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公開番号2025015450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024107987
出願日2024-07-04
発明の名称表示要素を取り付けるシステム、及び計測器具
出願人ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 19/04 20060101AFI20250123BHJP(時計)
要約【課題】本発明の一側面は、計測装置のアナログ表示機構に装着された駆動シャフトに表示要素を取り付けるシステムに関する。
【解決手段】このシステム1は、軟化する特性を有する材料から作られた表示要素2をマウントする部分6と、溶融によってマウントする部分に組み入れられるように構成された駆動シャフトの埋め込み可能な末端部4aとを含み、末端部は、マウントする部分において末端部を機械的に固定するように構成されたパターン付き外側接合表面が設けられた駆動シャフトの周縁壁13の部分を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
計測器具のアナログ表示機構に装着された駆動シャフト(3)に表示要素(2)を取り付けるシステム(1)であって、軟化する特性を有する材料から作られた前記表示要素(2)をマウントする部分(6)と、溶融によって前記部分(4a)に組み入れられるように構成された前記駆動シャフト(3)の埋め込み可能な末端部(4a)とを含み、前記末端部(4a)は、前記部分(6)において前記末端部(4a)を機械的に固定するように構成されたパターン付き外側接合表面が設けられた前記駆動シャフト(3)の周縁壁(13)の部分を含む、システム(1)。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記マウント部分(6)はパイプ(14)を含み、前記パイプ(14)において、シャフト孔(5)が作られて前記表示要素(2)を前記駆動シャフト(3)にマウントするように構成される、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項3】
前記埋め込み可能な末端部(4a)は溶融によって前記パイプ(4)に組み入れられる、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項4】
前記パターン付き外表面は複数の隆起パターン(12)を含む、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項5】
前記パターン付き外表面は、前記パターン付き外表面のすべて又は一部にわたって延びる複数の隆起パターン(12)を含む、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項6】
前記末端部(4a)の前記周縁壁(13)の前記部分は、前記表示要素(2)の前記マウント部分(6)の対向面の両側それぞれにおいて突出する、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項7】
前記末端部(4a)は、前記パイプ(14)の前記シャフト孔(5)の前記2つの対向開口(15a、15b)それぞれから突出する第1部分及び第2部分(16a、16b)を含む、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項8】
軟化しやすい前記材料は、すべて又は一部が、軟化する特性を有するプラスチック材料を含む、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項9】
前記埋め込み可能な末端部(4a)は、前記マウント部分(6)を構成する材料の軟化点よりも高い軟化点を有する材料から作られる、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項10】
前記マウント部分(6)を前記末端部(4a)に組み付けるためのエリア(7)を含み、前記末端部(4a)及び前記パイプ(14)それぞれを構成する材料が、特に、超音波を使用した溶融、統合又は関連付けにより、互いに組み入れられる、請求項1に記載のシステム(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、計測器具の分野に関し、詳しくは時計製造の分野に関し、さらに詳しくは、表示機構の駆動シャフトに表示針のような表示要素を取り付けるシステムの技術分野に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【0002】
本発明はさらに、この取り付けシステムを使用してこの駆動シャフトにマウントされた当該表示要素を含む時計のような計測器具に関する。
【背景技術】
【0003】
先行技術において、時計のような計測器具は複数の時計針を含む。これらの時計針は、それらの駆動シャフトに、強制的に駆動される取り付けシステム(すなわち中空のシリンダー)によって取り付けられる。この取り付けシステムは、この場合パイプであり、シリンダーの内径よりわずかに大きな直径を有する心棒に強制的に押し込まれる。このシステムにおいて、この駆動作業を目的として、典型的には金属である使用材料の弾性及び塑性特性が使用される。その結果、機械式時計製造に使用されるような、直径が数ミクロンしか違わない従来型回転シャフトに駆動押し込みされ得るのは、中空シリンダーのみとなる。代替的に、直円シリンダーであることが好ましいこの中空シリンダーを、この動作中にムーブメントを損傷し得る過度に大きな駆動力を制限するように、円錐台状の回転シャフトに駆動押し込みすることもできる。
【0004】
さらに、針の取り付けは、衝撃を受けている間に当該針を所定位置に保持するのに十分な力を与える必要がある。従来型時計針において駆動に要する力は、30Nのオーダーである。
【0005】
これらの問題を解決するための一つのソリューションは、パイプが弾性的に変形するように回転軸に平行で、針の反対側端に開く一以上のスロット、を有するパイプを備えた針を作ることである。
【0006】
しかしながら、このソリューションの一つの主要な欠点は、パイプにおけるスロットが当該パイプを弱くする点である。これは、パイプを弱すぎるようにしないためにスロットの幅を極端に狭くしなければならないことを意味する。また、所望の駆動力を得るために必要な幅及び長さを尊重しながら、可能な限り微細なスロットを得るためには、機械加工作業が複雑であり、製造のコスト及び時間が増大することにも留意すべきである。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、先行技術の様々な欠点を克服することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、非金属本体を有するがゆえに磁場に鈍感な表示要素の、計測器具の表示機構の駆動シャフトへの保持を改善する取り付けシステムを与えることにある。
【0009】
本発明の他の目的は、表示要素の及び質量及び慣性が低減されて任意の所望の形状を有する取り付けシステムを与えることにある。
【0010】
本発明の他の目的は、表示要素が経時的にロバストであって製造コストが低減された取り付けシステムを与えることにある。
(【0011】以降は省略されています)

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