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公開番号2025005885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106302
出願日2023-06-28
発明の名称モータユニット
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 11/25 20160101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 第2モータのステータに取り付けられているサーミスタから延びる信号線の一部を把持するための技術を提供する。
【解決手段】 モータユニットは、車輪を駆動する第1モータ及び第2モータと、前記第1モータを収容する第1収容範囲と、前記第1収容範囲に隣接し、前記第2モータを収容する第2収容範囲と、を有するケースと、前記第1収容範囲における前記ケースの外面に固定されており、前記第1モータから延びる電力線の一端が接続されている端子台と、前記第2モータのステータに取り付けられているサーミスタから延びるとともに、前記第1モータの前記電力線を横切るように配策されている信号線と、前記信号線の一端に接続されており、前記第1収容範囲における前記ケースの前記外面に固定されているコネクタと、前記第1モータの前記電力線又は前記端子台の一方に設けられ、前記信号線の一部を把持するクランプと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車輪を駆動する第1モータ及び第2モータと、
前記第1モータを収容する第1収容範囲と、前記第1収容範囲に隣接し、前記第2モータを収容する第2収容範囲と、を有するケースと、
前記第1収容範囲における前記ケースの外面に固定されており、前記第1モータから延びる電力線の一端が接続されている端子台と、
前記第2モータのステータに取り付けられているサーミスタから延びるとともに、前記第1モータの前記電力線を横切るように配策されている信号線と、
前記信号線の一端に接続されており、前記第1収容範囲における前記ケースの前記外面に固定されているコネクタと、
前記第1モータの前記電力線又は前記端子台の一方に設けられ、前記信号線の一部を把持するクランプと、
を備える、モータユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、モータを備えるモータユニットを開示する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータが記載されている。モータは、コイルの温度を検知するサーミスタを備え、サーミスタには、信号線を介してコネクタが接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-108938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のモータは、電動車のモータユニットに利用される。この場合、モータはケースに収容され、当該ケースが車体に固定される。サーミスタに接続されたコネクタは、ケースの外面に固定される。また、モータに電力を供給する電力線の端子台もケースの外面に固定される。
【0005】
例えば、ハイブリッド車のモータユニットは、第1モータ及び第2モータを有しており、それらを収容するケースは比較的に大きい。従って、設計の要求等によっては、ケース内でサーミスタとコネクタとの間を接続する信号線が、比較的に長尺となることがある。特に、第2モータのサーミスタに接続されたコネクタが、第1モータに近い側に配置された構造であると、当該コネクタは第2モータから離れて位置することになる。この場合、第2モータのサーミスタからコネクタまで延びる信号線は、比較的に長尺となる。長尺の信号線は振動しやすい。このため、信号線の一部を把持することで、信号線に発生する振動を抑制することが考えられる。しかし、信号線の一部を把持するクランプをケースに追加すると、ケースにクランプを配置するスペースを新たに追加する必要がある。
【0006】
本明細書では、第1モータ及び第2モータを有するモータユニットにおいて、第2モータのステータに取り付けられているサーミスタから延びる信号線の一部を把持するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示するモータユニットは、車輪を駆動する第1モータ及び第2モータと、前記第1モータを収容する第1収容範囲と、前記第1収容範囲に隣接し、前記第2モータを収容する第2収容範囲と、を有するケースと、前記第1収容範囲における前記ケースの外面に固定されており、前記第1モータから延びる電力線の一端が接続されている端子台と、前記第2モータのステータに取り付けられているサーミスタから延びるとともに、前記第1モータの前記電力線を横切るように配策されている信号線と、前記信号線の一端に接続されており、前記第1収容範囲における前記ケースの前記外面に固定されているコネクタと、前記第1モータの前記電力線又は前記端子台の一方に設けられ、前記信号線の一部を把持するクランプと、を備える。
【0008】
上記の構成では、信号線を把持するクランプが、第1モータの電力線又は端子台に設けられている。このような構成によると、信号線を把持するクランプをケースに設けることなく、信号線の振動を抑制することができる。
【0009】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
モータユニットの概念図である。
II-II線における断面図である。
III-III線における断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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