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公開番号2025006556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107430
出願日2023-06-29
発明の名称磁性基体、磁性基体を備えるコイル部品、及び磁性基体の製造方法
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01F 1/24 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 磁性基体における鉄損を抑制すること。
【解決手段】
本発明の一態様におけるコイル部品は、Fe及びFeより酸化しやすい元素M(ただし、元素Mは、Si、Cr及びAlから成る群より選択される少なくとも一つの元素である。)を含有する複数の金属磁性粒子と、前記複数の金属磁性粒子の各々の表面に設けられた酸化被膜と、を備える。複数の金属磁性粒子は、複数の第1金属磁性粒子を含む。複数の第1金属磁性粒子の各々は、元素Mを含む析出物を含有する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
Fe及びFeより酸化しやすい元素M(ただし、元素Mは、Si、Cr及びAlから成る群より選択される少なくとも一つの元素である。)を含有する複数の金属磁性粒子と、
前記複数の金属磁性粒子の各々の表面に設けられた酸化被膜と、
を備え、
前記複数の金属磁性粒子は、前記元素Mを含む析出物を含有する複数の第1金属磁性粒子を含む、
磁性基体。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記複数の金属磁性粒子は、前記析出物を含有しない複数の第2金属磁性粒子をさらに含む、
請求項1に記載の磁性基体。
【請求項3】
前記析出物は、前記元素Mを含む金属を含む、
請求項1又は2に記載の磁性基体。
【請求項4】
前記析出物は、Cr及びAlの少なくとも一方を含む、
請求項3に記載の磁性基体。
【請求項5】
前記析出物は、前記元素Mの酸化物を含む、
請求項1又は2に記載の磁性基体。
【請求項6】
前記析出物は、Cr及びAlの少なくとも一方を含む、
請求項5に記載の磁性基体。
【請求項7】
前記析出物は、前記元素Mの窒化物を含む、
請求項1又は2に記載の磁性基体。
【請求項8】
前記析出物は、Cr及びAlの少なくとも一方を含む、
請求項7に記載の磁性基体。
【請求項9】
前記複数の第1金属磁性粒子のうちの少なくとも一つは、複数の結晶粒を有し、前記複数の結晶粒の結晶粒界の近傍にある結晶粒界領域に前記析出物を含有する、
請求項1に記載の磁性基体。
【請求項10】
前記複数の金属磁性粒子の各々は、前記結晶粒界領域に囲まれている結晶粒内側領域において、95at%以上のFeを含有する、
請求項9に記載の磁性基体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書における開示は、主に、磁性基体、磁性基体を備えるコイル部品、及び磁性基体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
コイル部品用の磁性基体として、磁性金属材料から構成された多数の金属磁性粒子を含む磁性基体が用いられている。磁性基体に含まれる金属磁性粒子の各々の表面は絶縁膜で覆われており、隣接する金属磁性粒子同士は、当該絶縁膜を介して結合している。
【0003】
金属磁性粒子は、例えば、Feを主成分とする軟磁性材料から構成される。このFe基の金属磁性粒子を作製するための軟磁性材料は、磁気特性や絶縁特性の改善のために、Feに加えてSi、Cr、Al等の添加元素を含む。
【0004】
磁性基体は、例えば、軟磁性材料からなる金属磁性粉(原料粉)を樹脂と混合して混合樹脂組成物を生成し、この混合樹脂組成物を加熱することで作製される。加熱処理時には、原料粉粒子に含まれる添加元素(例えば、Si、Cr、Al)が各原料粉粒子の表面において酸化される。このため、金属磁性粒子の表面には、原料粉に含まれる元素の酸化物を含む酸化被膜が形成される。この酸化被膜により、隣接する金属磁性粒子間が電気的に絶縁される。
【0005】
Fe基の金属磁性粒子を含む磁性基体は、以下の特許文献1~3に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-046055号公報
国際公開第2018/180659号
特開2012-238842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
磁性基体においては、鉄損を抑制することが望まれる。磁性基体が高周波回路に組み込まれるコイル部品に用いられる場合には、鉄損の抑制が特に望まれる。
【0008】
本明細書において開示される発明の目的は、上述した問題の少なくとも一部を解決又は緩和することである。本発明のより具体的な目的の一つは、磁性基体における鉄損を抑制することである。本発明のより具体的な目的の一つは、磁性基体における渦電流損失を抑制することである。
【0009】
本発明の前記以外の目的は、明細書全体の記載を通じて明らかにされる。特許請求の範囲に記載される発明は、「発明を解決しようとする課題」から把握される課題以外の課題を解決するものであってもよい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様における磁性基体は、Fe及びFeより酸化しやすい元素M(ただし、元素Mは、Si、Cr及びAlから成る群より選択される少なくとも一つの元素である。)を含有する複数の金属磁性粒子と、前記複数の金属磁性粒子の各々の表面に設けられた酸化被膜と、を備える。複数の金属磁性粒子は、複数の第1金属磁性粒子を含む。複数の第1金属磁性粒子の各々は、元素Mを含む析出物を含有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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