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公開番号2025014421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116953
出願日2023-07-18
発明の名称トランジスタ駆動装置、インバータ装置、トランジスタ駆動方法、トランジスタ駆動プログラム
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 1/08 20060101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ドライバがトランジスタに対して印加する制御信号におけるサージやノイズを効果的に抑制できるトランジスタ駆動装置等を提供する。
【解決手段】トランジスタ駆動装置30は、入力される駆動パルス(PWM信号)に応じて、トランジスタの制御端子に印加される制御信号(スイッチングパルス)を生成するドライバ135と、ドライバ135に電力を供給するドライバ電源回路40であって、駆動パルス(PWM信号)の立ち上がり期間において、ドライバ135に供給する電圧を一時的に低下させるドライバ電源回路40と、を備える。駆動パルス(PWM信号)は、ドライバ電源回路40にも入力され、ドライバ電源回路40は、入力される駆動パルス(PWM信号)に基づくタイミングで、ドライバ135に供給する電圧を一時的に低下させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
入力される駆動パルスに応じて、トランジスタの制御端子に印加される制御信号を生成するドライバと、
前記ドライバに電力を供給するドライバ電源回路であって、前記駆動パルスの立ち上がり期間において、前記ドライバに供給する電圧を一時的に低下させるドライバ電源回路と、
を備えるトランジスタ駆動装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記駆動パルスは、前記ドライバ電源回路にも入力され、
前記ドライバ電源回路は、入力される前記駆動パルスに基づくタイミングで、前記ドライバに供給する電圧を一時的に低下させる、
請求項1に記載のトランジスタ駆動装置。
【請求項3】
前記ドライバ電源回路は、入力される前記駆動パルスに対して所定の電圧低下遅延を付加する遅延回路を備え、当該電圧低下遅延が付加されたタイミングで、前記ドライバに供給する電圧を一時的に低下させる、請求項2に記載のトランジスタ駆動装置。
【請求項4】
前記ドライバ電源回路は、入力される前記駆動パルスに基づくタイミングで、所定の電圧低下期間の電圧低下パルスを生成する電圧低下パルス生成回路を備え、当該電圧低下期間に亘って前記ドライバに供給する電圧を低下させる、請求項2に記載のトランジスタ駆動装置。
【請求項5】
前記ドライバ電源回路は、前記ドライバに供給する電圧の低下量が所定の電圧低下限界に到達すると、当該電圧低下処理を停止する、請求項2から4のいずれかに記載のトランジスタ駆動装置。
【請求項6】
制御端子に印加される制御信号に応じたスイッチング動作によって直流を交流に変換するトランジスタと、
入力される駆動パルスに応じて、前記制御信号を生成するドライバと、
前記ドライバに電力を供給するドライバ電源回路であって、前記駆動パルスの立ち上がり期間において、前記ドライバに供給する電圧を一時的に低下させるドライバ電源回路と、
を備えるインバータ装置。
【請求項7】
ドライバによって、入力される駆動パルスに応じて、トランジスタの制御端子に印加される制御信号を生成することと、
前記ドライバに電力を供給するドライバ電源回路によって、前記駆動パルスの立ち上がり期間において、前記ドライバに供給する電圧を一時的に低下させることと、
を実行するトランジスタ駆動方法。
【請求項8】
ドライバによって、入力される駆動パルスに応じて、トランジスタの制御端子に印加される制御信号を生成することと、
前記ドライバに電力を供給するドライバ電源回路によって、前記駆動パルスの立ち上がり期間において、前記ドライバに供給する電圧を一時的に低下させることと、
をコンピュータに実行させるトランジスタ駆動プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、トランジスタ駆動装置等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、直流を交流に変換するインバータ装置が開示されている。インバータ装置は、ゲートやベース等の制御端子に印加される制御信号に応じたスイッチング動作によって交流を出力する典型的には複数のトランジスタを備える。トランジスタの前段に設けられるドライバは、PWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)等に基づく駆動パルスに応じて、トランジスタの制御端子に印加する制御信号(スイッチング信号)を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-171100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
PWM信号等に含まれる各駆動パルスは急峻に立ち上がるため、それに応じてドライバが生成する制御信号に、瞬間的なサージやノイズが発生する恐れがある。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、ドライバがトランジスタに対して印加する制御信号におけるサージやノイズを効果的に抑制できるトランジスタ駆動装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様のトランジスタ駆動装置は、入力される駆動パルスに応じて、トランジスタの制御端子に印加される制御信号を生成するドライバと、ドライバに電力を供給するドライバ電源回路であって、駆動パルスの立ち上がり期間において、ドライバに供給する電圧を一時的に低下させるドライバ電源回路と、を備える。
【0007】
本態様によれば、ドライバに入力される駆動パルスの立ち上がり期間において、当該ドライバに供給される電圧が一時的に低下するため、ドライバがトランジスタに対して出力する制御信号におけるサージやノイズが効果的に抑制される。
【0008】
本開示の別の態様は、インバータ装置である。この装置は、制御端子に印加される制御信号に応じたスイッチング動作によって直流を交流に変換するトランジスタと、入力される駆動パルスに応じて、制御信号を生成するドライバと、ドライバに電力を供給するドライバ電源回路であって、駆動パルスの立ち上がり期間において、ドライバに供給する電圧を一時的に低下させるドライバ電源回路と、を備える。
【0009】
本開示の更に別の態様は、トランジスタ駆動方法である。この方法は、ドライバによって、入力される駆動パルスに応じて、トランジスタの制御端子に印加される制御信号を生成することと、ドライバに電力を供給するドライバ電源回路によって、駆動パルスの立ち上がり期間において、ドライバに供給する電圧を一時的に低下させることと、を実行する。
【0010】
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、これらの表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラム等に変換したものも、本開示に包含される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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