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公開番号2025015085
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118205
出願日2023-07-20
発明の名称車載用非接触給電装置
出願人ホシデン株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類H02J 50/40 20160101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の仕様の被給電物を充電可能な車載用非接触給電装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載され、内部に二次電池を有する矩形板状の被給電物7に非接触で給電する車載用非接触給電装置1は、被給電物7が載置された状態で給電可能な第1載置面11を有する第1載置部10と、被給電物7が載置された状態で給電可能な第2載置面21を有する第2載置部20と、第1載置面11の反対側である第1裏面11cに配置された第1コイル部31と第2載置面21の反対側である第2裏面21cに配置された第2コイル部32とを有し、第1コイル部31と第2コイル部32のいずれか一方に選択的に給電を行って磁束を発生させる非接触給電部30と、を備えている。車載用非接触給電装置1において、第1載置面11と第2載置面21とは非平行である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、内部に二次電池を有する矩形板状の被給電物に非接触で給電する車載用非接触給電装置であって、
前記被給電物が載置された状態で給電可能な第1載置面を有する第1載置部と、
前記被給電物が載置された状態で給電可能な第2載置面を有する第2載置部と、
前記第1載置面の反対側である第1裏面に配置された第1コイル部と前記第2載置面の反対側である第2裏面に配置された第2コイル部とを有し、前記第1コイル部と前記第2コイル部のいずれか一方に選択的に給電を行って磁束を発生させる非接触給電部と、を備え、
前記第1載置面と前記第2載置面とは非平行である車載用非接触給電装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記非接触給電部は、前記第2裏面に配置され、磁気吸引力により前記被給電物の位置決めを行って固定する磁石を有する請求項1に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項3】
前記第1コイル部は複数のコイルを有しており、
複数の前記コイルは、中心軸がいずれも前記第1載置面に垂直でかつ互いに離間する姿勢で配置されている請求項1又は2に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項4】
前記第2載置部は、前記第2載置面に隣接して、前記第2載置面よりも前記第2コイル部の側に窪んだ凹部を有する請求項1又は2に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項5】
前記第1載置部は、前記第1載置面の一対の第1縁部からそれぞれ前記第1コイル部が配置された側と反対側に立設した一対の第1壁を有しており、
一対の前記第1壁の最も狭い箇所の間隔は、受電面が前記第1載置面に接触する姿勢で前記第2載置面に載置された前記被給電物の短手部の長さよりも長く、長手部の長さよりも短い請求項1又は2に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項6】
前記第1載置部は、一対の前記第1壁を繋いで立設し、前記被給電物を前記第1載置面に載置したときに前記被給電物を支持する底壁を有する請求項5に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項7】
前記第2載置部は、前記第2載置面の前記第2コイル部が配置された側と反対側に立設した一対の第2壁を有しており、
一対の前記第2壁のうち前記第2載置面と同一の仮想平面と交差する箇所の間隔は、受電面が前記第2載置面に接触する姿勢で前記第2載置面に載置された前記被給電物の短手部の長さよりも長く、長手部の長さよりも短い請求項1又は2に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項8】
前記第1載置面に前記被給電物が載置されたときに、前記被給電物の少なくとも一部が前記第2載置面の側に突出することにより前記第2載置面には他の前記被給電物が載置不能になるように構成されている請求項1又は2に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項9】
前記第2載置面に前記被給電物が載置されたときに、前記被給電物の少なくとも一部が前記第1載置面の側に突出することにより前記第1載置面には他の前記被給電物が載置不能になるように構成されている請求項1又は2に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項10】
前記第1載置部は、前記被給電物を収容可能な空間を形成する収容部を有しており、
前記収容部は、前記第1載置面と、前記第1載置面の前記第1コイル部が配置された側と反対側に立設した一対の第1壁と、一対の前記第1壁を繋ぐように立設し前記被給電物を前記第1載置面に載置したときに前記被給電物を支持する底壁と、前記第1載置面と対向しかつ一対の前記第1壁及び前記底壁に接触している天壁と、前記被給電物が挿入される開口と、を有し、
前記収容部は、前記第2載置部に前記被給電物が載置されたときに、前記開口の少なくとも一部が塞がれることにより他の前記被給電物の前記第1載置面への載置が不能になるように配置されている請求項1又は2に記載の車載用非接触給電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用非接触給電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載され、被充電物を充電することができる車載用給電装置が知られている。特許文献1に記載された給電装置(特許文献1においてはデバイス載置ユニット)は、車載用ではないが、載置台の同一平面上に載置された複数のデバイスへの非接触給電が可能に構成されている。この給電装置においては、複数のデバイスに対しては同時に給電が可能であり、グループ化してグループ内の複数のデバイスに対して充電順序を指定することが可能である。
【0003】
特許文献2に記載された給電装置(特許文献2においては携帯電子機器)は、車載用ではないが、複数の電池パックを同時に充電できる複数のスロットを備え、該スロットに配置された内側接続端子に電池パックに配置された電池パック接続端子を接触させて給電する。スロットは電池パックの脱落を防止するための開閉自在のカバーを備えており、充電の優先順位を付与することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-023253号公報
特開2004-207137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2に記載された給電装置は、複数の被給電物へ同時給電可能であり、給電順序を付与することも可能である。ただし、複数の被給電物を同時に給電すると、1つの被給電物に対する給電容量が低下するので、給電時間が長くなる。給電時間が長くならないように、給電回路の最大出力容量を増やしたり、同時給電する被給電物の数量に合わせて給電回路を複数備えたりすると、給電装置のコストがアップし、また給電回路の配置スペースが大きくなって給電装置自体の大きさも大きくなってしまう。
【0006】
車室内で使用する車載用非接触給電装置は少なくとも1つの被給電物が充電可能であればよく、複数の被給電物を同時に給電する機能は、コストや設置スペースに鑑みて省略してもよい。しかし、被給電物は仕様によって非接触で給電可能な位置に載置させる方法が異なるので、1つの被給電物の仕様にしか対応していない車載用非接触給電装置の場合には、他の仕様の被給電物を充電できないおそれがある。
【0007】
そのため、複数の仕様の被給電物を充電可能な車載用非接触給電装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る車載用非接触給電装置の一つの実施形態は、車両に搭載され、内部に二次電池を有する矩形板状の被給電物に非接触で給電する車載用非接触給電装置であって、前記被給電物が載置された状態で給電可能な第1載置面を有する第1載置部と、前記被給電物が載置された状態で給電可能な第2載置面を有する第2載置部と、前記第1載置面の反対側である第1裏面に配置された第1コイル部と前記第2載置面の反対側である第2裏面に配置された第2コイル部とを有し、前記第1コイル部と前記第2コイル部のいずれか一方に選択的に給電を行って磁束を発生させる非接触給電部と、を備え、前記第1載置面と前記第2載置面とは非平行である。
【0009】
本実施形態によると、非接触給電部は、第1載置部と第2載置部のいずれか一方の載置部にのみに給電可能な構成であるため、2つの載置部に載置された被給電物に同時に給電するために、非接触給電部の出力容量を増やしたり、非接触給電部2つ備えたりする必要がない。また、第1載置面と第2載置面とは非平行であり立体的に配置されているので、同一平面上に配置される場合に比べて車載用非接触給電装置を小型化して専有面積を狭くすることができる。
【0010】
本開示に係る車載用非接触給電装置の他の一つの実施形態において、前記非接触給電部は、前記第2裏面に配置され、磁気吸引力により前記被給電物の位置決めを行って固定する磁石を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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