンシフトスイッチは前記ステアリングホイールの左側に設けられる
ことを特徴とする電気自動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車において走行用の動力装置として用いられる電気モータは、従来車両において走行用の動力装置として用いられてきた内燃機関に対して、トルク特性が大きく異なっている。動力装置のトルク特性の違いにより、従来車両は変速機が必須であるのに対し、一般に電気自動車は変速機を備えていない。もちろん、電気自動車は、運転者の手動操作により変速比を切り替えるマニュアルトランスミッション(MT)は備えていない。このため、MT付きの従来車両(以下、MT車両という)の運転と電気自動車の運転とでは、運転感覚に大きな違いがある。
【0003】
一方で電気モータは、印加する電圧や界磁を制御することで比較的容易にトルクを制御することができる。従って電気モータでは、適当な制御を実施することにより、電気モータの動作範囲内で所望のトルク特性を得ることが可能である。この特徴を活かし電気自動車のトルクを制御してMT車両特有のトルク特性を模擬する技術が、例えば特許文献1及び特許文献2において提案されている。これらの特許文献に開示された電気自動車には、MT車両のような運転感覚を得ることができるように疑似シフターと疑似クラッチペダルが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-118569号公報
特開2022-036845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
クラッチペダルの操作はMT車両ならではの操作であるので、電気自動車に疑似クラッチペダルを設けることは、電気自動車でMT車両のような運転感覚を楽しみたいユーザに訴求する。しかし、クラッチペダルの操作は、自動変速機付き車両の運転に慣れた昨今の運転者にとっては、場合によっては面倒であり、難しくもある操作である。また、必要な操作がシフターの操作だけであれば、より素早いギア段の切り替えを実現することもできる。
【0006】
MT車両のような運転感覚を楽しみたいが、クラッチペダルの操作を苦手とするか必要としないユーザは一定数存在するものと推定される。そして、そのようなユーザが所望している運転感覚は、厳密にはクラッチペダルを有しないクラッチペダルレスMT車両の運転感覚であると推測される。クラッチペダルレスMT車両では、シーケンシャルシフターが使用されている例が多い。シーケンシャルシフターの操作感覚も含めて、クラッチペダルレスMT車両の運転感覚は、クラッチペダルを備えた通常のMT車両の運転感覚とは異なっている。
【0007】
上記特許文献に開示された電気自動車は、クラッチペダルを備えた通常のMT車両における出力特性を模擬するように設計されている。このため、上記特許文献に開示された電気自動車から単に疑似クラッチペダルを取り除いただけでは、シーケンシャルシフターを有するクラッチペダルレスMT車両のような運転感覚を所望するユーザを満足させることはできない。
【0008】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本開示の1つの目的は、電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車において、シーケンシャルシフターを有するクラッチペダルレスMT車両のような運転感覚を楽しめるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は上記目的を達成するための電気自動車を提供する。本開示の電気自動車は、アクセルペダルと、シーケンシャルシフターとを備える。また、本開示の電気自動車は、アクセルペダルの操作とシーケンシャルシフターの操作とに応答して電気モータが出力するモータトルクを変化させる制御装置を備える。制御装置は、シーケンシャルシフターの操作に応答して、所定のシフト時間の間にモータトルクの変化率を少なくとも2回変化させるように構成されている。
【0010】
シーケンシャルシフターは、例えば、パドル式シフターでもよいし、レバー式シフターでもよい。つまり、シーケンシャルシフターは、クラッチペダルレスMT車両が備えるシーケンシャルシフターと同じような構造や操作感を有するものであってよい。ただし、上記のように、シーケンシャルシフターはその操作が電気モータのモータトルクに作用するものであって、クラッチペダルレスMT車両が備えるシーケンシャルシフターとは機能において異なっている。クラッチペダルレスMT車両が備えるシーケンシャルシフターと区別するため、以下、本開示の電気自動車が備えるシーケンシャルシフターを疑似シーケンシャルシフターと称する。
(【0011】以降は省略されています)
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