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公開番号
2025012280
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115005
出願日
2023-07-13
発明の名称
姿勢変更装置
出願人
大森機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65G
47/38 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 高速で物品の姿勢を変更する。
【解決手段】 姿勢変更装置1は、物品Bが載置される載置面を有する複数のバケット10と、水平方向に循環する循環経路30に沿って複数のバケット10を移動させるバケット移動装置40と、循環経路30の所定の領域(以下、姿勢変更領域38K)において、バケット10の載置面11の水平方向を基準とした傾斜角度を増大させる傾斜機構50と、を備えるようにした。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
物品が載置される載置面を有する複数のバケットと、
水平方向に循環する循環経路に沿って前記複数のバケットを移動させるバケット移動装置と、
前記循環経路の所定の領域(以下、姿勢変更領域)において、前記バケットの前記載置面の水平方向を基準とした傾斜角度を増大させる傾斜機構と、を備えることを特徴とする姿勢変更装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記循環経路は、
第一の直線経路と、
前記第一の直線経路の下流側に連続して移動方向を反転させる第一の反転経路と、
前記第一の反転経路の下流側に連続し、前記第一の直線経路と平行且つ反対方向となる第二の直線経路と、
前記第二の直線経路の下流側に連続して移動方向を反転させる第二の反転経路と、を有してなり、
前記バケット、前記バケット移動装置及び前記傾斜機構の全体を、前記第一の直前経路が延びる方向に往復移動可能な直動機構を備え、
前記循環経路の前記第一の直線経路に、前記バケットに対して物品を搬入する搬入領域が形成され、
前記循環経路の前記第二の直線経路に、前記姿勢変更領域が形成されることを特徴とする、
請求項1に記載の姿勢変更装置。
【請求項3】
前記搬入領域では前記バケットが間欠移動されており、前記姿勢変更領域では前記バケットが連続移動されることを特徴とする、
請求項2に記載の姿勢変更装置。
【請求項4】
前記循環経路に対して直交且つ水平となる方向を経路幅方向と定義し、
前記経路幅方向における前記循環経路の内周側を経路幅方向内周側、前記経路幅方向における前記循環経路の外周側を経路幅方向外周側と定義する際に、
前記循環経路は、前記姿勢変更領域よりも下流側において、前記バケットの移動方向を前記経路幅方向内周に遷移させる逃し領域を有し、
前記傾斜機構は、前記姿勢変更領域において、前記載置面における経路幅方向内周側が高所、且つ、前記載置面における経路幅方向外周側が低所となるように該載置面の傾斜角度を増大させ、
前記逃し領域には、前記傾斜機構による前記載置面の傾斜状態を維持する傾斜維持機構が配置されることを特徴とする、
請求項1に記載の姿勢変更装置。
【請求項5】
前記姿勢変更領域の下流側には、前記バケットから導出される前記物品を搬送するコンベア装置が配置され、
前記コンベア装置の移動と、前記バケットの移動が同調されることを特徴とする、
請求項4に記載の姿勢変更装置。
【請求項6】
前記コンベア装置の移動速度は、前記逃し領域における前記バケットの移動速度よりも大きいことを特徴とする、
請求項5に記載の姿勢変更装置。
【請求項7】
前記物品における前記載置面側の面を物品底面、前記物品における前記物品底面と反対側の面を物品天面、前記物品における前記載置面の傾斜方向の低位側に位置する側面を物品低位側面、前記物品における前記載置面の傾斜方向の高位側に位置する側面を物品高位側面と定義する際に、
前記循環経路の前記姿勢変更領域に配置され、前記姿勢変更領域で前記傾斜角度が増加する前記載置面から滑落する前記物品の前記物品低位側面と係合することで、前記物品を前記バケットから徐々に導出する物品導出機構を備えており、
前記傾斜機構によって傾斜する前記バケットにおける低所側の端を低所端と定義する際に、
前記物品導出機構は、
前記姿勢変更領域における前記低所端の移動軌跡に沿うように配置されて、前記載置面から滑落する前記物品の前記物品低位側面と係合する導出ガイドを有しており、
前記低所端と前記導出ガイドにおける前記載置面の傾斜方向の距離が、前記姿勢変更領域の上流から下流に向かって徐々に大きくなることを特徴とする、
請求項1に記載の姿勢変更装置。
【請求項8】
前記循環経路に対して直交且つ水平となる方向を経路幅方向と定義し、
