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公開番号
2025010609
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-22
出願番号
2024186796,2021524828
出願日
2024-10-23,2020-06-01
発明の名称
赤外線反射体及びこれを用いる赤外線の反射方法
出願人
タキロンシーアイ株式会社
代理人
弁理士法人IPRコンサルタント
主分類
G02B
5/26 20060101AFI20250115BHJP(光学)
要約
【課題】本発明は、製造工程、構造及び組成が複雑ではなく、高い赤外線反射率及び優れた偏光特性を有する赤外線反射体及びこれを用いる赤外線の反射方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、赤外線反射面がオキシメチレン共重合体を含む樹脂からなる樹脂層で構成され、前記樹脂層が、前記赤外線反射面に細孔を有しており、前記細孔の外周上の任意の2点を結んだ直線の長さの最大値が60~500nmであり、前記細孔が密集しており、前記樹脂の融解熱が155mJ/mg以上であり、前記樹脂層は、溶融させた前記樹脂を10分以上の時間をかけて樹脂温度を溶解温度から室温まで下げながら固化押出成形させた樹脂成形体からなり、600~1300cm
-1
の波数領域における赤外線の反射率の最大値が80%を超えること、を特徴とする赤外線反射体に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
赤外線反射面がオキシメチレン共重合体を含む樹脂からなる樹脂層で構成され、
前記樹脂層が、前記赤外線反射面に細孔を有しており、前記細孔の外周上の任意の2点を結んだ直線の長さの最大値が60~500nmであり、
前記細孔が密集しており、
前記樹脂の融解熱が155mJ/mg以上であり、
前記樹脂層は、溶融させた前記樹脂を10分以上の時間をかけて樹脂温度を溶解温度から室温まで下げながら固化押出成形させた樹脂成形体からなり、
600~1300cm
-1
の波数領域における赤外線の反射率の最大値が80%を超えること、
を特徴とする赤外線反射体。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
赤外線に対し偏光反射を示すこと、
を特徴とする請求項1に記載の赤外線反射体。
【請求項3】
赤外線の最大反射率を示す波数において、
赤外線偏光角度により前記赤外線最大反射率が15ポイント以上変化すること、
を特徴とする請求項2に記載の赤外線反射体。
【請求項4】
請求項1~3のうちのいずれかに記載の赤外線反射体を用いた赤外線の反射方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、赤外線反射体及びこれを用いる赤外線の反射方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、赤外線フィルターや赤外線偏光フィルターとして赤外線偏光反射成形体が利用されている。
【0003】
例えば特許文献1(特開2003-279738号公報)には、「固体基板上に高分子材料を擦り付けることにより形成された複数の筋状部と、該筋状部の間にそれぞれ付着形成された金属膜とから構成されることを特徴とする偏光フィルター。」が開示されている(請求項1)。
【0004】
また、特許文献2(特開2004-300283号公報)には、赤外線吸収剤と赤外線反射剤とを添加した樹脂であって、特定の波長域において特定の赤外線反射率を有することを特徴とする赤外線反射能を有する樹脂、が開示されている(請求項1)。
【0005】
更に、特許文献3(特開2010-286644号公報)には、基板、並びに基板の少なくとも一方の表面上に、コレステリック液晶相を固定してなる少なくとも4つの光反射層X1、X2、X3及びX4を基板側からこの順で有し、波長に関して特定の関係を有する赤外光反射板、が開示されている(請求項1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-279738号公報
特開2004-300283号公報
特開2010-286644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1の偏光フィルターは、その製造の際に筋形成や金属蒸着が必要であることから、製造工程が煩雑であるとともにコストがかかり、また、反射波長のピークがブロードであるため赤外線フィルターとしては適さない。
【0008】
また、上記特許文献2の赤外線反射能を有する樹脂は、ポリアセタール樹脂に赤外線吸収剤と赤外線反射剤とを添加することを前提としており、近赤外領域である波長600~1200nmにおける赤外線反射体であり、遠赤外線領域における赤外線の反射については記載がない。
【0009】
更に、上記特許文献3の赤外光反射板は、基板の少なくとも一方の表面上に、コレステリック液晶相を固定してなる少なくとも4つの光反射層(積層構造)が必要であることから、構造が複雑であり、また、偏光反射は不可能である。
【0010】
そこで、本発明の目的は、製造工程、構造及び組成が複雑ではなく、高い赤外線反射率及び優れた偏光特性を有する赤外線反射体及びこれを用いる赤外線の反射方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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