TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025007442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108834
出願日2023-06-30
発明の名称遊技機
出願人株式会社大一商会
代理人個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20250109BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】ステージ部材と遊技領域の入賞口等との位置関係を安定させうる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技領域を前面側に有する遊技パネルと、遊技領域を流下する球を球流路に導入して横方向に転動させると共にその球を球流路から遊技パネルの前面側に落下させるステージ部材と、ステージ部材の上方に設けられた演出専用領域50aと、遊技パネルの前面より前方に突出して演出専用領域を囲う囲い部FFと、遊技領域内に設けられるアタッカユニットと、遊技パネルの前方に球が落下可能な間隔を開けて設けられた透明板160とを備え、ステージ部材は、囲い部の一部を構成すると共にステージ部材と演出専用領域の間の球の移動を阻止する上壁部2523bを有するものであり、上壁部とアタッカユニットの前面を面一にするか又はアタッカユニットの前面を上壁部の前面より透明板側に張り出させるようにした。
【選択図】図127C
特許請求の範囲【請求項1】
遊技球が流下する遊技領域を前面側に有する遊技パネルと、
前記遊技領域内に設けられ、該遊技領域を流下する遊技球を球流路に導入して横方向に転動させると共にその遊技球を前記球流路から前記遊技パネルの前面側に落下させるステージ部材と、
前記遊技領域内の前記ステージ部材の上方に設けられた演出専用領域と、
前記遊技パネルの前面より前方に突出して前記演出専用領域を囲う囲い部と、
前記遊技領域内に設けられるアタッカユニットと、
前記遊技パネルの前方に遊技球が落下可能な間隔を開けて設けられた透明板と、を備え、
前記ステージ部材は、前記囲い部の一部を構成すると共に該ステージ部材と前記演出専用領域の間の遊技球の移動を阻止する板状の上壁部を有するものであり、
該上壁部の前面と前記アタッカユニットの前面を面一にするか又は該アタッカユニットの前面を前記上壁部の前面より前記透明板側に張り出させるようにしたことを特徴とする遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ぱちんこ遊技機(一般的に「パチンコ機」とも称する)のような遊技機に関するものである。
続きを表示(約 7,200 文字)【背景技術】
【0002】
パチンコ機のような遊技機には、遊技球が転動する遊技領域が前面に設けられた遊技パネルと、その遊技パネルの前面に取付けられる枠状のセンター役物と、を有し、そのセンター役物の下部に、遊技球を左右に転動させた後に遊技パネル前面の遊技領域に放出するステージ部材が設けられ、センター役物で囲われたステージ部材より上の部分を遊技球を転動させない演出専用領域としたものが知られている(例えば、特許文献1)。この種の遊技機では、ステージ部材の転動面を転動する遊技球が、該転動面における特定の部位から遊技領域内に放出されることによって、高い確率で始動口のような入賞口に入球するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-46876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記ステージ部材は、転動面で遊技球を転動させてその遊技球を遊技領域内に放出し、転動面の特定の部位から放出された遊技球と、それ以外の部位から放出された遊技球の入賞確率に差を設けるようにしたものであり、したがって転動面の特定の部位と、遊技領域の入賞口との位置関係に狂いが生じると意図した遊技の興趣が得られないおそれがある。
本発明は上記に鑑みなされたもので、その目的は、ステージ部材と遊技領域の入賞口等との位置関係を安定させうるようにした遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため本発明は、
遊技球が流下する遊技領域を前面側に有する遊技パネルと、
前記遊技領域内に設けられ、該遊技領域を流下する遊技球を球流路に導入して横方向に転動させると共にその遊技球を前記球流路から前記遊技パネルの前面側に落下させるステージ部材と、
前記遊技領域内の前記ステージ部材の上方に設けられた演出専用領域と、
前記遊技パネルの前面より前方に突出して前記演出専用領域を囲う囲い部と、
前記遊技領域内に設けられるアタッカユニットと、
前記遊技パネルの前方に遊技球が落下可能な間隔を開けて設けられた透明板と、を備え、
前記ステージ部材は、前記囲い部の一部を構成すると共に該ステージ部材と前記演出専用領域の間の遊技球の移動を阻止する板状の上壁部を有するものであり、
