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公開番号2025003586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024186463,2020085089
出願日2024-10-23,2020-05-14
発明の名称ズームレンズ及び撮像装置
出願人株式会社タムロン
代理人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20241226BHJP(光学)
要約【課題】 小型かつ軽量なズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、複数の群からなる全体で正の屈折力を有する後群からなり、変倍時に第2レンズ群G2は可動であり、第2レンズ群G2は、正レンズと負レンズの接合レンズを有し、後群は、合焦時に可動の負の屈折力を有するGfレンズ群を有し、Gfレンズ群の像側に負の屈折力を有するGnレンズ群を有し、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、複数のレンズ群からなる全体で正の屈折力を有する後群とからなり、隣り合うレンズ群間の間隔を変化させることにより変倍を行うズームレンズであって、
変倍時に少なくとも前記第2レンズ群は光軸に沿って移動し、
前記第2レンズ群は、正レンズと負レンズの接合レンズを有し、
前記後群は、
合焦時に光軸に沿って移動する負の屈折力を有するGfレンズ群を有し、
前記Gfレンズ群より像側に負の屈折力を有するGnレンズ群を有し、
前記Gnレンズ群は、広角端から望遠端への変倍時に、前記後群に含まれる他の1つのレンズ群と同一軌跡で移動し、
以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
-5.5 < f1/f2 < -1.0 ・・・・・(1)
-18.0 < ffr/fw < -0.1 ・・・・・(2)
0.1 < |fw/m2| < 2000 ・・・・・(3)
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
ffr:望遠端における前記Gfレンズ群より像側に配置される全てのレンズの合成焦点距離
fw:当該ズームレンズの広角端における焦点距離
m2:広角端から望遠端への変倍時の前記第2レンズ群の光軸上の移動量
ここで、前記移動量は物体側から像側に向かう方向をプラスとする。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
以下の条件式を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
-10.0 < (1-βf×βf)×βfr×βfr < -1.0・・・・・(6)
但し、
βf:前記Gfレンズ群の望遠端における横倍率
βfr:望遠端におけるGfレンズ群の像側に配置される全てのレンズの合成横倍率
【請求項3】
前記第1レンズ群は少なくとも1枚の負レンズを有し、当該少なくとも1枚の負レンズのうち最も屈折率の高い負レンズが以下の条件式を満たす請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載のズームレンズ。
1.65 < Nd1n < 2.50・・・・・(8)
但し、
Nd1n:前記第1レンズ群が有する最も屈折率の高い負レンズの屈折率
【請求項4】
前記Gfレンズ群は少なくとも1つの接合レンズを含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記Gfレンズ群は、1枚の負レンズと、1枚の正レンズとから構成される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記Gfレンズ群は、物体側から順に正レンズ、負レンズを有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記後群内に開口絞りが配置される請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記Gnレンズ群は広角端から望遠端への変倍時に物体側に移動する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のズームレンズと、当該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と、を備えたことを特徴とする撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件発明は、ズームレンズ及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の固体撮像素子を用いた撮像装置において、近年固体撮像素子の高画素化が進んでいることにより、光学系についても以前に比べ更なる高性能化が求められている。また、カメラの小型化に伴い、光学系についても小型のズームレンズが求められている。
【0003】
しかしながら、製品全体として小型のズームレンズはあまり実現されていない。
【0004】
特許文献1には、いわゆるミラーレス一眼用の望遠ズームレンズ用光学系に関する発明が開示されている。当該ズームレンズでは、絞りより像側にフォーカス群を配置することにより、フォーカス機構の小型化を図っている。
【0005】
特許文献2には、いわゆるミラーレス一眼用の高倍率ズームレンズ用光学系に関する発明が開示されている。当該ズームレンズでは、第2レンズ群全体をフォーカス群として配置することにより、ズーム全域で良好な光学性能を確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-037105号公報
特開2018-197774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のズームレンズでは、フォーカス群の像側のレンズ群が大きく、製品全体としては小型化および軽量化が不十分である。また、特許文献2に記載のズームレンズでは、第2レンズ群のレンズ径が大きいため、フォーカス機構が大きくなり、径方向の小型化および軽量化が不十分である。
【0008】
そこで、本件発明の課題は、小型かつ軽量なズームレンズを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本件発明に係るズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、複数のレンズ群からなる全体で正の屈折力を有する後群とからなり、隣り合うレンズ群間の間隔を変化させることにより変倍を行うズームレンズであって、変倍時に少なくとも前記第2レンズ群は光軸に沿って移動し、前記第2レンズ群は、正レンズと負レンズの接合レンズを有し、前記後群は、合焦時に光軸に沿って移動する負の屈折力を有するGfレンズ群を有し、前記Gfレンズ群より像側に負の屈折力を有するGnレンズ群を有し、前記Gnレンズ群は、広角端から望遠端への変倍時に、前記後群に含まれる他の1つのレンズ群と同一軌跡で移動し、以下の条件式を満足することを特徴とする。
-5.5 < f1/f2 < -1.0 ・・・・・(1)
-18.0 < ffr/fw < -0.1 ・・・・・(2)
0.1 < |fw/m2| < 2000 ・・・・・(3)
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
ffr:望遠端における前記Gfレンズ群より像側に配置される全てのレンズの合成焦点距離
fw:当該ズームレンズの広角端における焦点距離
m2:広角端から望遠端への変倍時の前記第2レンズ群の光軸上の移動量
ここで、前記移動量は物体側から像側に向かう方向をプラスとする。
【0010】
また、上記課題を解決するために本件発明に係る撮像装置は、上記ズームレンズと、当該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換にする撮像素子とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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