TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025014428
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116971
出願日
2023-07-18
発明の名称
集積回路および電源回路
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
H02M
7/12 20060101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 力率改善回路の入力電流の全高調波歪を改善することができる集積回路を提供する。
【解決手段】 集積回路は、交流電圧を整流する全波整流回路からの整流電圧が印加されるフィルタと、前記フィルタからの電圧が印加されるインダクタと、前記インダクタに流れるインダクタ電流を制御するトランジスタとを備え、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記トランジスタをスイッチングする集積回路であって、前記フィルタから接地に流れる第1電流及び前記インダクタ電流の和の第2電流に応じた第1電圧が印加される第1端子と、前記インダクタ電流が所定値より小さくなると、前記トランジスタをオンし、前記第2電流のピーク値が前記整流電圧と相似形となるよう、前記第1電圧に基づいて前記トランジスタをオフするスイッチング制御回路と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
交流電圧を整流する全波整流回路からの整流電圧が印加されるフィルタと、前記フィルタからの電圧が印加されるインダクタと、前記インダクタに流れるインダクタ電流を制御するトランジスタとを備え、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記トランジスタをスイッチングする集積回路であって、
前記フィルタから接地に流れる第1電流及び前記インダクタ電流の和の第2電流に応じた第1電圧が印加される第1端子と、
前記インダクタ電流が所定値より小さくなると、前記トランジスタをオンし、前記第2電流のピーク値が前記整流電圧と相似形となるよう、前記第1電圧に基づいて前記トランジスタをオフするスイッチング制御回路と、
を備える集積回路。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の集積回路であって、
前記第1電圧をレベルシフトして第2電圧として出力するレベルシフト回路、
を含み、
前記第1端子には、前記全波整流回路の低電位側の端子と、前記接地との間に設けられ、前記第2電流を検出する抵抗が接続され、
前記スイッチング制御回路は、
前記第2電流のピーク値の目標値であって、前記整流電圧及び前記出力電圧に応じた前記目標値と、前記第2電圧とに基づいて、前記トランジスタをオフする、
集積回路。
【請求項3】
請求項2に記載の集積回路であって、
前記スイッチング制御回路は、
前記出力電圧に応じた第3電圧と、前記整流電圧を分圧した第4電圧とを乗算して前記目標値を示す第5電圧を出力する乗算回路と、
前記第5電圧及び前記第2電圧のうち何れか一方の電圧を反転する反転回路と、
前記第5電圧及び前記第2電圧のうち他方の電圧と、前記反転回路が出力する第6電圧とを比較する第1比較回路と、
前記インダクタ電流が前記所定値より小さくなると、前記トランジスタをオンする駆動信号を出力し、前記他方の電圧のレベルが前記第6電圧のレベルとなると、前記トランジスタをオフする前記駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
を含む集積回路。
【請求項4】
請求項2に記載の集積回路であって、
前記スイッチング制御回路は、
前記出力電圧に応じた第3電圧と、前記整流電圧を分圧した第4電圧とを乗算して前記目標値を示す第5電圧を出力する乗算回路と、
前記第5電圧を反転する反転回路と、
前記反転回路が出力する第7電圧と、前記第2電圧とを比較する第2比較回路と、
前記インダクタ電流が前記所定値より小さくなると、前記トランジスタをオンする駆動信号を出力し、前記第2電圧のレベルが前記第7電圧のレベルとなると、前記トランジスタをオフする前記駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
を含む集積回路。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の集積回路であって、
前記インダクタ電流に応じた電圧が印加される第2端子と、
前記第2端子の電圧に基づいて、前記インダクタ電流が所定電流よりも大きいことを検出すると、前記スイッチング制御回路に、前記トランジスタをオフさせる過電流保護回路と、
を備える集積回路。
【請求項6】
請求項1に記載の集積回路であって、
前記電源回路は、
前記全波整流回路と、
前記全波整流回路の低電位側の端子と、接地との間に設けられる抵抗と、
を備え、
前記第1端子は、前記抵抗と、前記端子に接続される、
集積回路。
【請求項7】
請求項1に記載の集積回路であって、
前記スイッチング制御回路は、
前記出力電圧に応じた第3電圧と、前記整流電圧を分圧した第4電圧とを乗算して前記第2電流のピーク値の目標値を示す第5電圧を出力する乗算回路と、
前記第5電圧と、前記第1電圧とを比較する第3比較回路と、
前記インダクタ電流が所定値より小さくなると、前記トランジスタをオンする駆動信号を出力し、前記第1電圧のレベルが前記第5電圧のレベルとなると、前記トランジスタをオフする前記駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
を含む集積回路。
【請求項8】
交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路であって、
前記交流電圧を整流する全波整流回路と、
整流電圧が印加されるフィルタと、
前記全波整流回路の低電位側の端子と、接地との間に設けられる抵抗と、
前記フィルタからの電圧が印加されるインダクタと、
前記インダクタに流れるインダクタ電流を制御するトランジスタと、
前記トランジスタをスイッチングする集積回路と、
を備え、
前記集積回路は、
前記フィルタから接地に流れる第1電流及び前記インダクタ電流の和の第2電流に応じた第1電圧が印加される第1端子と、
前記インダクタ電流が所定値より小さくなると、前記トランジスタをオンし、前記第2電流のピーク値が前記整流電圧と相似形となるよう、前記第1電圧に基づいて前記トランジスタをオフするスイッチング制御回路と、
を含み、
前記第1端子は、前記抵抗と、前記端子に接続される、
電源回路。
【請求項9】
交流電圧を整流する全波整流回路からの整流電圧が印加されるフィルタと、前記フィルタからの電圧が印加されるインダクタと、前記インダクタに流れるインダクタ電流を制御するトランジスタと、前記フィルタと前記全波整流回路との間に設けられた電流検出部を備え、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記トランジスタをスイッチングする集積回路であって、
前記フィルタから接地に流れる第1電流及び前記インダクタ電流の和の第2電流に応じた前記電流検出部に発生した第1電圧が印加される第1端子と、
