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公開番号2025006663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107597
出願日2023-06-29
発明の名称情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人IPX
主分類G16H 50/20 20180101AFI20250109BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】精度良く認知機能低下の度合いを評価する情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置と、医療者端末と、集音装置とが、電気通信回線を通じて通信可能な情報処理システムであって、情報処理装置は、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。プロセッサは、ユーザに所定の発話音声を促すための指示を、聴覚情報によりユーザに提示する提示部と、ユーザからの発話音声に関する音声データを受け付ける受付部と、音声データと予め設定された学習済みモデルとに基づいて、ユーザの認知機能低下の有無又は度合いを評価する評価部と、を含む。学習済みモデルは、所定の発話音声の特徴量と、認知機能低下の有無又は度合いとの関係を予め学習させたモデルである。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理システムであって、
次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、
提示ステップでは、ユーザに所定の発話音声を促すための指示を、聴覚情報により前記ユーザに提示し、
受付ステップでは、前記ユーザからの前記発話音声に関する音声データを受け付け、
評価ステップでは、前記音声データと予め設定された学習済みモデルとに基づいて、前記ユーザの認知機能低下の有無又は度合いを評価し、ここで前記学習済みモデルは、所定の発話音声の特徴量と、認知機能低下の有無又は度合いとの関係を予め学習させたモデルである、システム。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記提示ステップでは、さらに視覚情報により前記指示を前記ユーザに提示させ、
前記視覚情報は、文字と、図形と、写真とのうちの少なくとも何れかにより構成される、システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記視覚情報は、時系列に沿って変化する前記聴覚情報の提示状態に応じて、変化するように構成される、システム。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記提示ステップでは、さらにキャラクタを視認可能に前記ユーザに提示し、
前記キャラクタは、時系列に沿って変化する前記聴覚情報の提示状態に応じて、変化するように構成される、システム。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記受付ステップにおける前記音声データの受付は、前記提示ステップにおける前記指示の提示が完了した後に開始される、システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記受付ステップにおける前記音声データの受付は、前記提示ステップにおける前記指示の提示が完了する前に開始される、システム。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記提示ステップでは、さらに発話タイミングを示す指示を含む情報を把握可能な態様で前記ユーザに提示する、システム。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、取得ステップでは、前記ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得し、
前記提示ステップでは、前記ユーザ情報に基づいて、前記聴覚情報の内容を制御して、これを提示する、システム。
【請求項9】
情報処理方法であって、
請求項1~8の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを備える、方法。
【請求項10】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~8の何れか1つに記載の各ステップを実行させる、もの。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの発話音声から認知機能低下の程度を評価する装置が開示されている。所定の音節が繰り返されるフレーズを素早く発音することを指示する指示部160と、指示を受けた被験者が発する音声を示す聴覚情報を取得する取得部110と、取得部110が取得した聴覚情報から特徴量を算出する算出部120と、算出部120が算出した特徴量から被験者の認知機能を評価する評価部130と、評価部130が評価した評価結果を出力する出力部140とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-083903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記公知技術にかかる機能には、未だ改善の余地がある。とりわけ、精度良く認知機能低下の度合いを評価することをいっそう支援することが可能な技術が望まれている。
【0005】
本開示では上記事情に鑑み、精度良く認知機能低下の度合いを評価することが可能な情報処理システム等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。提示ステップでは、ユーザに所定の発話音声を促すための指示を、聴覚情報によりユーザに提示する。受付ステップでは、ユーザからの発話音声に関する音声データを受け付ける。評価ステップでは、音声データと予め設定された学習済みモデルとに基づいて、ユーザの認知機能低下の有無又は度合いを評価する。学習済みモデルは、所定の発話音声の特徴量と、認知機能低下の有無又は度合いとの関係を予め学習させたモデルである。
【0007】
本開示によれば、精度良く認知機能低下の度合いを評価することが可能な情報処理システム等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報処理システム1を表す構成図である。
情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
ユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報処理装置2の機能を示す機能ブロック図である。
情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。
医療者端末3の表示部34に表示される視覚障碍のチェック画面6の一例を示している。
医療者端末3の表示部34に表示される音声入力の指示画面7の一例を示している。
医療者端末3の表示部34に表示される録音画面8の一例を示している。
学習済みモデルの一例であるニューラルネットワークNNの概要図である。
医療者端末3の表示部34に表示される評価結果表示画面9の一例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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