前記バケットは、前記バケット移動装置による移動方向の上流側において経路幅方向に延在されて前記載置面に載置される前記物品と係合する上流壁、及び、前記バケット移動装置による移動方向の下流側において経路幅方向に延在されて前記載置面に載置される前記物品と係合する下流壁、を有しており、
前記傾斜機構は、前記姿勢変更領域において、前記載置面における経路幅方向の一方側が高所、且つ、前記載置面における経路幅方向の他方側が低所となるように該載置面の傾斜角度を増大させるようになっており、
前記バケットの前記下流壁における前記他方側には、前記バケットの前記載置面の傾斜によって低所側に滑動する物品が、前記バケットに対して移動方向の下流側に相対移動することを許容する逃げ部が形成されることを特徴とする、
請求項1に記載の姿勢変更装置。
【請求項9】
前記逃げ部は、前記下流壁の一部が、移動方向の下流側に変位することで構成されることを特徴とする、
請求項8に記載の姿勢変更装置。
【請求項10】
前記姿勢変更領域の下流側には、前記バケットから導出される前記物品を搬送するコンベア装置が配置され、
前記コンベア装置の移動速度は、前記バケットの移動速度よりも大きいことを特徴とする、
請求項8又は9に記載の姿勢変更装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、上流側から受け取った物品の姿勢を変更して、下流側に案内する姿勢変更装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、食品、飲料、洗剤、化粧用品、容器、箱などの物品は、製造工程、梱包工程、物流工程等において様々な姿勢で搬送される。背の高い直方体の物品は、その長尺方向が水平となる姿勢が物理的に安定していることから、まず、水平方向となる姿勢でハンドリングを行い、梱包装置の直前で、姿勢変更装置によって起立させることが行われる。例えば、胡瓜や茄子等の果菜の場合、同一等級の果菜を数本ずつまとめて、一つの包装袋に袋詰めする必要がある。果菜は、長尺方向が水平方向となる姿勢で搬送し、包装装置の直前で、姿勢変更装置によって果菜を起立させてから、袋に投入することが行われる(特許文献1参照)。
【0003】
液体が充填されるボトル状の空容器も同様に、ベルトコンベアで横に倒れた姿勢で搬送することが多い。姿勢変更装置によって充填装置の直前で、空容器を起立させてから、液体を充填する(特許文献2参照)。また、洗剤や化粧用品がボトル状容器に充填された物品(完成品)は、例えば、側面や底面にラベルを貼ったり印字したりする際に横倒し姿勢で搬送することが多い。その後、姿勢変更装置によって、物品を起立させてから、段ボール等に箱詰めする。
【0004】
従来の姿勢変更装置は、複数のバケットが鉛直方向に循環する構造のバケットコンベアを採用する。この横倒し姿勢の物品が収容されるバケットを、特定の位置で起立させることで物品の姿勢を変更し、当該物品を搬出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6533610号
特開2000-44045
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の姿勢変更装置の場合、バケットコンベアを高速で搬送しようとすると、姿勢変更前後の物品の姿勢が不安定になる等の問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、物品に姿勢を高速で変更可能な姿勢変更装置を提供することと目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を実現する本発明は、物品が載置される載置面を有する複数のバケットと、水平方向に循環する循環経路に沿って前記複数のバケットを移動させるバケット移動装置と、前記循環経路の所定の領域(以下、姿勢変更領域)において、前記バケットの前記載置面の水平方向を基準とした傾斜角度を増大させる傾斜機構と、を備えることを特徴とする姿勢変更装置である。
【0009】
上記姿勢変更装置に関連して、前記循環経路は、第一の直線経路と、前記第一の直線経路の下流側に連続して移動方向を反転させる第一の反転経路と、前記第一の反転経路の下流側に連続し、前記第一の直線経路と平行且つ反対方向となる第二の直線経路と、前記第二の直線経路の下流側に連続して移動方向を反転させる第二の反転経路と、を有してなり、前記バケット、前記バケット移動装置及び前記傾斜機構の全体を、前記第一の直前経路が延びる方向に往復移動可能な直動機構を備え、前記循環経路の前記第一の直線経路に、前記バケットに対して物品を搬入する搬入領域が形成され、前記循環経路の前記第二の直線経路に、前記姿勢変更領域が形成されることを特徴としてもよい。
【0010】
上記姿勢変更装置に関連して、前記搬入領域では前記バケットが間欠移動されており、前記姿勢変更領域では前記バケットが連続移動されることを特徴としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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