該上壁部の前面と前記アタッカユニットの前面を面一にするか又は該アタッカユニットの前面を前記上壁部の前面より前記透明板側に張り出させるようにした遊技機を提供する。
なお、前記演出専用領域とは、遊技球を転動させることなく、専ら、画像や機械式の可動ユニット等による演出を行う領域のことである。
【0006】
ガラスユニットを閉めた際の衝撃で透明板が瞬間的に遊技パネル側に振れたり、或は苛立った遊技者によって透明板が押し込まれたりすることがあるが、もし透明板が押し込まれる等しても、それによる圧力をアタッカユニットの頑丈なケース部で受け支えることができるため、ステージ部材の上壁部に無用な圧力が加わるおそれがない。よって、上壁部が板状であっても透明板側からの圧力による破損のリスクを殆ど無くすることができると共にステージ部材と遊技領域の入賞口等との位置関係も安定させることができる([発明を実施するための形態]では[5-8c-4.ステージユニットの第三具体形態]及び[5-8c-5.小括]の章、[図面]では図124A乃至図127C等の記載を参照)。
なお、ガラスユニットは、図30~図32に示したように、ガラスユニット取付部材163で扉枠ベース101に取り付けられているが、近年軽量化のためにガラスユニット取付部材163が小型化、樹脂化され、その分逆に強度が低下する傾向にあり、強く押されると後方に動くおそれがある。
【発明の効果】
【0007】
このように本発明によれば、ステージ部材と遊技領域の入賞口等との位置関係を安定させうる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一具体形態であるパチンコ機の正面図である。
パチンコ機の右側面図である。
パチンコ機の左側面図である。
パチンコ機の背面図である。
パチンコ機を右前から見た斜視図である。
パチンコ機を左前から見た斜視図である。
パチンコ機を後ろから見た斜視図である。
本体枠から扉枠を開放させると共に、外枠から本体枠を開放させた状態で前から見たパチンコ機の斜視図である。
パチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して前から見た分解斜視図である。
パチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して後ろから見た分解斜視図である。
パチンコ機における外枠の正面図である。
外枠の背面図である。
外枠の右側面図である。
外枠を前から見た斜視図である。
外枠を後ろから見た斜視図である。
外枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
外枠の外枠左組立体及び外枠右組立体を夫々分解して前から見た分解斜視図である。
外枠の外枠下組立体を分解して前から見た分解斜視図である。
(a)は外枠の外枠上ヒンジ組立体を分解して前上から見た分解斜視図であり、(b)は(a)を前下から見た分解斜視図である。
扉枠を前から見た斜視図である。
扉枠を後ろから見た斜視図である。
扉枠に対して扉枠トップ装飾体と扉枠上飾体とを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠に対して扉枠トップ装飾体と扉枠上飾体とを分解して後ろから見た分解斜視図である。
扉枠上飾体を取外した状態で示す扉枠の正面図である。
扉枠上飾体を取外した状態で示す扉枠の背面図である。
扉枠上飾体を取外した状態で示す扉枠の左側面図である。
扉枠上飾体を取外した状態で示す扉枠の右側面図である。
扉枠上飾体を取外した状態で示す扉枠を右前から見た斜視図である。
扉枠上飾体を取外した状態で示す扉枠を左前から見た斜視図である。
扉枠上飾体を取外した状態で示す扉枠を後ろから見た斜視図である。
扉枠上飾体を取外した状態の扉枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠上飾体を取外した状態の扉枠を主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
扉枠上飾体を取外した状態の扉枠の縦断面図である。
(a)は扉枠の扉枠ベースユニットを前から見た斜視図であり、(b)は扉枠ベースユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は扉枠における扉枠補強ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は扉枠における扉枠補強ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は扉枠補強ユニットの中間補強フレームを前から見た斜視図であり、(b)は扉枠補強ユニットの中間補強フレームを後ろから見た斜視図である。
扉枠の縦断面における中間補強フレームの部位を拡大して示す説明図である。
中間補強フレームにおける上部の寸法関係を示す説明図である。
(a)は扉枠における中間補強フレームの変形例1を示す説明図であり、(b)は中間補強フレームの変形例2を示す説明図であり、(c)は中間補強フレームの変形例3を示す説明図である。
(a)は扉枠における中間補強フレームの変形例4を示す説明図であり、(b)は中間補強フレームの変形例5を示す説明図である。
