TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025001017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2024176212,2021171793
出願日2024-10-08,2021-10-20
発明の名称溺れ判定システム
出願人日本ドローン機構株式会社,株式会社アジラ
代理人個人
主分類G08B 21/08 20060101AFI20241224BHJP(信号)
要約【課題】 ユーザによる映像監視の労力を著しく軽減しながら、溺れている人間又は溺れそうな人間を広範囲に亘って高い確実性で発見することが可能な溺れ判定システムを提供する。
【解決手段】 溺れ判定システム1は、人間が水中で溺れている際の、前記人間の水上への露出部分の上下方向における変化の複数のパターンを記憶した記憶部2と、ドローンDにより水面を撮影した一連の時系列画像Xに映った対象人間Aの前記水上への露出部分を検出する検出部3と、記憶部2を参照して、一連の時系列画像Xにおいて検出された露出部分の上下方向における変化に基づき、対象人間Aが溺れている又は溺れそうか否かを判定する判定部4と、判定部4により対象人間Aが溺れている又は溺れそうと判定された場合に報知信号を出力する報知部5と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
人間がのまれて溺れる危険性の高い波の速度又はサイズを記憶した記憶部と、
撮影装置により水面を撮影した一連の時系列画像に映った海岸線へ向かう波と、前記波と前記海岸線の間に位置する対象人間と、を検出する検出部と、
前記一連の時系列画像において検出された波が前記対象人間に到達した際の予測速度又は予測サイズを算出する算出部と、
前記記憶部を参照して、前記算出された予測速度又は予測サイズに基づき、前記対象人間が波にのまれて溺れる危険性が高いか否かを判定する判定部と、
前記判定部により危険性が高いと判定された場合に報知信号を出力する報知部と、
を備えたことを特徴とする溺れ判定システム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
人間がのまれて溺れる危険性の高い波の速度又はサイズが記憶されるコンピュータにインストールされるプログラムであって、
撮影装置により水面を撮影した一連の時系列画像に映った海岸線へ向かう波と、前記波と前記海岸線の間に位置する対象人間と、を検出するステップと、
前記一連の時系列画像において検出された波が前記対象人間に到達した際の予測速度又は予測サイズを算出するステップと、
前記コンピュータを参照して、前記算出された予測速度又は予測サイズに基づき、前記対象人間が波にのまれて溺れる危険性が高いか否かを判定するステップと、
前記判定部により危険性が高いと判定された場合に報知信号を出力するステップと、
を備えたことを特徴とする溺れ判定プログラム。
【請求項3】
人間がのまれて溺れる危険性の高い波の速度又はサイズが記憶されるコンピュータに実行される方法であって、
撮影装置により水面を撮影した一連の時系列画像に映った海岸線へ向かう波と、前記波と前記海岸線の間に位置する対象人間と、を検出するステップと、
前記一連の時系列画像において検出された波が前記対象人間に到達した際の予測速度又は予測サイズを算出するステップと、
前記コンピュータを参照して、前記算出された予測速度又は予測サイズに基づき、前記対象人間が波にのまれて溺れる危険性が高いか否かを判定するステップと、
前記判定部により危険性が高いと判定された場合に報知信号を出力するステップと、
を備えたことを特徴とする溺れ判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザによる映像監視の労力を著しく軽減しながら、溺れている人間又は溺れそうな人間を広範囲に亘って高い確実性で発見することが可能な溺れ判定システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、プールのコースロープに取り付け、コースロープに隣接する箇所を撮影するプール内撮影システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-061139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術は、コースロープがなく、また、広い範囲の監視を行わなければならない海のような場所では、その機能を十分に発揮することができない。
【0005】
そこで、本発明は、ユーザによる映像監視の労力を著しく軽減しながら、溺れている人間又は溺れそうな人間を広範囲に亘って高い確実性で発見することが可能な溺れ判定システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、人間が水中で溺れている際の、前記人間の水上への露出部分の上下方向における変化の複数のパターンを記憶した記憶部と、撮影装置により水面を撮影した一連の時系列画像に映った対象人間の前記水上への露出部分を検出する検出部と、前記記憶部を参照して、前記一連の時系列画像において検出された露出部分の上下方向における変化に基づき、前記対象人間が溺れている又は溺れそうか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記対象人間が溺れている又は溺れそうと判定された場合に報知信号を出力する報知部と、を備えたことを特徴とする溺れ判定システムを提供している。
【0007】
このような構成によれば、溺れに特化した特徴に基づき、溺れている人間又は溺れそうな人間を高い確実性で発見することが可能となる。また、対象人間が溺れている又は溺れそうか否かが自動的に判定されるので、ユーザによる映像監視の労力が著しく軽減される。また、高い検出精度を有する検出部を用いることで、人間の目では発見することができないような遠方で発生した溺れも発見することが可能となる。更に、複数の撮影装置においてそれぞれ異なる複数の水面を撮影したり、撮影装置としてドローンを用いることで、通常の監視では発見することができないような場所で発生した溺れも発見することが可能となる。
【0008】
また、本発明の別の観点によれば、人間が水中で溺れている際の、前記人間の水上への露出部分の上下方向における変化の複数のパターンが記憶されるコンピュータにインストールされるプログラムであって、撮影装置により水面を撮影した一連の時系列画像に映った対象人間の前記水上への露出部分を検出するステップと、前記コンピュータを参照して、前記一連の時系列画像において検出された露出部分の上下方向における変化に基づき、前記対象人間が溺れている又は溺れそうか否かを判定するステップと、前記対象人間が溺れている又は溺れそうと判定された場合に報知信号を出力するステップと、を備えたことを特徴とする溺れ判定プログラムを提供している。
【0009】
また、本発明の別の観点によれば、人間がのまれて溺れる危険性の高い波の速度又はサイズを記憶した記憶部と、撮影装置により水面を撮影した一連の時系列画像に映った海岸線へ向かう波と、前記波と前記海岸線の間に位置する対象人間と、を検出する検出部と、前記一連の時系列画像において検出された波が前記対象人間に到達した際の予測速度又は予測サイズを算出する算出部と、前記記憶部を参照して、前記算出された予測速度又は予測サイズに基づき、前記対象人間が波にのまれて溺れる危険性が高いか否かを判定する判定部と、前記判定部により危険性が高いと判定された場合に報知信号を出力する報知部と、を備えたことを特徴とする溺れ判定システムを提供している。
【0010】
このような構成によれば、人間の目では判別が難しい「検出された波が対象人間に到達した際の予測速度及び予測サイズ」がされるので、波にのまれて溺れる危険性が高い人間を高い確実性で発見することが可能となる。また、対象人間が波にのまれて溺れる危険性が高いか否かが自動的に判定されるので、ユーザによる映像監視の労力が著しく軽減される。また、高い検出精度を有する検出部を用いることで、人間の目では発見することができないような遠方で発生した溺れも発見することが可能となる。更に、複数の撮影装置においてそれぞれ異なる複数の水面を撮影したり、撮影装置としてドローンを用いることで、通常の監視では発見することができないような場所で発生した溺れも発見することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許