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公開番号2025003604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024186744,2021080514
出願日2024-10-23,2021-05-11
発明の名称同軸コネクタ
出願人ホシデン株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類H01R 24/38 20110101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】プラグとレセプタクルとの位置ずれがあっても電気的な接続を安定的に担保できる同軸コネクタを提供する。
【解決手段】互いに電気的に接続されるプラグ10BとレセプタクルAとを備えた同軸コネクタであって、プラグ10Bは、第一コンタクト1と、ホルダ2と、第一筒状シェル3と、シールド部材7と、を備え、レセプタクルAは、第二コンタクト5と、ケース9と、第二筒状シェル8と、を備え、第二コンタクト5は、底部51と、一対の立設部52と、延出体53と、を有しており、一対の立設部52は、第一コンタクト1の端部12を挟持可能な幅広形状で構成された接点部52b2を含んでおり、延出体53は、基板102に固定される先端部53aと、ケース9に保持される保持部53bと、弾性変形可能な弾性部53cと、を含んでおり、弾性部53cは、接点部52b2の延在方向に対して直交する方向に弾性変形可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに電気的に接続されるプラグとレセプタクルとを備えた同軸コネクタであって、
前記プラグは、棒状に形成された導電性の第一コンタクトと、前記第一コンタクトを内挿して支持する絶縁性のホルダと、前記ホルダの外側を覆う導電性の第一筒状シェルと、前記第一筒状シェルと接触して外部の電磁波を遮断する導電性のシールド部材と、を備え、
前記レセプタクルは、基板に電気的に接続されると共に前記第一コンタクトと同軸上で電気的に接続可能な導電性の第二コンタクトと、前記第二コンタクトを収容する絶縁性のケースと、前記ケースの外側を覆う導電性の第二筒状シェルと、を備え、
前記第二コンタクトは、前記基板に対向する底部と、当該底部から互いに近接するように板状に立設した一対の立設部と、一方の前記立設部よりも外側に向かって前記底部から逆U字状に延出した延出体と、を有しており、
一対の前記立設部は、前記第一コンタクトの端部を挟持可能な幅広形状で構成された接点部を含んでおり、
前記延出体は、前記基板に固定される先端部と、前記ケースに保持される保持部と、弾性変形可能な弾性部と、を含んでおり、
前記弾性部は、前記接点部の延在方向に対して直交する方向に弾性変形可能である同軸コネクタ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記弾性部の一部は、前記一方の前記立設部を切り欠いて形成された切り欠きに入り込んでいる請求項1に記載の同軸コネクタ。
【請求項3】
前記第二コンタクトの前記底部のうち前記基板に対向する底面は、前記延出体の前記先端部のうち前記基板に固定される固定面と同一平面上に位置している請求項1又は2に記載の同軸コネクタ。
【請求項4】
前記第二コンタクトの前記底部の前記底面には、半球状突起が形成されている請求項3に記載の同軸コネクタ。
【請求項5】
前記シールド部材は、外側に湾曲した弾性変形可能な第一湾曲部と、当該第一湾曲部から内側に湾曲し前記第二筒状シェルと電気的に接続可能な第二湾曲部とを有している請求項1から4の何れか一項に記載の同軸コネクタ。
【請求項6】
前記シールド部材は、前記第一筒状シェルに接触する円筒部を有しており、
前記第一湾曲部は、前記円筒部から切片状に複数延出している請求項5に記載の同軸コネクタ。
【請求項7】
前記第二湾曲部は、複数の前記第一湾曲部の夫々と連続した切片で構成されており、
複数の前記切片の最も内側にある部位を周方向に接続した仮想円の直径は、前記円筒部の外径よりも小さい請求項6に記載の同軸コネクタ。
【請求項8】
