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公開番号2025006737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107718
出願日2023-06-30
発明の名称フェンダーライナ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/18 20060101AFI20250109BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】簡易な構成を有し、タイヤが跳ね上げた水や小石等を直ちに排出可能な構造でありながら、走行時にタイヤから発生する騒音を吸音する。
【解決手段】車輪の上方を覆うフェンダーライナ10であって、内側部品1と、内側部品1の外周面111の少なくとも一部に重ね合わされた状態で内側部品1に固定される外側部品2と、を備え、内側部品1と外側部品2の間には、周方向に延びて、車輪側の空間と車体側の空間を連通する連通管7が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車輪の上方を覆うフェンダーライナであって、
内側部品と、前記内側部品の外周面の少なくとも一部に重ね合わされた状態で前記内側部品に固定される外側部品と、を備え、
前記内側部品と前記外側部品の間には、周方向に延びて、前記車輪側の空間と車体側の空間を連通する連通管が形成されていることを特徴とするフェンダーライナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車輪の上方を覆うフェンダーライナに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フェンダーライナの外周面に略直方体の形状の空気室を多数形成し、空気室とホイールハウスを貫通孔によって連通させることによって、空気室を共鳴室として貫通孔を共鳴室の開口部としたヘルムホルツ型レゾネータを設けたフェンダーライナが開示されている。このフェンダーライナは、このように設けたヘルムホルツ型レゾネータによって、走行時にタイヤから発生する騒音を吸音することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-008458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気自動車は、エンジン音を生じないため、エンジンを搭載した車両と比較して、車内騒音の中で走行時にタイヤから発生する騒音が占める割合が高くなる。そのため、特に電気自動車では、走行時にタイヤから発生する騒音を低減させることが求められている。
【0005】
特許文献1で開示されたフェンダーライナは、ヘルムホルツ型レゾネータによって、走行時にタイヤから発生する騒音を吸音することができる。しかし、このフェンダーライナは、外周面に多数の空気室を設ける複雑な構成を有するため、コストが増加する。また、このフェンダーライナは、タイヤによって跳ね上げられて貫通孔から空気室に入った水や小石等が空気室から排出され難い構造を有するため、空気室に溜まった水が部品の腐食や錆を発生させたり、空気室に入った小石等が異音を発生させたりすることが懸念される。
【0006】
そこで、本発明は、簡易な構成を有し、タイヤが跳ね上げた水や小石等を直ちに排出可能な構造でありながら、走行時にタイヤから発生する騒音を吸音できるフェンダーライナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るフェンダーライナは、車輪の上方を覆うフェンダーライナであって、内側部品と、前記内側部品の外周面の少なくとも一部に重ね合わされた状態で前記内側部品に固定される外側部品と、を備え、前記内側部品と前記外側部品の間には、周方向に延びて、前記車輪側の空間と車体側の空間を連通する連通管が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、簡易な構成を有し、タイヤが跳ね上げた水や小石等を直ちに排出可能な構造でありながら、走行時にタイヤから発生する騒音を吸音することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態のフェンダーライナの斜視図である。
図1におけるA-A線断面図である。
第2の実施形態のフェンダーライナの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
以下、図1~2を参照しながら、第1の実施形態のフェンダーライナ10について説明する。以下の図面に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、それぞれ車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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