(a)は扉枠のシリンダ錠を前から見た斜視図であり、(b)は(a)のシリンダ錠を後ろ前から見た斜視図であり、(c)は従来のパチンコ機におけるシリンダ錠を前から見た斜視図であり、(d)は(a)のシリンダ錠を後ろから見た斜視図である。
(a)は図41(a)のシリンダ錠を分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は図41(a)のシリンダ錠を分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は図41(a)のシリンダ錠の可動機構を正面から示す説明図であり、(b)は(a)の状態から反時計回りの方向へ90度回転させた状態で示すシリンダ錠の説明図であり、(c)は(a)の状態から時計回りの方向へ90度回転させた状態で示すシリンダ錠の説明図である。
(a)は扉枠ベースユニットの球送給ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は球送給ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は球送給ユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は球送給ユニットの後ケースと不正防止部材を外して後から見た分解斜視図である。
(a)は扉枠ベースユニットのファールカバーユニットを前から見た斜視図であり、(b)はファールカバーユニットを後ろから見た斜視図である。
蓋部材を外した状態のファールカバーユニットの正面図である。
扉枠におけるハンドルユニットと皿ユニットと演出操作ユニットとを前から見た分解斜視図である。
扉枠におけるハンドルユニットと皿ユニットと演出操作ユニットとを後ろから見た分解斜視図である。
扉枠におけるハンドルユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠におけるハンドルユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)はハンドルユニットにおけるハンドルベースとハンドルとハンドル復帰バネとハンドルタッチセンサとの関係を斜視図で示す説明図であり、(b)は(a)を分解して斜視図で示す説明図である。
ハンドルユニットにおけるハンドルベースとハンドルとハンドル復帰バネとハンドルタッチセンサとインナーベースとの関係を後ろから見た斜視図で示す説明図である。
ハンドルユニットの変形例でありハンドルベースとハンドルとハンドル復帰バネとハンドルタッチセンサとインナーベースとの関係を後ろから見た斜視図で示す説明図である。
(a)は扉枠において透明部分を不透明にすると共にレバー操作部を突出させていない状態で演出操作ユニットを示す斜視図であり、(b)は(a)においてレバー操作部を突出させた状態で演出操作ユニットを示す斜視図である。
(a)はレバー操作部を突出させていない状態の演出操作ユニットを進退機構と共に右側面から示す説明図であり、(b)は(a)においてレバー操作部を突出させた状態で示す説明図である。
(a)は透明部分を透明にした状態で演出操作ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は(a)の演出操作ユニットの右側面図である。
図55の演出操作ユニットにおけるユニット補強フレームを前から見た斜視図である。
レバー操作部における回転体の回転機構を示す説明図である。
扉枠におけるガラスユニットなどを使用した防犯対策の一例を横断面で示す説明図である。
図60に示すガラスユニットなどを使用した防犯対策を背面から示す説明図である。
図60及び図61とは異なる扉枠におけるガラスユニットなどを使用した防犯対策の変形例1を示す説明図である。
図62とは更に異なるガラスユニットなどを使用した防犯対策の変形例2を示す説明図である。
パチンコ機における本体枠の正面図である。
パチンコ機における本体枠の背面図である。
本体枠を右前から見た斜視図である。
本体枠を左前から見た斜視図である。
本体枠を後ろから見た斜視図である。
本体枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
本体枠を主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は本体枠における正面左下隅を示す拡大斜視図であり、(b)は本体枠に対して扉枠を開いた時の本体枠の正面左下隅を示す拡大斜視図である。
本体枠に対する扉枠の開閉時における本体枠の接続ケーブル案内部材の動作を示す説明図である。
(a)は本体枠における球発射装置を前から見た斜視図であり、(b)は球発射装置を後ろから見た斜視図である。
