TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025004590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104368
出願日2023-06-26
発明の名称ネットワーク装置及び判定方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類H04B 7/0413 20170101AFI20250107BHJP(電気通信技術)
要約【課題】見通し状態の判定精度を向上させる。
【解決手段】第2通信装置から第1通信装置に送信される信号を、複数方向のビームそれぞれで受信させ、前記複数方向のビームごとに受信電力を測定させる測定制御部と、前記第1通信装置から前記第2通信装置への方向を含む中心方向ビームの受信電力の、前記複数方向のビームの受信電力の合計受信電力に対する比率を算出し、前記比率に応じて前記第1通信装置と前記第2通信装置間の見通し状態を判定する判定部と、を有する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
第2通信装置から第1通信装置に送信される信号を、複数方向のビームそれぞれで受信させ、前記複数方向のビームごとに受信電力を測定させる測定制御部と、
前記第1通信装置から前記第2通信装置への方向を含む中心方向ビームの受信電力の、前記複数方向のビームの受信電力の合計受信電力に対する比率を算出し、前記比率に応じて前記第1通信装置と前記第2通信装置間の見通し状態を判定する判定部と、を有する
ネットワーク装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記比率が第1閾値より大きいとき、前記見通し状態が見通し内環境であると判定する
請求項1記載のネットワーク装置。
【請求項3】
前記第1閾値は、前記第1通信装置において測定するビーム数が少ないほど、大きい値が設定される
請求項2記載のネットワーク装置。
【請求項4】
前記第1閾値は、それぞれのビームのビーム幅が広いほど、大きい値が設定される
請求項2記載のネットワーク装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記第1通信装置と前記第2通信装置間の装置間距離を算出し、前記比率及び前記装置間距離に応じて、前記見通し状態を判定する
請求項1記載のネットワーク装置。
【請求項6】
第2通信装置から第1通信装置に送信される信号を、複数方向のビームそれぞれで受信させ、前記複数方向のビームごとに受信電力を測定させ、
前記第1通信装置から前記第2通信装置への方向を含む中心方向ビームの受信電力の、前記複数方向のビームの受信電力の合計受信電力に対する比率を算出し、前記比率に応じて前記第1通信装置と前記第2通信装置間の見通し状態を判定する
判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク装置及び判定方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、送信データの大容量化に伴い、ミリ波を用いた通信が注目されている。ミリ波通信は、広帯域を用いた大容量通信が可能となるが、伝搬損失や遮蔽による損失が大きくなるという特性がある。そこで、通信品質を改善するために、UAV(unmanned aerial vehicle)などの移動機器に中継通信端末(RS:Relay station)を搭載し、適切な場所にRSを移動させる移動中継通信システムが検討されている。移動中継通信システムでは、RSがビームを形成し、端末装置と無線通信を行う。
【0003】
移動中継通信システムでは、RSの移動先を決定するために、例えば、移動先の伝搬路状態を判定(予測)する場合がある。判定される伝搬路状態としては、例えば、見通し状態がある。見通し状態とは、伝搬路における電波を遮蔽する遮蔽物の有無を示し、遮蔽物のない環境を見通し内環境(LOS:Line Of Sight)、遮蔽物が存在する環境を見通し外環境(NLOS:Non-LOS)と呼ぶ。RSの移動先としては、例えば、見通し内環境が好ましい。
【0004】
見通し状態を判定する方法については、例えば、以下の文献に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2009-545934号公報
特開2010-187359号公報
WO2020/202401号
特開2022-162583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、例えば、見通し状態を電波の受信電力と距離の関係から推定する方式では、シャドウイングなどの影響で受信電力のばらつきが大きくなると、見通し状態の判定精度が低下する。見通し状態の判定精度の低下により、NLOSかLOSかの判定を誤ると、適切なRSの移動先が決定できず、通信品質の向上が図れない場合がある。
【0007】
そこで、一開示は、見通し状態の判定精度を向上させるネットワーク装置及び判定方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第2通信装置から第1通信装置に送信される信号を、複数方向のビームそれぞれで受信させ、前記複数方向のビームごとに受信電力を測定させる測定制御部と、前記第1通信装置から前記第2通信装置への方向を含む中心方向ビームの受信電力の、前記複数方向のビームの受信電力の合計受信電力に対する比率を算出し、前記比率に応じて前記第1通信装置と前記第2通信装置間の見通し状態を判定する判定部と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
一開示は、見通し状態の予測精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。
図2は、中継通信装置200の構成例を示す図である。
図3は、LOS/NLOSにおける距離と受信電力の関係を示すグラフの例を示す図である。
図4は、LOS/NLOSにおける複数方向のビームの例を示す図である。
図5は、複数方向ビーム測定処理における測定対象のビームの例を示す図である。
図6は、見通し状態判定処理S100の処理フローチャートの例を示す図である。
図7は、送受信間距離と受信電力の関係を考慮した式1の例を示す図である。
図8は、パラメータを算出する式5の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

富士通株式会社
プロセッサ
6日前
富士通株式会社
金融システム
21日前
富士通株式会社
異常な挙動の検出
7日前
富士通株式会社
基地局装置及び通信方法
20日前
富士通株式会社
キュービット・マッピング
24日前
富士通株式会社
制御装置及び制御プログラム
24日前
富士通株式会社
キュービット・ルーティング
24日前
富士通株式会社
異常検知装置および異常検知方法
6日前
富士通株式会社
画像視角変化類型検出装置と方法
7日前
富士通株式会社
機械学習方法および情報処理装置
7日前
富士通株式会社
連携装置、連携方法、連携プログラム
20日前
富士通株式会社
ネットワーク装置及びモデル学習方法
6日前
富士通株式会社
情報処理装置及びデータ転送制御方法
21日前
富士通株式会社
疾患予測根拠表示方法及びプログラム
20日前
富士通株式会社
光伝送装置および送信光パワー制御方法
今日
富士通株式会社
病変検出方法および病変検出プログラム
24日前
富士通株式会社
歪み補正係数算出方法およびプログラム
14日前
富士通株式会社
モジュール搭載装置、及び、情報処理装置
20日前
富士通株式会社
データ連携方法及びデータ連携プログラム
14日前
富士通株式会社
コンパイルプログラム及びコンパイル方法
24日前
富士通株式会社
支援プログラム、支援方法及び情報処理装置
6日前
富士通株式会社
推定プログラム、推定方法、及び情報処理装置
6日前
富士通株式会社
制御プログラム、制御方法および制御システム
13日前
富士通株式会社
プログラム、データ処理装置及びデータ処理方法
14日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
20日前
富士通株式会社
通信制御装置、通信装置、端末、及び通信システム
20日前
富士通株式会社
移動目標検出のためのレーダ点群の処理方法及び装置
15日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
今日
富士通株式会社
割当制御プログラム、割当制御方法および情報処理装置
13日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
20日前
富士通株式会社
温度調整プログラム、データ処理装置及びデータ処理方法
24日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置
21日前
富士通株式会社
機械学習パイプライン部品判定プログラム、方法、及び装置
7日前
富士通株式会社
データ処理装置、データ処理プログラム及びデータ処理方法
6日前
富士通株式会社
光送信器、これを用いた光トランシーバ、及び波長制御方法
今日
富士通株式会社
光給電/通信装置、光給電監視システム、及び光給電監視方法
14日前
続きを見る