前記インダクタ電流が所定値より小さくなると前記トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた目標値と前記第1電圧とに基づいて前記トランジスタをオフするスイッチング制御回路と、
を備える集積回路。
【請求項10】
請求項9に記載の集積回路であって、
前記第1電圧をレベルシフトして第2電圧として出力するレベルシフト回路、を含み、
前記目標値は前記交流電圧と前記出力電圧に応じたものであり、
前記スイッチング制御回路は前記目標値と前記第2電圧とに基づいて前記トランジスタをオフする、
集積回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集積回路および電源回路に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する力率改善回路には、一般的に、インダクタ電流のピーク値の波形を全波整流電圧の波形と相似形とし、力率を改善するようスイッチング素子をスイッチングする集積回路が設けられている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-181342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、力率改善回路には、全波整流回路の後段に入力フィルタが設けられることがある。このような場合、入力フィルタに含まれるコンデンサに電流が流れるため、力率改善回路への入力電流は、コンデンサへの電流と、インダクタ電流とを含むこととなる。
【0005】
そのため、インダクタ電流のピーク値の波形のみ調整する場合、力率改善回路への入力電流の全高調波歪(THD)が十分に改善されないことがある。
【0006】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、力率改善回路の入力電流の全高調波歪を改善することができる集積回路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の集積回路の第1の態様は、交流電圧を整流する全波整流回路からの整流電圧が印加されるフィルタと、前記フィルタからの電圧が印加されるインダクタと、前記インダクタに流れるインダクタ電流を制御するトランジスタとを備え、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記トランジスタをスイッチングする集積回路であって、前記フィルタから接地に流れる第1電流及び前記インダクタ電流の和の第2電流に応じた第1電圧が印加される第1端子と、前記インダクタ電流が所定値より小さくなると、前記トランジスタをオンし、前記第2電流のピーク値が前記整流電圧と相似形となるよう、前記第1電圧に基づいて前記トランジスタをオフするスイッチング制御回路と、を備える。
【0008】
また、本発明の電源回路の態様は、交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路であって、前記交流電圧を整流する全波整流回路と、整流電圧が印加されるフィルタと、前記全波整流回路の低電位側の端子と、接地との間に設けられる抵抗と、前記フィルタからの電圧が印加されるインダクタと、前記インダクタに流れるインダクタ電流を制御するトランジスタと、前記トランジスタをスイッチングする集積回路と、を備え、前記集積回路は、前記フィルタから接地に流れる第1電流及び前記インダクタ電流の和の第2電流に応じた第1電圧が印加される第1端子と、前記インダクタ電流が所定値より小さくなると、前記トランジスタをオンし、前記第2電流のピーク値が前記整流電圧と相似形となるよう、前記第1電圧に基づいて前記トランジスタをオフするスイッチング制御回路と、を含み、前記第1端子は、前記抵抗と、前記端子に接続される。
【0009】
また、本発明の集積回路の第2の態様は、交流電圧を整流する全波整流回路からの整流電圧が印加されるフィルタと、前記フィルタからの電圧が印加されるインダクタと、前記インダクタに流れるインダクタ電流を制御するトランジスタと、前記フィルタと前記全波整流回路との間に設けられた電流検出部を備え、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記トランジスタをスイッチングする集積回路であって、前記フィルタから接地に流れる第1電流及び前記インダクタ電流の和の第2電流に応じた前記電流検出部に発生した第1電圧が印加される第1端子と、前記インダクタ電流が所定値より小さくなると前記トランジスタをオンし、前記出力電圧に応じた目標値と前記第1電圧とに基づいて前記トランジスタをオフするスイッチング制御回路と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、力率改善回路の入力電流の全高調波歪を改善することができる集積回路を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
富士電機株式会社
冷却装置
1日前
富士電機株式会社
電源装置
1日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
富士電機株式会社
半導体装置
7日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1日前
富士電機株式会社
電力変換装置及びその制御方法
1日前
富士電機株式会社
端子、端子の製造方法、及び、半導体装置
1日前
富士電機株式会社
半導体装置、半導体モジュールおよび製造方法
2日前
富士電機株式会社
リニアモータ
1日前
富士電機株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
1日前
個人
静電モータ
14日前
株式会社ExH
接触ユニット
18日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
14日前
株式会社東光高岳
開閉装置
7日前
竹内工業株式会社
配線ダクト
8日前
トヨタ自動車株式会社
積層コア
14日前
日産自動車株式会社
ロータ
8日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
21日前
日産自動車株式会社
ロータ
14日前
住友ベークライト株式会社
ロータ
1日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
14日前
株式会社高砂製作所
力率改善回路
18日前
富士電機株式会社
電源装置
1日前
アズビル株式会社
配線確認システム
14日前
住友電装株式会社
電気接続箱
18日前
スワン電器株式会社
電源装置
1日前
東洋電装株式会社
駆動制御装置
1日前
ダイハツ工業株式会社
クレードル装置
21日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
1日前
富士電機株式会社
電力変換装置
21日前
富士電機株式会社
電力変換装置
8日前
株式会社ダイヘン
電力システム
18日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
14日前
本田技研工業株式会社
回転電機
21日前
株式会社ダイヘン
電力システム
18日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1日前
続きを見る
他の特許を見る