(a)は本体枠の払出ベースユニットを前から見た斜視図であり、(b)は払出ベースユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は本体枠における払出ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は払出ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は払出ユニットを主な構成毎に分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は払出ユニットを主な構成毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
払出ユニットの払出装置を払出羽根の前後方向中央で切断した背面断面図である。
(a)は球抜可動片が開状態の時に払出装置を払出羽根の前後方向中央で切断した背面断面図であり、(b)は(a)におけるA-A線で切断した断面図である。
扉枠のファールカバーユニットと下部満タン球経路ユニットとの関係を示す説明図である。
本体枠における遊技球の流れを示す説明図である。
(a)は本体枠の基板ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は基板ユニットを後ろから見た斜視図である。
基板ユニットを後ろ下から見た斜視図である。
基板ユニットを主な構成毎に分解して前から見た分解斜視図である。
基板ユニットを主な構成毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
左右方向中央で切断したパチンコ機の下部を示す拡大側面断面図である。
(a)は本体枠の施錠ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は施錠ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は電源ユニット、払出制御ユニット、及びインターフェイスユニットを省略して示す第二具体形態の基板ユニットを右前から見た斜視図であり、(b)は(a)の基板ユニットを左前から見た斜視図である。
(a)は図87の基板ユニットを右上後ろから見た斜視図であり、(b)は(a)の基板ユニットを右下後ろから見た斜視図である。
(a)は図87の基板ユニットの平面図であり、(b)は(a)におけるB-B線で切断した断面図であり、(c)は(a)におけるC-C線で切断した断面図である。
図89(a)におけるD-D線で切断した断面図である。
図87の基板ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
図87の基板ユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
透明なセンター役物等を不透明にして示す遊技盤の正面図である。
図93の遊技盤を右前から見た斜視図である。
図93の遊技盤を左前から見た斜視図である。
図93の遊技盤を後ろから見た斜視図である。
図93の遊技盤を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
図93の遊技盤を主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
遊技パネルの面と平行に表ユニットを切断して遊技球が流通する遊技領域内を示す遊技盤の正面図である。
(a)は図93の遊技盤において前構成部材、遊技パネル及び表ユニットを有する組立体を前から見た斜視図であり、(b)は図93の遊技盤において前構成部材、遊技パネル及び表ユニットを有する組立体を後ろから見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.パチンコ機の全体構造]
パチンコ機1の第一の具体的形態(以下、「具体形態」という。)について、図面を参照して詳細に説明する。まず、図1乃至図10を参照して本具体形態のパチンコ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の一具体形態であるパチンコ機の正面図である。図2はパチンコ機の右側面図であり、図3はパチンコ機の左側面図であり、図4はパチンコ機の背面図である。図5はパチンコ機を右前から見た斜視図であり、図6はパチンコ機を左前から見た斜視図であり、図7はパチンコ機を後ろから見た斜視図である。また、図8は、本体枠から扉枠を開放させると共に、外枠から本体枠を開放させた状態で前から見たパチンコ機の斜視図である。図9はパチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して前から見た分解斜視図であり、図10はパチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して後ろから見た分解斜視図である。
【0010】
本具体形態のパチンコ機1は、遊技ホールの島設備(図示しない)に設置される枠状の外枠2と、外枠2の前面を開閉可能に閉鎖する扉枠3と、扉枠3を開閉可能に支持していると共に外枠2に開閉可能に取付けられている本体枠4と、本体枠4に前側から着脱可能に取付けられると共に扉枠3を通して遊技者側から視認可能とされ遊技者によって遊技球B(図78等を参照)が打込まれる遊技領域5aを有した遊技盤5と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許