全ての前記第二湾曲部は、前記第二筒状シェルと常時電気的に接続されている請求項7に記載の同軸コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに電気的に接続されるプラグとレセプタクルとを備えた同軸コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、基板に電気的に接続されるレセプタクルと、このレセプタクルに同軸上で電気的に接続されるプラグとを備えた同軸コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の同軸コネクタにおけるプラグは、プラグ側中心コンタクトと、プラグ側中心コンタクトを内挿して支持するプラグ側絶縁体と、プラグ側絶縁体の外側を覆う導電性のプラグ側シェルとを備えている。また、この同軸コネクタにおけるレセプタクル(文献ではソケット)は、ソケット側中心コンタクトと、ソケット側中心コンタクトを収容する絶縁性のハウジング基部及びハウジング可動部と、ハウジング基部の外側を覆う導電性のソケット側シェルとを備えている。これらプラグとレセプタクルとが相対的に位置ずれした状態で接続されたとき、ハウジング可動部がソケット側中心コンタクトと共に移動し、ソケット側シェルがプラグ側シェルに片当たりした状態で接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-18948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の同軸コネクタは、プラグとレセプタクルとが相対的に位置ずれしている場合、ソケット側シェルがプラグ側シェルに片当たりしているため、コンタクトを伝播する高周波信号が漏れやすく信号品質が低下する。また、ハウジング可動部が移動したときにソケット側中心コンタクトが捩じれるおそれがあり、捩じれた場合にはプラグ側中心コンタクト及びソケット側中心コンタクトの接点荷重が低下して電気的な接続を担保し難い。
【0006】
そこで、プラグとレセプタクルとの位置ずれがあっても電気的な接続を安定的に担保できる同軸コネクタが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る同軸コネクタの特徴構成は、互いに電気的に接続されるプラグとレセプタクルとを備えた同軸コネクタであって、前記プラグは、棒状に形成された導電性の第一コンタクトと、前記第一コンタクトを内挿して支持する絶縁性のホルダと、前記ホルダの外側を覆う導電性の第一筒状シェルと、前記第一筒状シェルと接触して外部の電磁波を遮断する導電性のシールド部材と、を備え、前記レセプタクルは、基板に電気的に接続されると共に前記第一コンタクトと同軸上で電気的に接続可能な導電性の第二コンタクトと、前記第二コンタクトを収容する絶縁性のケースと、前記ケースの外側を覆う導電性の第二筒状シェルと、を備え、前記第二コンタクトは、前記基板に対向する底部と、当該底部から互いに近接するように板状に立設した一対の立設部と、一方の前記立設部よりも外側に向かって前記底部から逆U字状に延出した延出体と、を有しており、一対の前記立設部は、前記第一コンタクトの端部を挟持可能な幅広形状で構成された接点部を含んでおり、前記延出体は、前記基板に固定される先端部と、前記ケースに保持される保持部と、弾性変形
可能な弾性部と、を含んでおり、前記弾性部は、前記接点部の延在方向に対して直交する方向に弾性変形可能である点にある。
【0008】
本構成のように、第二コンタクトの一対の立設部に形成された接点部を、第一コンタクトの端部を挟持可能な幅広形状とすれば、プラグとレセプタクルとが接点部の延在方向に対して相対的に位置ずれした場合においても、第一コンタクトと第二コンタクトとの電気的な接続を担保できる。また、本構成における弾性部は、接点部の延在方向に対して直交する方向に弾性変形可能であるため、プラグとレセプタクルとが接点部の延在方向と直交する方向に相対的に位置ずれした場合においても、弾性部が弾性変形して第一コンタクトと第二コンタクトとの電気的な接続を担保できる。よって、プラグとレセプタクルとが様々な方向に位置ずれしたとしても、第一コンタクトと第二コンタクトとの電気的な接続を確実に担保できる。
【0009】
このように、接点部の延在方向に対しては幅広形状により位置ずれを吸収し、該延在方向と直交する方向に対しては弾性部により位置ずれを吸収するため、第二コンタクトが捩れ難く、接点荷重を安定的に確保できる。この接点荷重の確保は、第二コンタクトの形状により実現されるため、第一筒状シェルとシールド部材との接触性能を低下させることが無く、高周波信号が漏れ難い。よって、プラグとレセプタクルとの位置ずれがあっても電気的な接続が安定的に担保できる同軸コネクタを提供できた。
【0010】
他の特徴構成として、前記弾性部の一部は、前記一方の前記立設部を切り欠いて形成された切り欠きに入り込んでいる点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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