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公開番号2025014045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024191313
出願日2024-10-31
発明の名称ピッチャー
出願人株式会社マーナ
代理人個人
主分類A47G 19/12 20060101AFI20250121BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】注出口から液体を幅広な状態で注出させて、液体の撥ね上がりを抑制することを目的とする。
【解決手段】本発明は、開口部20の幅方向に沿って形成される注出口21を有する容器状の本体部10と、本体部10に取り付けられる蓋部30と、を備えるピッチャー100であって、蓋部30は、蓋本体31と、蓋本体31から下側に向かって延出され、開口部20の内側面から離れて位置する離間壁35aと、を有する。離間壁35aは、底面視において、注出口21から反対側に向かって凸状に湾曲して形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
開口部の幅方向に沿って形成される注出口を有する容器状の本体部と、
前記本体部に取り付けられる蓋部と、を備えるピッチャーであって、
前記蓋部は、蓋本体と、前記蓋本体から下側に向かって延出され、前記開口部の内側面から離れて位置する離間壁と、を有し、
前記離間壁は、底面視において、前記注出口から反対側に向かって凸状に湾曲して形成されていることを特徴とするピッチャー。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記離間壁の外側面と、前記開口部の内側面と、前記蓋本体の下面とによって囲まれる貯水空間が構成され、
該ピッチャーを傾けたときに前記貯水空間で一時的に貯水された液体が前記注出口から注出されることを特徴とする請求項1に記載のピッチャー。
【請求項3】
前記貯水空間は、底面視において、前記幅方向に沿って長く、前記幅方向の端部に向かうにしたがって先細り状の略楕円形の空間であることを特徴とする請求項2に記載のピッチャー。
【請求項4】
前記幅方向に対して直交する水平な方向を前後方向とすると、
前記蓋部は、前記前後方向に離れて一対の前記離間壁を有し、
前記一対の離間壁は、略前後対称な形状であることを特徴とする請求項1または2に記載のピッチャー。
【請求項5】
前記幅方向に対して直交する水平な方向を前後方向とすると、
前記蓋部は、前記前後方向に離れて一対の前記離間壁を有し、前記蓋部の前記前後方向を入れ替えて前記本体部に取り付けた場合であっても前記貯水空間が構成されることを特徴とする請求項2または3に記載のピッチャー。
【請求項6】
前記蓋部は、前記蓋本体から下側に向かって延出されているとともに前記開口部のうち対向する一対の内側面に嵌まり込む一対の嵌合壁を有し、
前記離間壁は、前記一対の嵌合壁の端部同士を連結するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピッチャー。
【請求項7】
前記本体部は、透明な材質であって、
該ピッチャーを前記注出口の側であって、かつ水平方向から見たときに前記本体部を通して、前記一対の嵌合壁の間に前記離間壁が位置するように視認されることを特徴とする請求項6に記載のピッチャー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ピッチャーに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、コップ等の容器に液体を注ぐためのピッチャーが知られている。
特許文献1には、内側容器と外側容器とを備えた本体と、本体の上方の開口を閉塞する合成樹脂製の蓋体とを備えた保冷容器が開示されている。内側容器の上壁部は、前方斜め上方に突出するように形成された注ぎ口を備えている。特許文献1の保冷容器は、取っ手を掴んで前方へ傾けることによって、注ぎ口により案内される飲料を外部へ流出させてコップやジョッキ等の他の容器に移すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-111111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の保冷容器は、上壁部の注ぎ口が先端に向かうにしたがって先細りになっているために注ぎ口から飲料を外部へ流出させるときに、幅の狭い状態で飲料が注がれることから、コップ等の容器に着水したときに飲料が撥ね上がったり、着水時の衝撃で泡立ちが生じたりしてしまう。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、注出口から液体を幅広な状態で注出させて、液体の撥ね上がりを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、開口部の幅方向に沿って形成される注出口を有する容器状の本体部と、前記本体部に取り付けられる蓋部と、を備えるピッチャーであって、前記蓋部は、蓋本体と、前記蓋本体から下側に向かって延出されており前記開口部の内側面から離れて位置する離間壁と、を有し、前記離間壁は、底面視において、前記注出口から反対側に向かって凸の円弧状に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、注出口から液体を幅広な状態で注出させることにより液体の撥ね上がりを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ピッチャーの構成を示す斜視図である。
ピッチャーの構成を示す図である。
ピッチャーのI-I線断面図である。
ピッチャーのII-II線断面図である。
ピッチャーのIII-III線断面図である。
本体部の平面図である。
蓋部の構成を示す図である。
ピッチャーから液体を注出させている状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態に係るピッチャーについて図面を参照して説明する。
図1はピッチャー100の構成の一例を示す斜視図である。図2はピッチャー100の構成の一例を示す図であり、図2(a)は平面図であり、図2(b)は前側から見た側面図であり、図2(c)は正面図である。図3は、図2のI-I線断面図であり、図4(a)は図2のII-II線断面図であり、図4(b)は拡大断面図であり、図5は図2のIII-III線断面図である。なお、各図では後述する注出口21側を前とし、反対側を後として図示している。前後に沿った方向を前後方向という。また、各図では前後方向に直交する水平方向のうち一方側を右とし、他方側を左として図示している。左右に沿った方向を幅方向または左右方向という。
【0009】
ピッチャー100は、本体部10と、蓋部30とを備える。
まず、本体部10について説明する。図6は、本体部10の平面図である。
本体部10は、上部に開口部20を有する容器状である。本体部10は、使用者が内部の液体の存在を確認できるように、透明な合成樹脂や透明なガラス等の材質が用いられる。
本体部10は、外形が角部に丸みが形成された略直方体形状である。具体的に、本体部10は、平面視において幅方向(左右方向)よりも前後方向に長い略矩形状である。本体部10の幅方向の長さは、使用者が片手で保持することができる長さである。また、本体部10は、略左右対称な形状である。
【0010】
また、本体部10は、正面視において前後方向よりも上下方向に長い略矩形状である(図2(c)参照)。本体部10は、後述する開口部20が形成される範囲を除いて略前後対称な形状である。また、本体部10は、側面視において幅方向よりも上下方向に長い略矩形状である(図2(b)参照)。
(【0011】以降は省略されています)

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