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公開番号2025008622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110937
出願日2023-07-05
発明の名称レジスタ
出願人豊和化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60H 1/34 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】意匠性を向上させるとともに、空調性能への影響を低減させることができるレジスタを提供する。
【解決手段】レジスタ1は、調整された空気が流れるリテーナ2内の通風路2aの下流側端部に、左右方向(長手方向)に長く上下方向(短手方向)に短い細長の空気吹出口61が設けられ、通風路2a内に、風向等を調整するための上下に傾動するバレル3と左右に傾動する後フィン50を備える可動ルーバ5とが前後に配設される。バレル3は、前後方向に導風路3aが設けられた枠体であり、短手方向の両端側に並んだ2本の長手方向のブレード30と、長手方向の両端側に並んだ2つの短手方向の側壁31と、から形成される。バレル3内の短手方向に、ブレード30同士を連結する連結フレーム43が設けられ、連結フレーム43の前側に、バレル3と可動ルーバ5を傾動させて空気の吹出方向を調整する操作ノブ4が備えられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通風路の下流側端部に、長手方向に長く短手方向に短い細長の空気吹出口が設けられ、該通風路内に、下流側から、該空気吹出口の短手方向に傾動可能なバレルと、長手方向に傾動可能な後フィンを備える可動ルーバと、が前後に配設された、レジスタにおいて、
該バレルは、前後方向に導風路が設けられた枠体であり、短手方向の両端側に並んだ2本の長手方向のブレードと、長手方向の両端側に並んだ2つの短手方向の側壁と、から形成され、
該バレル内の短手方向に、該ブレード同士を連結する連結フレームが設けられ、該連結フレームの前側に、該バレルと該可動ルーバを傾動させて空気の吹出方向を調整する操作ノブが備えられている、ことを特徴とするレジスタ。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記操作ノブは、上流側に、前記可動ルーバを傾動させる操作軸部が備えられ、
前記連結フレームに、ノブ支持部が長手方向に長く設けられるとともに、該ノブ支持部に長手方向に長く開口した細長開口が設けられ、該操作ノブは、該細長開口に長手方向に摺動可能に装入され、
該可動ルーバは、前記後フィンの1本に、該操作軸部が連係される連係部が設けられ、
該操作ノブの該操作軸部が該連係部に連係し、該操作ノブを長手方向に摺動させたとき、該可動ルーバの該後フィンの向きが長手方向に調整される、ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
【請求項3】
前記操作ノブは、前側から前記細長開口を覆い隠して設けられた、ことを特徴とする請求項2に記載のレジスタ。
【請求項4】
前記ブレードの内側面に、前後方向に断面円弧状に凹んだ凹部が形成された、ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
【請求項5】
前記連結フレームは、前記可動ルーバがニュートラル状態のとき、前記後フィンの1本と前後方向に重なる位置に配置された、ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
【請求項6】
前記バレルを形成する前記枠体は、前枠部材と後枠部材とから構成され、前後に接合され、
前記連結フレームは、両端部にT字状の固定部がそれぞれ設けられ、
該固定部が、該前枠部材と該後枠部材とに挟持されて組み付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載のレジスタの技術分野は、自動車室内等の換気や空調の空気吹出口に使用されるレジスタにおいて、リテーナの通風路内にバレルと可動ルーバが前後して配設されたレジスタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両室内の空気吹出調整用レジスタとして、通風路を形成するリテーナ内に、バレルと可動ルーバが前後して配設され、空気吹出口から空気を吹き出す際、バレルのブレード、可動ルーバの後フィンの角度を変えて、空気の吹出し方向を上下左右に調整するレジスタが、広く使用されている。この種のレジスタとして、下記特許文献1に、長手方向に長く短手方向に短い細長の空気吹出口を有するレジスタが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-70399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された従来のレジスタは、バレルに長手方向のブレードが短手方向に3枚並べられ、真ん中の1枚は空気吹出口の中心を横切り、中心を横切るブレードに、バレルと可動ルーバの後フィンの角度を操作する操作ノブが備えられている。このため、従来のレジスタは、空気吹出口の中心を横切るブレードによって、意匠性が損なわれるとともに、圧力損失の増加など、空調性能に与える影響が大きいという課題があった。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、意匠性を向上させるとともに、空調性能への影響を低減させることができるレジスタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の実施形態に係るレジスタは、通風路の下流側端部に、長手方向に長く短手方向に短い細長の空気吹出口が設けられ、該通風路内に、下流側から、該空気吹出口の短手方向に傾動可能なバレルと、長手方向に傾動可能な後フィンを備える可動ルーバと、が前後に配設された、レジスタにおいて、
該バレルは、前後方向に導風路が設けられた枠体であり、短手方向の両端側に並んだ2本の長手方向のブレードと、長手方向の両端側に並んだ2つの短手方向の側壁と、から形成され、
該バレル内の短手方向に、該ブレード同士を連結する連結フレームが設けられ、該連結フレームの前側に、該バレルと該可動ルーバを傾動させて空気の吹出方向を調整する操作ノブが備えられている、ことを特徴とする。
【0007】
ここで、レジスタの前後は、調整された空気が車両室内に流れる下流側が前、調整された空気が導入される上流側が後を示す。本明細書の実施形態に係るレジスタによれば、バレルは導風路が設けられた枠体で形成され、操作ノブがバレルの枠体内の短手方向を連結する連結フレームの前側に備えられている。このため、車室内側の操作者から見ると、後側の連結フレームは後方に隠れ、操作ノブは、バレルの枠体の中に浮いているように見え、意匠性を向上させることができる。また、バレルの導風路内には、操作ノブが備えられた連結フレームのみが設けられているため、空調性能への影響を低減させることができる。
【0008】
ここで、上記レジスタにおいて、前記操作ノブは、上流側に、前記可動ルーバを傾動させる操作軸部が備えられ、
前記連結フレームに、ノブ支持部が長手方向に長く設けられるとともに、該ノブ支持部に長手方向に長く開口した細長開口が設けられ、該操作ノブは、該細長開口に長手方向に摺動可能に装入され、
該可動ルーバは、前記後フィンの1本に、該操作軸部が連係される連係部が設けられ、
該操作ノブの該操作軸部が該連係部に連係し、該操作ノブを長手方向に摺動させたとき、該可動ルーバの該後フィンの向きが長手方向に調整される、構成とすることができる。
【0009】
これによれば、操作ノブの操作軸部が可動ルーバの連係部に連係し、操作ノブを長手方向に摺動させたとき、可動ルーバの後フィンの向きを長手方向に調整することができる。
【0010】
また、上記レジスタにおいて、前記操作ノブは、前側から前記細長開口を覆い隠して設けられた、構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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