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公開番号
2025008007
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023109813
出願日
2023-07-04
発明の名称
天井支持構造
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
9/18 20060101AFI20250109BHJP(建築物)
要約
【課題】構造材から天井へ伝わる振動を安価に抑制できる天井支持構造を提供する。
【解決手段】天井支持構造12は、天井ボード25が取り付けられる野縁20と、金属製の平板から成型されており、野縁20を梁11に取り付け可能なランナー22,22a,22bとを備える。ランナー22,22a,22bは、梁11の第1側面16または第2側面17に固定される固定部34,34a,34bと、野縁20が嵌合される嵌合部36,36a,36bと、固定部34,34a,34bと嵌合部36,36a,36bとを連結しており、上下方向1に弾性変形可能な連結部35,35a,35bと、を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
天井ボードが取り付けられる野縁と、金属製の平板から成型されており、上記野縁を構造材に取り付け可能なランナーと、を備える天井支持構造であって、
上記ランナーは、
上記構造材の側面に固定される固定部と、
上記野縁が嵌合される嵌合部と、
上記固定部と上記嵌合部とを連結しており、上下方向に弾性変形可能な連結部と、を有する天井支持構造。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
上記連結部は、
上記固定部の下端から上下方向と交差する第1方向に延びる第1延部と、
当該第1延部から下方へ湾曲して延びて上記嵌合部と接続する第2延部と、を有する請求項1に記載の天井支持構造。
【請求項3】
上記連結部は、上記固定部の下端から上下方向と交差する第1方向かつ下方へ延びており、
上記嵌合部は、
上記連結部の延出端から上記第1方向の逆方向に沿って延びる上板と、
上記上板の延出端から下方に延びる背板と、
上記背板の下端から上記上板に対向して延びる下板と、を有する請求項1に記載の天井支持構造。
【請求項4】
上記連結部は、
上記固定部の下端から上下方向と交差する第1方向かつ下方へ延びる第3延部と、
上記第3延部の延出端から上記第1方向の逆方向に沿って延びる第4延部と、を有しており、
上記嵌合部は、
上記第4延部の延出端から上記第1方向に延びる第1板と、
上記第1板における上記第1方向と逆方向の先端から下方に延びる第2板と、
上記第2板の下端から上記第1板に対向して延びる第3板と、を有しており、
上記固定部および上記連結部は、上記嵌合部の上記第2板から切り起こされたものである請求項1に記載の天井支持構造。
【請求項5】
天井ボードが取り付けられる野縁と、金属製の平板から成型されており、上記野縁を構造材に取り付け可能なランナーと、を備える天井支持構造であって、
上記ランナーは、
上記構造材の側面と交差する交差方向に沿って延びる上板と、
上記上板の上記構造材に向く端から下方に延びる背板と、
上記背板の下端から上記上板に対向して延びる下板と、を有しており、
上記背板は、
上記交差方向に沿って山形状に突出して、上下方向に弾性変形可能な弾性部を有する天井支持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、天井を支持する天井支持構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
天井が構造材に支持される天井支持構造の例としては、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1の天井構造では、内壁ランナーが壁体に取り付けられた状態で野縁の端部が取り付けられ、野縁の下方に天井の面材が取り付けられる。
【0003】
また、特許文献2の第1中間構造部分では、H形鋼に防振ゴム部材を備えた中間天井吊り金具が固定され、当該中間天井吊り金具に野縁受が固定され、野縁受けに野縁が固定され、野縁に天井下地材が固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3194065号公報
特開2018-119326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の天井構造では、内壁ランナーが壁体に直接取り付けられるため、階上の床の振動が壁体および野縁を伝って階下の天井の面材に伝わる。このため、上階の振動は天井を介して階下へと伝わり易い。他方、特許文献2の第1中間構造部分では、防振ゴム部材によって階上から伝わる振動を吸収することができるが、野縁受を必要とする構造であるためコストが増す。
【0006】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造材から天井へ伝わる振動を安価に抑制できる天井支持構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 請求項1に係る天井支持構造は、天井ボードが取り付けられる野縁と、金属製の平板から成型されており、上記野縁を構造材に取り付け可能なランナーと、を備える天井支持構造である。上記ランナーは、上記構造材の側面に固定される固定部と、上記野縁が嵌合される嵌合部と、上記固定部と上記嵌合部とを連結しており、上下方向に弾性変形可能な連結部とを有している。
【0008】
固定部と嵌合部とを連結する連結部が上下方向に弾性変形可能であるため、構造材に生じた上下方向の振動が緩和されて嵌合部に伝わる。その結果、2階の床から1階の天井ボードへと伝わる振動が抑制される。また、野縁受を必要としないため安価に振動の抑制を実現できる。
【0009】
(2) 請求項2は、上記連結部は、上記固定部の下端から上下方向と交差する第1方向に延びる第1延部と、当該第1延部から下方へ湾曲して延びて上記嵌合部と接続する第2延部と、を有する請求項1記載の天井支持構造である。
【0010】
(3) 請求項3は、上記連結部は、上記固定部の下端から上下方向と交差する第1方向かつ下方へ延びており、上記嵌合部は、上記連結部の延出端から上記第1方向の逆方向に沿って延びる上板と、上記上板の延出端から下方に延びる背板と、上記背板の下端から上記上板に対向して延びる下板と、を有する請求項1記載の天井支持構造である。
(【0011】以降は省略されています)
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