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公開番号
2025014135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116393
出願日
2023-07-18
発明の名称
クランプ装置のツメ
出願人
株式会社アルプスツール
代理人
弁理士法人インテクト国際特許事務所
,
個人
主分類
B23B
13/12 20060101AFI20250123BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】棒材のセンタリング機能に優れ、把持できる棒材の材料径の範囲を広く設定することができると共に、曲げ剛性の低い、例えば、線径の細い棒材であっても、棒材を曲げることなく把持することのできるクランプ装置のツメを提供する。
【解決手段】加工機に棒材を供給すると共に、当該棒材を回転支承する棒材供給機に備わるクランプ装置のツメであって、互いに近接離間可能となるように配置される第一のクランプ部材と第二のクランプ部材と、を備え、前記第一のクランプ部材は、離間して配置される第一の爪部と第二の爪部を備え、前記第二のクランプ部材は、前記第一の爪部と前記第二の爪部の間に噛み合い可能に配置される内側爪部を備え、前記第二のクランプ部材は、第一の補助爪部と第二の補助爪部を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
加工機に棒材を供給すると共に、当該棒材を回転支承する棒材供給機に備わるクランプ装置のツメであって、
互いに近接離間可能となるように配置される第一のクランプ部材と第二のクランプ部材と、を備え、
前記第一のクランプ部材は、離間して配置される第一の爪部と第二の爪部を備え、
前記第二のクランプ部材は、前記第一の爪部と前記第二の爪部の間に噛み合い可能に配置される内側爪部を備え、
前記第二のクランプ部材は、第一の補助爪部と第二の補助爪部を備えることを特徴とするクランプ装置のツメ。
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【請求項2】
請求項1に記載のクランプ装置のツメにおいて、
前記第一の補助爪部は、前記第一の爪部と前記近接離間可能な方向に対向する位置に形成され、
前記第二の補助爪部は、前記第二の爪部と前記近接離間可能な方向に対向する位置に形成されることを特徴とするクランプ装置のツメ。
【請求項3】
請求項1に記載のクランプ装置のツメにおいて、
前記第一の爪部は、略V字形に形成される第一の把持面を備え、
前記第二の爪部は、略V字形に形成される第二の把持面を備え、
前記内側爪部は、略V字形に形成される内側把持面を備えることを特徴とするクランプ装置のツメ。
【請求項4】
請求項3に記載のクランプ装置のツメにおいて、
前記第一の補助爪部は、前記内側把持面と連続する第一の補助把持面を備え、
前記第二の補助爪部は、前記内側把持面と連続する第二の補助把持面を備えることを特徴とするクランプ装置のツメ。
【請求項5】
請求項1に記載のクランプ装置のツメにおいて、
前記第一のクランプ部材は、前記内側爪部との干渉を避ける逃げ孔が形成されることを特徴とするクランプ装置のツメ。
【請求項6】
請求項1に記載のクランプ装置のツメにおいて、
前記第二のクランプ部材は、前記第一の爪部との干渉を避ける第一の逃げ部及び前記第二の爪部との干渉を避ける第二の逃げ部が形成されることを特徴とするクランプ装置のツメ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動旋盤等の加工機に棒材を送る材料供給機に用いられ、棒材供給機に供給された棒材を把持するためのクランプ装置のツメに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
棒材供給機は、細長い棒材を自動旋盤等の加工機に連続的に送り込むとともに、加工機の稼働中にあっては、棒材を回転支承するものである。
【0003】
一般に、棒材供給機は、棒材を軸方向に押し出すフィードロッドを備え、フィードロッドの先端には、棒材の後端を把持するフィンガーチャックが回転可能に設けられる。また、棒材供給機は、棒材の後端をフィンガーチャックで把持する際に棒材の芯出しを行うクランプ装置を備える。
【0004】
従来、このような棒材供給機に設けられるクランプ装置として種々の構造が知られているが、例えば特許文献1に記載されるように、棒材供給機に導入された棒材を一対の爪片で上下方向から挟む棒材供給機のクランプ装置であって、上下方向に延設されたスライドレールと、該スライドレールに回転自在に取り付けられるクランクレバと、前記スライドレールに直線案内され、前記クランクレバの回転中心の上下に配設される一対のスライダと、前記クランクレバの回転中心の両側に回転自在に連結されると共に前記一対のスライダそれぞれに回転自在に連結される一対のリンクと、前記クランクレバを回転運動させる駆動源とを備え、前記一対の爪片が前記一対のスライダそれぞれに結合されることを特徴とする棒材供給機のクランプ装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-320204公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、この種のクランプ装置に使用される一対の爪片として、例えば、図9及び図10に示すように、第一のクランプ部材101及び第二のクランプ部材102からなるクランプ装置のツメが知られている。第一のクランプ部材101は、略V字形に形成された第一の外側爪部110及び第二の外側爪部120を備え、第二のクランプ部材102は、略V字形に形成された内側爪部140を備える。内側爪部140は、図10視におけるY方向に沿って、第一の外側爪部110と第二の外側爪部120との間に位置するように配置される。
【0007】
このような従来のクランプ装置のツメによれば、略V字形に形成された第一の外側爪部110及び第二の外側爪部120、並びに、内側爪部140によって、棒材Bの側面を複数の箇所で拘束することができ、棒材Bの中心軸と交差する方向(図9視におけるX方向及びZ方向)について棒材Bの位置決め(以下センタリングという。)を精度よく行うことができる。
【0008】
また、従来のクランプ装置のツメは、図11及び図12に示すように、第一の外側爪部110及び第二の外側爪部120、並びに、内側爪部140が図12視におけるY方向に沿って噛み合うように配置されている。このため、第一のクランプ部材101と第二のクランプ部材102とを互いに接近させることができ、細い材料径の棒材Bであっても把持することができる。
【0009】
しかしながら、このような従来のクランプ装置のツメを用いて棒材Bを把持する場合、第一の外側爪部110及び第二の外側爪部120、並びに、内側爪部140によって棒材Bにかかる作用点は、Y方向にずれた場所に位置する。このため、従来のクランプ装置のツメを用いて曲げ剛性の低い、例えば、線径の細い棒材Bを把持するような場合には、図12に示すように、把持する際に棒材Bを曲げてしまうおそれがあった。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであって、棒材のセンタリング機能に優れたクランプ装置のツメであって、把持できる棒材の材料径の範囲を細いものから太いものまで広く設定することができると共に、曲げ剛性の低い棒材であっても、棒材を曲げることなく把持することのできるクランプ装置のツメを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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