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公開番号
2025006194
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106840
出願日
2023-06-29
発明の名称
シクロオレフィン共重合物、その製造方法
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08F
32/00 20060101AFI20250109BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 タイヤ配合物のグリップ性、粘着性、加工性の改良剤、粘・接着剤、塗料、印刷インキ、トラッフィックペイント等の粘着付与剤、耐水性付与剤等に利用できるシクロオレフィン共重合物を提供する。
【解決手段】 軟化点が60~130℃、臭素価が10~60、かつ数平均分子量が800~5,000であるシクロオレフィン共重合物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
軟化点が60~130℃、臭素価が10~60、かつ数平均分子量が800~5,000であるシクロオレフィン共重合物。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
ノルボルネン骨格を有するシクロアルケン及び非環状モノオレフィンを構成単量体として含む請求項1記載のシクロオレフィン共重合物。
【請求項3】
軟化点が80~120℃である請求項1又は2記載のシクロオレフィン共重合物。
【請求項4】
ノルボルネン骨格を有するシクロアルケンと非環状モノオレフィンを構成単量体として含むシクロオレフィンポリマーを溶融させ、300~450℃で熱分解することにより製造するシクロオレフィン共重合物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シクロオレフィン共重合物に関する。また、シクロオレフィンポリマーを分解することで該シクロオレフィン共重合物を容易に製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
シクロオレフィンポリマーは、優れた光学的・科学的特性を持ち、光学レンズや光学フィルムから医療・バイオテクノロジーの分野まで幅広く利用されている。
【0003】
近年、カーボンニュートラルの実現、海洋プラスチックごみ問題や気候変動問題への対応強化が求められる中、プラスチックの循環を促進する重要性が高まっている。光学材料や自動車部品として利用されているシクロオレフィンポリマーも年間数万トン生産があり、そのリサイクルが課題となっている。
【0004】
シクロオレフィンポリマーの分子構造や樹脂物性から粘着付与樹脂としてのリユースが期待された。しかし、市販のシクロオレフィンポリマーは数平均分子量が3万以上と高いため、主剤であるゴムやエラストマーとの親和性に乏しく期待した粘着付与樹脂としての性能は発現しなかった。
【0005】
シクロオレフィンポリマー(数平均分子量3万以上)を溶融させ、330~380℃で熱分解することにより、数平均分子量(Mn)が10,000~50,000、分子量分布の分散度(Mw/Mn)が2.0~10.0の低分子量シクロオレフィンポリマーが製造できること(例えば特許文献1参照。)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6083597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の低分子量シクロオレフィンポリマーは、ゴムとの親和性に乏しいため機械物性や粘着性能が発現せず、粘着付与樹脂としてのリユースには不適だった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記の課題を解決するため、鋭意検討を行った結果、シクロオレフィンポリマーの分解により合成される特定のシクロオレフィン共重合物が粘着付与樹脂としての機能が発現することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明の各態様は、以下の[1]~[4]である。
[1] 軟化点が60~130℃、臭素価が10~60、かつ数平均分子量が800~5,000であるシクロオレフィン共重合物。
[2] ノルボルネン骨格を有するシクロアルケン及び非環状モノオレフィンを構成単量体として含む[1]記載のシクロオレフィン共重合物。
[3] 軟化点が80~120℃である[1]又は[2]記載のシクロオレフィン共重合物。
[4] ノルボルネン骨格を有するシクロアルケンと非環状モノオレフィンを構成単量体として含むシクロオレフィンポリマーを溶融させ、300~450℃で熱分解することにより製造するシクロオレフィン共重合物の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、タイヤ配合物のグリップ性、粘着性、加工性の改良剤、粘・接着剤、塗料、印刷インキ、トラッフィックペイント等の粘着付与剤、耐水性付与剤等に利用できるシクロオレフィン共重合物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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