TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025012282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115013
出願日
2023-07-13
発明の名称
輸液容器用のアルコール系マーカーインクおよびそれを用いた輸液容器用マーカーペン
出願人
株式会社泰誠
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/16 20140101AFI20250117BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 プラスチック製輸液容器に直接筆記しても安全である輸液容器用のアルコール系マーカーインクと、これを用いた輸液容器用マーカーペンを提供する。
【解決手段】 輸液容器用のアルコール系マーカーインクを、溶剤としての低級アルコールと、染料と、樹脂と、界面活性剤と、ドライアップ防止剤を少なくとも含有し、前記低級アルコールの含有量は68質量%~85質量%の範囲、前記染料の含有量は3質量%~12質量%の範囲、前記樹脂の含有量は5質量%~15質量%の範囲、前記界面活性剤の含有量は1質量%~3質量%の範囲、前記ドライアップ防止剤の含有量は0.5質量%~2.0質量%の範囲であるものとする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
溶剤としての低級アルコールと、染料と、樹脂と、界面活性剤と、ドライアップ防止剤を少なくとも含有し、前記低級アルコールの含有量は68質量%~85質量%の範囲、前記染料の含有量は3質量%~12質量%の範囲、前記樹脂の含有量は5質量%~15質量%の範囲、前記界面活性剤の含有量は1質量%~3質量%の範囲、前記ドライアップ防止剤の含有量は0.5質量%~2.0質量%の範囲であることを特徴とする輸液容器用のアルコール系マーカーインク。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記低級アルコールは、n-プロピルアルコールであることを特徴とする請求項1に記載の輸液容器用のアルコール系マーカーインク。
【請求項3】
筒状の本体と、該本体の少なくとも一方の端部に位置するペン芯と、該ペン芯を保護するキャップと、を有する液体塗布具と、該液体塗布具の本体に収容されているインクと、を備え、該インクは請求項1または請求項2に記載のアルコール系マーカーインクであることを特徴とする輸液容器用マーカーペン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルコール系マーカーインクに係り、特にプラスチック製輸液容器に直接筆記しても安全である輸液容器用のアルコール系マーカーインクと、これを用いた輸液容器用マーカーペンに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
塩化ビニル、ポリプロピレン、PET等のプラスチック製容器に筆記するマーカーペンは、従来、溶剤に油溶性染料を溶解した油性インクを使用したものであった。この油性インクの溶剤としては、キシレン等の芳香族炭化水素やエチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル等が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-21492号公報
特開平11-335612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のマーカーペンを用いて、輸液バッグのようなプラスチック製輸液容器に直接筆記した場合、油性インク成分が輸液容器に浸透して、輸液容器内に収容されている輸液剤を汚染する可能性があり、安全性の点で問題があった。
【0005】
一方、プラスチック製の輸液容器にプラスチック製フィルムのラベルを貼合し、このラベルに筆記した場合、輸液容器に直接筆記した場合に比べて輸液容器への油性インク成分の浸透は軽減されるが、プラスチック製輸液容器の構成点数が増加し、医療現場でラベルを貼合する場合には、医療従事者の作業が増えるという問題があった。
【0006】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、プラスチック製輸液容器に直接筆記しても安全である輸液容器用のアルコール系マーカーインクと、これを用いた輸液容器用マーカーペンを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
即ち、上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、溶剤としての低級アルコールと、染料と、樹脂と、界面活性剤と、ドライアップ防止剤を少なくとも含有し、前記低級アルコールの含有量は68質量%~85質量%の範囲、前記染料の含有量は3質量%~12質量%の範囲、前記樹脂の含有量は5質量%~15質量%の範囲、前記界面活性剤の含有量は1質量%~3質量%の範囲、前記ドライアップ防止剤の含有量は0.5質量%~2.0質量%の範囲であることを特徴とする輸液容器用のアルコール系マーカーインクである。
【0008】
一実施形態においては、前記低級アルコールは、n-プロピルアルコールである。
【0009】
また、上記課題を解決するための請求項3に係る発明は、筒状の本体と、該本体の少なくとも一方の端部に位置するペン芯と、該ペン芯を保護するキャップと、を有する液体塗布具と、該液体塗布具の本体に収容されているインクと、を備え、該インクは上記のいずれかのアルコール系マーカーインクであることを特徴とする輸液容器用マーカーペンである。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る輸液容器用のアルコール系マーカーインクは、プラスチック製輸液容器に直接筆記しても輸液容器への浸透が防止され、安全性に優れるという効果がある。また、本発明に係る輸液容器用マーカーペンは、プラスチック製輸液容器に直接筆記しても輸液容器へのインク成分の浸透が防止され、安全に使用し得るという効果がある。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る