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公開番号
2025008602
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110888
出願日
2023-07-05
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類
B60W
50/14 20200101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約
【課題】自車両の前方に障害物が検出され自車両の後方に後続車両が検出されている場合に、運転者が自車両の前方の障害物を認識することに遅れが生じる虞を低減することができるよう改良された車両の制御装置を提供する。
【解決手段】自車両102の前方の障害物を検出する障害物検出装置12,14と、自車両の後方の後続車両を検出する後続車両検出装置と、自車両が障害物に衝突する虞があると判定したときには、衝突の虞がある旨を運転者に報知する報知装置52,56と、後続車両検出装置により検出された後続車両が自車両に接近していると判定したときには、後続車両が自車両に接近している旨を運転者に通知する通知装置52,54,56と、を含み、報知装置は、後続車両が自車両に接近している旨を通知装置が通知しているときには、通知装置が通知していないときに比して、衝突の虞がある旨を運転者に報知するタイミングを早くする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自車両の前方の障害物を検出する障害物検出装置と、自車両の後方の後続車両を検出する後続車両検出装置と、自車両が前記障害物検出装置により検出された障害物に衝突する虞があると判定したときには、衝突の虞がある旨を運転者に報知する報知装置と、前記後続車両検出装置により検出された後続車両が自車両に接近していると判定したときには、後続車両が自車両に接近している旨を運転者に通知する通知装置と、を含む車両の制御装置において、
前記報知装置は、後続車両が自車両に接近している旨を前記通知装置が通知しているときには、後続車両が自車両に接近している旨を前記通知装置が通知していないときに比して、衝突の虞がある旨を運転者に報知するタイミングを早くするよう構成された、車両の制御装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両の制御装置において、前記通知装置は、後続車両が自車両に接近している旨を表示装置に表示することにより運転者に通知するよう構成され、前記報知装置は、後続車両が自車両に接近している旨が前記表示装置に表示されているときには、衝突の虞がある旨を前記表示装置に表示するよう構成された、車両の制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両の制御装置において、前記表示装置は、運転者に情報を通知可能に構成された後方確認用のミラー装置である、車両の制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両の制御装置において、自車両は、自車両が前記障害物検出装置により検出された障害物に衝突する虞があると判定したときには、自動ブレーキにより障害物との衝突の虞を低減する衝突防止制御を行う衝突防止装置を備えており、前記衝突防止装置は、後続車両が自車両に接近している旨を前記通知装置が通知しているときには、後続車両が自車両に接近している旨を前記通知装置が通知していないときに比して、前記自動ブレーキの開始を早くするよう構成された、車両の制御装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車両の制御装置において、前記衝突防止装置は、後続車両が自車両に接近している旨を前記通知装置が通知しているときには、後続車両が自車両に接近している旨を前記通知装置が通知していないときに比して、前記自動ブレーキが開始する可能性がある旨を運転者に報知するタイミングを早くするよう構成された、車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両の制御装置に係る。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車などの車両の制御装置として、自車両の前方に障害物が検出されると、自車両が障害物に衝突する虞を判定し、衝突の虞があるときには、自動ブレーキにより車両に制動力を付与して衝突を防止する衝突防止装置が知られている。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、自車両が前方の障害物と衝突する虞が予知され、後続車両が検知されると、後続車両が検知されていないときに比して、自動ブレーキのタイミングを早くし、自動ブレーキを後続車両が後突しない程度のブレーキにする衝突防止装置が記載されている。
【0004】
また、自動車などの車両の制御装置として、自車両の後方に後続車両が検出され、後続車両が自車両に接近していると判定されると、後続車両が自車両に接近している旨を運転者に通知する通知装置が知られている。この種の制御装置によれば、後続車両が自車両に接近しているときには、後続車両が自車両に接近していないときに比して、運転者は早期に後続車両が自車両に接近していることを認知することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-52546号公報
【発明の概要】
【0006】
〔発明が解決しようとする課題〕
自車両の前方に障害物が検出されている状況において、自車両の後方に後続車両が検出され、後続車両が自車両に接近している旨が通知装置に表示されることにより通知されると、運転者は通知装置に表示された通知に注目する。そのため、運転者が自車両の前方にある障害物を認識することに遅れが生じる虞がある。
【0007】
本発明の主要な課題は、自車両の前方に障害物が検出され自車両の後方に後続車両が検出されている場合に、運転者が自車両の前方の障害物を認識することに遅れが生じる虞を低減することができるよう改良された車両の制御装置を提供することである。
【0008】
〔課題を解決するための手段及び発明の効果〕
本発明によれば、自車両(102)の前方の障害物を検出する障害物検出装置(カメラセンサ12及びレーダセンサ14)と、自車両の後方の後続車両を検出する後続車両検出装置(カメラセンサ12及びレーダセンサ14)と、自車両が障害物検出装置により検出された障害物に衝突する虞があると判定したときには(S70)、衝突の虞がある旨を運転者に報知する報知装置(運転支援ECU10、メータECU50、表示装置52及び警報装置56)と、後続車両検出装置により検出された後続車両が自車両に接近していると判定したときには(S240)、後続車両が自車両に接近している旨を運転者に通知する通知装置(運転支援ECU10、メータECU50、表示装置52、電子インナミラー54及び警報装置56)と、を含む車両の制御装置(100)が提供される。
【0009】
報知装置は、後続車両が自車両に接近している旨を通知装置が通知しているときには(S40)、後続車両が自車両に接近している旨を通知装置が通知していないときに比して、衝突の虞がある旨を運転者に報知するタイミングを早くする(S60)よう構成される。
【0010】
上記の構成によれば、後続車両が自車両に接近している旨を通知装置が通知しているときには、後続車両が自車両に接近している旨を通知装置が通知していないときに比して、衝突の虞がある旨を運転者に報知するタイミングが早くなる。
(【0011】以降は省略されています)
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